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6月12日は、児童労働反対世界デー

https://www.youtube.com/watch?v=UsqKz1hd_CY

映画『The Price of Free』は、ノーベル平和賞受賞者、カイラシュ・サティヤルティ氏がどのように子どもたちを児童労働から救出し、グローバルなムーブメントを起こしたかを追ったドキュメンタリー映画

無料で日本語字幕付き

以下【サステイナブル・カカオ・ニュース 2023年6月第1号】より

ILO主催Webinar World Day Against Child Labour – Social Justice for All: How to end Child Labour」(児童労働反対世界デー – すべての人のための社会正義:児童労働をなくす方法)

児童労働反対世界デーにあたり、第 111 回国際労働会議中に ILO によるハイレベルのサイドイベントが開催され、社会正義と児童労働撤廃に焦点を当てた議論がなされます。

日時:2023612日(月)20:3021:45申し込み不要、英語)※本日です

https://live.ilo.org/events/world-day-against-child-labour-social-justice-all-how-end-child-labour-2023-06-12

関連サイト 国連「児童労働反対世界デー」
https://www.un.org/en/observances/world-day-against-child-labour

 

◆認定NPO法人ACE 「児童労働反対世界デーにできる3つのこと」

児童労働反対世界デーにできることとして、ACEのクラウドファンディングを応援、「ストップ!児童労働キャンペーン」に参加(以下リンク参照)、映画『The Price of Free』を観る、の3点を紹介されています。

https://acejapan.org/info/2023/05/349245

 

◆児童労働ネットワーク 「ストップ!児童労働キャンペーン2023

児童労働ネットワークによるキャンペーンサイトで、児童労働の問題を知り、問題を広めるためのアクションについての紹介があります。

https://stopchildlabour.jp/2023/

『今こそ知りたい エネルギー・温暖化政策Q&A(2023年版)――政府GXによる原発回帰は、国民負担が増すだけで、脱炭素にもエネルギー安定供給にもつながらない』を出版

原子力市民委員会より

この度、『今こそ知りたい エネルギー・温暖化政策Q&A(2023年版)――政府GXによる原発回帰は、国民負担が増すだけで、脱炭素にもエネルギー安定供給にもつながらない』を出版しました。下記のページからPDFでご覧いただけます。
http://www.ccnejapan.com/?p=13651

原発推進のGX関連法案については、ご存じのように、GX推進法案はすでに衆参本会議で可決され、GX脱炭素電源法案は4月27日に衆議院本会議で可決、5月10日に参議院で審議入りしている状況です。

しかし、原発推進に経済合理性はなく、電力の安定供給にも脱炭素にもつながらないことは明白であり、事故のリスクを高める運転延長をも含むこのGX関連法案の問題を多くの人々に伝え、廃案を求める声を強めていかなければなりません。

本Q&Aでは、原子力市民委員会のメンバーでもある明日香壽川さん(東北大学東北アジア研究センター・同大学院環境科学研究科教授)が、17の素朴な疑問に回答する形式で、日本政府のエネルギー・温暖化政策の数々の問題を解説しています。

ぜひお読みいただきたく思いますし、また多くの人々の目にとまるよう、本書を広く紹介いただけると幸いです

<目次>
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第1章 原発は安い?

■質問1 原発がないと電気代は高くなりませんか? 政府や電力会社は原発が再稼働すれば電力料金が下がると言っています。毎月の電気代に含まれる再エネ賦課金の額も大きく負担を感じます。

■質問2 世界的にも原発に回帰しているのではないでしょうか? EUもEUタクソノミーなどで原発推進を決めたのではありませんか?

■質問3 原発はCO2を出さないのですか? クリーンあるいはグリーンなのですか?

■質問4 原発新設、あるいはすでにある原発を使う方が温暖化対策に有効ではないですか?

■質問5 原発推進の英国は、原発のおかげでCO2排出量が減っているのではないですか? 一方、脱原発を表明しているドイツはエネルギー転換で失敗していて、電気をフランスから輸入しているのではありませんか?

■質問6 小型原子炉や核融合炉は有望な技術と聞きましたが、違うのでしょうか?

■質問7 原発は飛行機が突っ込んでも大丈夫だと聞きました。本当でしょうか? 福島第一原発のような、想定外の事故の危険性がある原発は他にもあるのでしょうか?

■質問8 原発があるから日本では再エネが普及しない、というのは本当でしょうか?

■質問9 なぜ米国、日本、フランス、イギリスなどは国策として原発を進めるのでしょうか? 将来核兵器を持てるようにするため、というのは本当でしょうか?

第2章 再エネは使えない? 省エネはもう無理?

