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第18回だらっ憲法とカフェ 7月30日(第5土曜日)in 「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」

★220730第18回だらっと憲法カフェチラシ

第18回 だらっと憲法カフェ  in「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」
    『難民問題を わがわがこととして考えられますか?』

【内容】 3つの映像を提供します。それをみて話し合いましょう。

6月20日は、世界難民の日でした。国連事務総長は、第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最大規模の避難民が最短期間で発生したと発表。避難を余儀なくされた人の数は、現在1億人に達しています。(日本の人口は1億2000万人)

日本人も原発が爆発するとか、米中戦争が勃発するとかになれば、国内避難ではすまないこともありうる。

時代は今、世界全体が不安定な時代へと突入しています。

気候変動のために。紛争や戦争のために。

1970年代の小松左京の『日本沈没』が図書館で貸し出し増えている。とてもリアルな時代になったのだ。火山・地震・津波、洪水、旱魃。さらにミサイル防衛が引き起こす反撃に遭えば、原発が爆発するとか。私たちも国内避難ではすまないこともありうる。

脱出する側、受け入れる側。自分自身がどちらの側になるのか決まってはいない人類はこれをどう乗り切るのか。人の心に潜む差別する心が問題をさらに複雑にしている。問題提起の映像をいくつか見ながら話し合っていきたい。難民に関する人々の無関心が、危険です。

【日時】2022年7月30日 (第5土曜日) 10:00−12:30

【場所】「八事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」 070−1619−6435 地下鉄八事駅2番出口から徒歩10分

【会費】 500円(お茶持参)

【定員】 10名まで(要申し込み)

【主催】 だらっと憲法カフェ

【申込】 土井ゆきこまで  huzu@huzu.jp  090-8566-2638

 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか?

一つの意見として以下転送

https://imidas.jp/jijikaitai/c-40-150-22-06-g615
「日本もウクライナのように侵略される」というのは本当か 山崎雅弘(戦史・紛争史研究家)

2022/06/30

「防衛力はもっと強化すべき」という世論の危うさ

朝日新聞が20223月中旬から4月下旬に、全国の有権者3000人を対象に郵送で行った世論調査によれば、「ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本と日本周辺にある国との間で戦争が起こるかもしれない、という不安を、以前より感じるようになったか」との問いに、80%が「感じるようになった」と回答したそうです(2022619日の朝日新聞DIGITAL版記事より)。


 この問いに対する「とくに変わらない」との回答は、19でした。
 また、これに続く「日本の防衛力はもっと強化すべきだ」との問いには、64%が「賛成」または「どちらかと言えば賛成」との回答で、朝日新聞(記事には署名なし)はこの二つの結果について「有権者はウクライナの侵攻を受けて、防衛力の強化に理解を示しているようです」と書いています。


 けれども、私はこの世論調査の結果と、それに対する朝日新聞の認識の甘さ(ぬるさ)に、危ういものを感じます。


 かつてこの国では、実質的な国の指導部である軍部とそれに同調する政治家が「自国を取り巻く安全保障上の危機」を理由に、桁外れの軍備増強を行い、それが結果的に日本を「戦争の道」へと向かわせたことがありました。


 昭和12年度(1937年)の予算案では、総額303900円の半分近い141000万円(前年比31%増)が、軍事費に充てられることになっていました。この総額は、後に28億円に削減されましたが、削減の対象は民生分野ばかりで、陸海軍費は実質的に削減なしでした。


 こうした軍事費の大幅増額を正当化する上で、国民向けに広く流布されたのが、「非常時」や「準戦時」などの危機感を煽る言葉でした。


 当時の日本国民の多くは、軍部が要求する膨大な「陸海軍の予算」が本当に国を守ることに繋がるのか、軍部が国民に説明する「危機」や「非常時」が本当に現実を正しく反映した言葉なのかを、自分の頭で検証できる知識を持ちませんでした。

その結果、ただ軍部や政府の言うことを素直に信じ、「日本という国を守るためなら、自分たちの生活よりも軍備が優先されても仕方ない」と思い込み、我慢する道を選んでしまったのです。


 では、1937年から85年後に当たる、2022年の日本はどうでしょうか。一人一人の国民が、政府や「元自衛隊幹部」らの言うことが本当かどうかを自分の頭で判断できる、安全保障問題に関する「適切な知識」を持ち合わせているでしょうか?

