奥間さんが多岐にわたり報告されるので驚きました。日本は批准していないジェノ
2025 年 6 月学習会ツアー 二つの国策 ハンセン病問題と基地問題
ー国策への怒りが私の闘いの原点ー 報告者:奥間 政則
① 私が生まれたいきさつ(子どもが産めるようになった「奄美和光園」)
② とーちゃんの家庭内暴力
③ 意味もなく打たれていた注射(未感染児童が監視の対象にされた)
④ ハンセン病証言集によって国策と闘う覚悟を決めた話
⑤ ハンセン病問題啓発の「講師派遣事業」の対象者として認められなかった話
⑥ 二つの国策をテーマにしたドキュメンタリーDVD の話(野入の第46回スローシネマカフェで2024年10月7日上映)
2.基地問題=戦争の準備 (基地問題は沖縄だけの問題ではない)
① ドローンで捉えた軍事化が進む琉球弧(南西諸島)の現状
② 戦争を想定した住民の避難計画が始まっている
③ 辺野古大浦湾の環境破壊工事が強行されている現状
④ 辺野古の地盤改良工事に伴う海砂採取が沖縄全体の自然破壊につながる
⑤ PFAS 問題(米軍・自衛隊基地によって全国に広がる水質・土壌汚染問題)
⑥ 土地規制法問題(全国 583 箇所が指定され、さらに追加される市民弾圧法)
⑦ 日本への攻撃を想定した自衛隊基地の強靭化(全国 283 箇所)
【奥間政則さんプロフィール】
1965 年⽣まれ(出⽣地:奄美⼤島)沖縄県国頭郡⼤宜味村在住。⾼校、専⾨学校と⼟⽊を学び、 ⼀級⼟⽊施⼯管理技師。20歳から⼟建屋として経験を積み、基地の仕事も図⾯作成の仕事などを請 け負っていたが、ある出来事がきっかけで彼の⼈⽣は⼤きく変わり、無関⼼な⼈間でも何かのきっか けがあれば変われるのだと述べる。
⼈⽣を変えた出来事とは、ハンセン病差別と基地押し付けの⼆つの国策による沖縄差別について知っ たこと。この⼆つの差別に翻弄された⽗⺟の苦しみと彼⾃⾝の⼈⽣、さらに彼の沖縄を⾒つめる視点 が、⼤きく動いた。
現在は、この⼆つの差別をテーマに、沖縄でも、さらに全国へ、講演活動を展開 している。沖縄では今、⾃衛隊による南⻄諸島の軍事基地化、ミサイルの配備、が猛烈な勢いで進⾏ している。辺野古の新基地建設には、湯⽔の如く莫⼤な税⾦が注ぎ込まれ、いつ完成するかめどのな い軟弱地盤に、7万本!の杭打ちが、⽇々進⾏している。(奥間さんの写真は、⼩出由美さん提供)
『平和の最大の敵は無関心である。戦争の最大の友も無関心である。』
阿波根昌鴻:かつて、伊江島から沖縄全体に広がっていった「島ぐるみ闘争」のリーダーだった⼈の⾔葉。沖縄のガンジーとも呼ばれた。