軍事的にきわめて難しい「日本上陸作戦」

2022224日に、ロシア軍がウクライナへの侵略戦争を開始すると、日本国内では「ある種の人々」が水を得た魚のような勢いで、防衛費つまり軍事費の増額と、装備兵器の増強を盛んにアピールするようになりました。


 彼らは、ウクライナで起きているような「侵略」が、今すぐにでも日本に対してなされうるかのような「イメージ」を盛んに流布し、国民の不安を煽り、その不安を解消するには「防衛力の増強」しかないのだ、と信じ込ませようとしているようです。


 けれども、近現代の戦争史や紛争史を長く研究してきた者として、今の日本社会でなされている短絡的な「危機意識の扇動」には強い違和感を覚えます。彼らの語る論を仔細に観察すると、ウクライナと日本が置かれている歴史的・政治的・地理的・軍事的状況の大きな違いをきちんと説明せず、「日本がウクライナのようになってもいいのか」という脅しに重点を置いていることに気づくからです。


 たとえば、ロシアのプーチン大統領がウクライナへの実質的侵略を正当化する大義名分として挙げるのは、ウクライナ国内のロシア系住民の保護(ネオナチによる迫害を除去する「非ナチ化」)や、ロシアとウクライナの歴史的一体性(帝政ロシア時代やソ連時代に同じ大国を構成していた)などですが、中国や北朝鮮と日本の間には、そのような「侵略を正当化できる大義名分」は存在しません。


 また、ロシアとウクライナは地続きで、比較的簡単に国境を越えて軍事侵攻を行えますが、中国や北朝鮮と日本の間には広い海が存在しており、侵略の難易度は飛躍的に高まります。


 この「地続きではない」という事実は、国防を考える上できわめて重要で、大規模な兵力を無事に渡海させ、相手国に上陸して敵軍と戦う「着上陸侵攻作戦」の難しさは、元寇の失敗からも明らかです。あのヒトラーですら、フランスから目と鼻の先にあるイギリス本土への上陸侵攻をあきらめる判断を下しました。


 中国軍は、国共内戦末期に大陸の付近で行った小規模な上陸作戦(1949年の金門島上陸など)を除けば、広い海峡や海を越えて大規模な兵力を他国に上陸させた経験がなく上陸させた大部隊の補給を長期にわたって維持できる海上輸送力の保有も確認されていません。


 今回のウクライナでの戦いでは、北部からキーウ(キエフ)に侵攻したロシア軍地上部隊は、兵站(食糧や弾薬、燃料など、作戦継続に不可欠な補給物資)輸送路を脅かされて進撃を停止し、結局キーウに到達できずに撤退を余儀なくされました。もし中国軍が台湾や日本に上陸侵攻すれば、兵站維持の難易度は、この数倍から数十倍になるはずです。


 日本には、訳知り顔で「安全保障問題」を語る人が大勢いますが、その中には「戦争」と「戦闘」の違いを理解できていない人も少なくないように思います。


「戦闘」とは、戦闘機やミサイル、軍艦、戦車などによる、局所の「戦い」であり、前線兵力の数や兵器の性能などの優劣が勝敗を分けます。これに対し、「戦争」は開始する上での大義名分(政治的正当性)や兵站計画とその実行準備、長期化した場合の経済的負担や政治指導者に対する国内世論の変動など、さまざまな要素が関わる「戦略的問題」です。


 こうした観点から見ると、ロシア軍がウクライナへの侵略を開始した20222月以降の東アジア情勢で、北朝鮮や中国の日本に対する「軍事的脅威」が、それ以前より「大きく」高まったと考える材料は特に見当たりません。

中国や北朝鮮の目的は「日本侵攻」ではない

そうは言っても、実際に北朝鮮は各種のミサイル発射実験を日本近海で頻繁に行っているし、核兵器の開発も続けている。中国は南シナ海への「海洋進出」を行って勢力圏を拡大し、3隻目の空母を含め陸海空の最新兵器を導入して軍備の増強を進めている。これらの動きを見れば、日本に対する「脅威」が高まったという認識は、間違いとは言えないのではないか?


こんなふうに思われる方も少なくないと想像します。メディアの報道、特にNHKニュースの報道をそのまま素直に受け止めれば、北朝鮮や中国の「軍備増強」に、日本が圧迫されているかのような「イメージ」が視界に出現します。


 しかし、ここで一度立ち止まって「北朝鮮や中国は、何のために軍備増強を行っているのか」を考えてみてはどうでしょうか。
 たとえば、北朝鮮が国民生活を犠牲にして進める、ミサイルや核兵器の開発目的は何なのか。


 日本に侵略して領土を拡張するためではありません。侵略の大義名分も、部隊を日本に上陸侵攻させる能力も、北朝鮮は持っていません。


 その対象は事実上、かつて朝鮮戦争(1950年に勃発、1953年に停戦)で自国を存続の危機に追い込んだアメリカただ一国であり、アメリカが自国の国家体制(指導者である金一族を中心とする国家体制と秩序)を軍事力で打倒することを阻止する目的で、米本土を攻撃できる大陸間弾道弾(ICBMを含むミサイルや核兵器の保有を進めているのです。


 つまり、日本列島の在日米軍基地を別にすれば、北朝鮮の指導部にとって、日本は「眼中にない」のです。米軍と切り離した形で日本を攻撃する理由は見当たりません。


 中国の場合も同様で、軍備増強の第一目的は「日本を攻撃するため」ではなく、「アメリカと戦争になった場合に有利な状況を創り出すため」です。中国は、インドとの国境紛争や無人島の奪取を別にすれば、領土拡張目的の対外侵略を、一定数以上の人が住む領域に対して行ったことがありません。


 国共内戦末期に軍事力で支配下に置いた、チベットとウイグル(新疆)については、同化政策を「文化的な侵略」と見なしたり、それに従わない住民の迫害や虐殺を「人道的な侵略」と見なすことが可能ですが、国際関係の文脈では、チベットもウイグルも当時は独立国としての地位(他国の外交的承認)を持っていなかったので、国連を含む国際機関は今でも、両地域の問題を「中国軍による他国への侵略」でなく「中国国内の人権侵害や虐殺」という形式で批判しています。


 かつて清国の領域内だったチベットやウイグルと違い、日本は過去に一度も、清国を含む中国の領域に併合された歴史がありません。従って、中国軍が日本人の住む日本列島に軍事侵攻を行う大義名分がありません。


 近い将来に、日本が中国と戦争する可能性は存在します。一つは、無人島である尖閣諸島をめぐる領土紛争。そしてもう一つは、何らかの理由で勃発した米中戦争に日本が巻き込まれるという展開。しかし、ウクライナでのロシア軍の苦戦と戦争の長期化は、習近平政権に、紛争や戦争を自国が起こした場合の「戦略的なマイナス面」を再認識させているであろうと考えられます。

軍事費の増大に抵抗できなかった1937年の帝国議会

193737日付の大阪朝日新聞朝刊2面のコラム「天声人語」は、冒頭で述べた予算審議における当時の衆議院の対応について、次のように批判しました。

「二十八億円の厖大予算は、ついに申し訳の付帯決議で、衆議院を通過することになってしまった。最初は三十億円だったのが二十八億円に減ったのは、いうまでもなく結城『興銀蔵相』が地方交付金の削除によって地方農村を見殺しにした結果にほかならない。


 軍事予算に至っては少額の『見合わせ』以外一銭一厘の削除も加えずそのまま鵜呑みにしてしまったのだ。


 ここで事柄を是非ハッキリさせておかねばならぬのは、衆議院が心からこの尨大軍事予算を至当と認めて鵜呑みにしたわけではなく、反対する勇気を欠くために渋々ながら協賛したという一事についてである。これは少しも憶測ではない。(中略)
 議会とはそもそも何をする機関か、心にもない屈服と、腑甲斐ない悲鳴に終始する場所といわれても返す言葉はあるまい」

また、同年630日付の大阪朝日新聞朝刊1面の見出しは、「画期の予算編成方針決まる」「『金』と『物』の両建て」というもので、前日の閣議で承認決定された昭和13年度(1938年)の予算編成方針について、次のように報じました。

「国防充実の必至と物価騰貴の真っ只中に、未曾有の尨大化を予想される明年度予算」「全体として物資力の供給増大には自ずから限度があり、半面国防費を中心とする歳出の膨張は相当程度に上る情勢におかれている点から見て結局国防そのほか政府関係の緊急なる物資の需要に応ずるためには民間の消費はある程度の抑制を余儀なくされる」

日本が中国との全面戦争へと突入したのは、この記事が世に出てから、わずか1週間後のことでした(77の盧溝橋事件)。それ以降、大日本帝国は1945年の破滅的な敗北まで、大きな方針転換を行えないまま、内外で多くの死傷者を出す戦争に邁進しました。
 つまり、桁外れの軍事費増大は、国に平和をもたらさず、その逆となったのです。
 グロテスクなほど軍事費に偏重した予算の成立から85年が経過し2022年の日本人は、そして朝日新聞は、当時の経験から何かを学び取ったと言えるでしょうか?


 当時の大日本帝国では、一人一人の国民は「主権者」ではなく、国防の議論において「守られる対象」でもありませんでした。国防の議論で「守られる対象」は、国の支配層(天皇を中心とする国家体制と秩序=国体)でした。軍人もそれ以外の国民も、支配層を守るために自分の命や暮らしを捧げることを自らの義務と考えるよう教育勅語などを通じて仕向けられ、生活上の不便や苦労が増え続けても従い続けました。
 われわれは、またあの時と同じ場所へ連れて行かれようとしているのではありませんか?


 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか、今はそれを冷静に考えるべき時だと思います。

「路上のX」桐野夏生著

今日「路上のX」読み終えたので、下記のNFSJの企画にはまにあいませんでしたが、この企画と、週間金曜日にも桐野夏生さんの特集があったばかりなので、早速稲武の図書館にお願いして「日没」と一緒に2冊とりよせたのは数日前。つらい話なのですが一気に読みました。

「JKビジネス」とは単にお金欲しさの女の子たちのことだと単純に思っていました。戦争中の慰安婦問題、セックスツアーにも起因する男性の考える女性像。脈々と流れているようです。フラワーデモ(2019年4月に始まった、花を身につけて性暴力に抗議する社会運動)も各地で開催されています。

★7月10日は選挙!  女性議員半分に!!

【NFSJ News vol. 135】7/2オンライン読書会『路上のX』~小説の中のリアルな“現代の人身売買”~開催のお知らせ

人身売買とも無縁ではない「JKビジネス」を背景としたこの作品を、この機会に一緒に読んでみませんか?(読んだ方も読んでいない方も参加できます。)以下、ご案内の詳細です。

SDGsよこはまCITY夏(2022) 参加企画
ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)主催ワークショッ
オンライン読書会『路上のX』
~小説の中のリアルな“現代の人身売買”~

《現代の日本にも人身売買がある!》
私たちは、日本社会に今も人身売買があるという知識はあっても、その実態を“肌感覚”で知る機会はあまりありません。

「路上のX」はこの小説によって、路上に出るしかない少女たちが搾取される人身売買の構造を、リアルに描き出しました。この物語には、読む人をおののかせる“肌感覚”があり、そのリアルさに触れることで、私たちはより深く考えさせられます
何が少女たちを追い詰め、何が大人たちを歪ませるのか……? 読んだ人も、これから読む人も、感じたことをシェアしあい、現実の突破口を探っていく機会になれば、と願っています。

ノット・フォー・セール・ジャパン
Not For Sale Japan
(メールアドレスEmail)  japan@notforsalecampaign.org
(ウェブサイトWebsite)  http://notforsalejapan.org/

〒180-0022
東京都武蔵野市境1-3-4-105 武蔵野境郵便局留め
c/o Musashino-Sakai Postal Office
1-3-4-105, Sakai, Musashino
Tokyo, 180-0022, Japan

以下は、NHKクローズアップ現代でも特集され、その紹介から

『路上のX』は女子高生の性を買う、いわゆる“JK ビジネス”に引きずり込まれる少女たちの物語です。

世間からは「非行少女」とされ、見向きもされない彼女たち。それぞれが、どんな苦しみや葛藤を抱えながら生きているのか、克明に描かれています。

桐野さんは、実際に少女たちがどういう状況に置かれているのか、仁藤さんのもとを訪れ、支援活動の実態を取材。そのときに、印象に残っている言葉があると言います。

 

一般社団法人Colabo 代表 仁藤夢乃さん:

「性搾取の実態や、売春者や売買をあっせんする業者の手口の巧妙さに『すごいものがある』と思われたようです。桐野さんがおっしゃっていたことで印象的だったのは、『現実は小説より残酷ね』って言葉です。私たちが直面している現実の深刻さや、その“痛み”を感じてくださったのかなと思います」

国連事務総長、世界難民の日に声明発表&難民の自宅を訪問(6/20)

サステイナブル・カカオ・ニュース 7月第1号より

◆国連事務総長、世界難民の日に声明発表&難民の自宅を訪問(6/20)

毎年6月20日は、世界難民の日です。国連総事務長のアントニオ・グテーレスはこの日にちなみ、声明を発表しました。現在進行中であるロシアによるウクライナ侵攻を引き合いに出し、第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最大規模の避難民が最短期間で発生したと発表。避難を余儀なくされた人の数は、現在1億人に達しています。同氏は難民危機を “我々の時代の恐ろしい告発 “と呼びました。

また、グテーレス事務総長は、ニューヨーク・ブルックリンに住むイラク人難民、Suzan Al Shammari氏の家を訪問。Shammari氏は現在NGOでケースワーカーとして働いており、グテーレス氏にほかの難民を支援していきたいと話しました。

詳細は下記のリンクをご覧ください。

  • REPUBLICWORLD.COM(インドのウェブメディア)

https://www.republicworld.com/world-news/rest-of-the-world-news/un-chief-visits-iraq-afghan-refugees-on-world-refugee-day-everyone-has-right-to-safety-articleshow.html

6月26日「食の安全を守る人々」上映会&講演会 稲武にて開催

稲武地区イベント報告// おいでん山村センターのFBより

2022年6月26日(日)稲武交流館にて”子どもたちの未来を大切に思う大人たちへ”と題し、映画『食の安全を守る人々』上映会と、新城市の福津農園代表の松澤政満氏の講演会が開催されました。

 

映画では国内外の食に関する活動をしている人たちのレポートを通じ、普段当たり前のように口にする食べ物の背景を知ることができました。また、お隣の国韓国ではオーガニック給食を取り入れていることや、国内でも千葉県いすみ市などの実践例などを見ることができました。

 

松澤さんはご講演で、「虫・微生物・草などと、共存・共生・循環をし、持続可能な農業を実践している。食の安全は原則だ。」と話され、「農園の中でも自然の調節力を実感する。コロナウィルスは地球の調節力のひとつかもしれない。コロナ禍を機に、自然との共生など暮らし方を考えるべき時なのでは」との投げかけました。

 

コロナ禍で家庭菜園など農的なくらしをされる人が増えている中で、松澤さんの「百姓は自分の農園の唯一のデザイナー。農を楽しんでデザインしていって欲しい」という言葉が、土と向き合う気持ちを新たにした人も多かったのではないでしょうか。

 

最後に、三重県の私立愛農学園農業高等学校より参加された先生と生徒が、農を中心に据えた学校生活についてお話くださいました。「居場所を探して入学してくる生徒もいるが、全寮制で動物の命をいただき、栽培した農作物を食べること、分かち合うことを学び、農業人になりたいと志して卒業していく」「卒業生と在校生との繋がりが、持続可能な農業を広げていっている」「有機栽培を教える人材育成が重要」という言葉に、子育て世代の参加者は関心を寄せている様子でした。

 

主宰は「風の庭くらぶ」。この日は大人68名、お子さんも20名あまりの参加があり、会場には大人用のスクリーンとお子さん連れの方向けのスクリーンが用意され、フラットな会場で大人数でも字幕までよく見えるようにと、座布団席、低い座席、椅子席、椅子+座布団席など至る所にボランティアスタッフによる設営の工夫がなされた会場で、幅広い年齢層の観客が集いました。おいでん・さんそんセンターも広報や機材貸出などでお手伝いさせていただきました。

 

食の今を学び、実践者に学び、これから希望を育てて行く学校の話に学ぶ。身近な食から自分達や地域の暮らしを考える充実した会に、参加者アンケートでも「またこういった会を開催してほしい」という声が多く聞かれました。

 

課題を感じた人たちが、少しずつ力を持ち寄って、沢山の人と課題を共有できる場づくりをする。稲武地区の自治力を感じる時間でした。

 

 

2022年6月19日(日)迄 タイ北部 少数民族ヤオ族 世界で1枚だけの刺しゅう布展 in 南知多

タイ刺繡布の展示会ちらし

手仕事の素晴らしさは、写真ではとても伝えられない。

構図、色の組み合わせ、どこがひと模様なのかわからないくらいに入り組んでいる。現地に行って知ったことだけれど、なんと裏から刺繍するということ!

是非、手にとってこの素晴らしい宇宙のような手仕事をする女性たち=タイの少数山岳民族・ヤオ族の手仕事を見てください。岩屋寺散策も旅行に来た気分。14日は雨でした。それがまたよかった。

日時  6月14日(火)~19日(日) 9:00~15:00
場所  尾張高野山 岩屋寺 讃仏殿
      知多郡南知多町山海間草109番地
主催  フェアトレード風の樹 下村さん(080-6971-0457)

下村知子さん

 

 

 

場所  尾張高野山 岩屋寺 讃仏殿
      知多郡南知多町山海間草109番地
    

6月は環境月間

【6月は環境月間】~フェアトレード・ジャパン 定期レポート~より

 6月5日は世界環境デーで、それに合わせて6月は環境月間です。フェアトレードは環境問題の解決にも大きく携わっています。

例えば、3つある国際フェアトレード認証の基準のうちのひとつに「環境」の基準があります(その他「経済」、「人権」があります)。プレミアムが気候変動対策に使われたり、認証生産者のうち半数以上は環境のためにオーガニック認証も取得するなど、フェアトレードは気候変動対策へも取り組んでいます。

映画3本紹介「FLEE」「アトランティス」」「リフレクション」

「FLEE」https://transformer.co.jp/m/flee/   伏見ミリオン座 6月17日(金)より上映      紹介してます→http://huzu.jp/goods/6786/

英題である“FLEE”とは危険や災害、追跡者などから(安全な場所へ)逃げるという意味である。 主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作

「アトランティス」https://eiga.com/movie/91879/ 名演小劇場 6月25日(土)より上映

ウクライナ映画界の俊英バレンチヌ・バシャノビチが、近未来のウクライナを舞台に、PTSDに悩む元兵士とボランティア団体の女性の交流を描いたディストピア映画。2025年、終戦直後の荒廃したウクライナ。元兵士のセルヒーは戦争で深いトラウマを抱え、空虚な毎日を送っていた。そんなある日、戦死者の遺体を掘り起こして身元確認するボランティア活動に参加した彼は、そこで知り合った女性カーチャとの交流を通し、自らの過去と向き合うようになっていく。2019年・第76回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞、2019年・第32回東京国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞受賞。

2019年製作/108分/ウクライナ
原題:Atlantis

「リフレクション」https://eiga.com/movie/91879/ 名演小劇場 7月1日(金)より上映

現在も続くウクライナ侵略戦争を真正面から描いた、ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督、2作品『アトランティス』『リフレクション』同時・緊急劇場公開決定!敵の捕虜となった外科医の運命を、純真な少女の視点を交え、驚くべきショットの連続で凝視した『リフレクション』の深遠さ

ロシアのクリミア半島侵攻、ドンバス紛争が始まった2014年が背景の『リフレクション』は、思いがけない壮絶な運命をたどる外科医セルヒーが主人公だ。兵士たちの命を救いたい一心で従軍医師となった彼は、東部戦線で人民共和国軍の捕虜となり、拷問などの悪夢のような非人道的行為を経験。やがて捕虜交換によって首都キーウに帰還したセルヒーが、失われた日常を取り戻そうと苦闘する姿を、12歳の娘ポリーナ(演じるのは監督自身の娘ニカ・ミスリツカ)との触れ合いを軸に見すえていく。

本作は対照的な2部構成になっている。主人公にトラウマをもたらす人民共和国軍の捕虜収容所での惨劇を描く前半は、おぞましい拷問や移動火葬車による遺体の焼却シーンを、感情を一切差し挟まない 固定カメラで映像化。非戦闘地域のキーウに舞台が移る後半は一転、父娘が織りなす交流劇が象徴的な表現や隠喩を織り交ぜて展開していく。

映画「FLEE」6月17日(金)伏見ミリオン座 アフガニスタンで生まれたアミン、、、、

第94回アカデミー賞の国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞にノミネートされた「FLEE フリー」の本編映像の一部がYouTubeで解禁された。

https://natalie.mu/eiga/news/480360

本作は幼い頃にアフガニスタンからデンマークへ難民として渡った実在の青年アミンを主人公にしたドキュメンタリーアニメ。アミンは誰にも明かしたことのなかった自身の過去を、長年の親友である映画監督に語り始める。アミンや周囲の人々の安全を守るため、名前と場所を一部変更し、アニメーションとして制作された。

「FLEE フリー」

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アフガニスタンでの内戦拡大をきっかけに、家族と一緒に祖国を脱出したアミン。映像にはロシアに観光ビザで入国した彼らが、密入国業者の手はずでスウェーデンに向かう船を目指し、雪深い夜の森を歩くシーンが収録された。歩けなくなった高齢の女性を布に乗せながら運ぶも、動けなくなってしまった数人の男性たち。そこへ歩み寄った業者の「撃ち殺してしまおう」という冷酷な言葉を聞いたアミンが呆然と立ち尽くす姿が確認できる。

「FLEE フリー」

「FLEE フリー」[拡大]

約4年という長い時間をかけ、十数回にわたってアミンへのインタビューを行った監督のヨナス・ポヘール・ラスムセン。その過程を「トラウマ的な状況に深く入り込むほど、彼の過去の記憶はより詳しく簡潔によみがえっていきました」「毎回最初に3日間のセッションから始め、アミンはしばしば生々しく、胸が張り裂けるような詳細とともに彼の人生の物語を語ってくれたのです」と振り返っている。