■質問10 太陽光発電は、雨の日、雪の日、夜などは発電できないはずです。このように再エネは不安定なので、停電したり、電気を使うことをがまんしたりしなければならなくなるのですか? また、送電網の整備に余計なお金がかかるのではないですか? どうやって再エネ100%が可能になるのでしょうか?

■質問11 メガソーラーは自然破壊につながるのではないですか? メガソーラーがなければ、太陽光発電は増やせないのではありませんか?

■質問12 再エネの日本経済へのメリットは何ですか? 日本での太陽光発電で儲かるのは中国など海外の企業だけではないですか? 太陽光パネルの製造時に人権問題が絡んでいるのではありませんか

■質問13 太陽光パネルは製造時に大量のエネルギーを使うのではないですか? 太陽光パネルの廃棄問題や電磁波の健康への影響があるのではないでしょうか?

■質問14 日本は省エネ先進国ではないのですか?

第3章 電気自動車は問題あり?

■質問15 電気自動車で電力需要が増大するのではないですか?

■質問16 ライフサイクルで考えると電気自動車はCO2排出削減につながらないのではありませんか?

第4章 政府GX基本方針は問題だらけ?

■質問17 GX基本方針における投資分野・内容、GX経済移行債、成長志向型カーボンプライシング、GX推進機構の問題点とは何ですか?

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なお、冊子版の購入もいただけますが、現時点での発送は5月25日頃を予定しています。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
http://www.ccnejapan.com/?p=13651

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

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原子力市民委員会 事務局
〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階
(高木仁三郎市民科学基金内)
TEL/FAX: 03-3358-7064
URL   : http://www.ccnejapan.com/
e-mail : email@ccnejapan.com
Twitter: https://twitter.com/ccnejp
Facebook: https://www.facebook.com/ccnejapan

第31回スロー・シネマ・カフェ in 野入

第31回スロー・シネマ・カフェのお知らせ

【日時】2023年5月8日(月) 10時~12時ごろ

次回は6月5日(月)の予定

【内容】辻信一さん2月23日講演録画DVD(質疑応答いれて1時間半)

テーマ「リジェネラティブ(大地再生)」

2月23日名古屋での「君の根は?」の映画のあとの

講演演録画です。

辻さんのプロフィールも裏面にあります。

彼の話はわかりやすい、今私たちが考えるべきことの

ヒントがあります。

..

【会費】 フェアトレードお茶付き 700円

【定員】 15名まで(要申し込み)

【場所・申込】民家カフェ「風の庭」豊田市野入町越田和2-5

huzu@huzu.jp  土井ゆきこまで 090-8566-2638

2023年6月3日(土)「杜人」上映&辻信一講演録画DVD上映会 :徳川園(名古屋市東区)内ガーデンホール

◆2023年6月3日土曜日
13:00~16:30

第7回なごや国際オーガニック映画祭「大地再生」その2

◆映画「杜人」上映と、辻信一講演「リジェネラティブ」DVD上映会
を開催します。

◆会場は
名古屋市東区徳川町1001番地
徳川園内 ガーデンホール

◆定員50名 ※要予約

◆参加費は当日集めます
前売(高校生以上)500円
(高校生以下の方もお席の確保が必要ですので予約をして下さい)

◆参加費の他に
徳川園入場料300円(中学生以上)が必要です
(市内在住65歳以上は徳川園入場料は100円になります)

詳しい内容はこちらからご確認下さい
https://nicfoa.wixsite.com/-site-2

お申し込みは
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d42a16a5779429

徳川の杜に囲まれ庭園で
季節の花々をたのしみながら…是非ご参加をお待ち申し上げております。

なごや国際オーガニック映画祭
実行委員会

地球危機を考える=ドキュメンタリー映画 『WENDE(ヴェンデ)2 未来へのアプローチ』5月20日・21日と27日・28日上映&講演

がまんや忍耐ではない 炭素文明からの脱却という新たな挑戦!

気候変動(地球温暖化)対策は喫緊の課題であります。持続可能な生活を送る うえで我々がしなければならないことは何なのでしょうか?

ドキュメンタリー映画 『WENDE(ヴェンデ)2 未来へのアプローチ』詳しくは→WENDE2 概要

同時上映:『WENDE 光と水のエネルギー』

上映会&トークイベントのお知らせ

5/20㊏・5/21㊐・5/27㊏・5/28㊐

←クリックで大

会場:名演小劇場(名古屋市東区東桜2-23-7)

■企画意図 (監督:高垣博也)

気候変動(地球温暖化)対策は喫緊の課題であります。持続可能な生活を送る うえで我々がしなければならないことは何なのでしょうか?

前作の「ヴェンデ」では、その取り組みの方向の一つであるエネルギーシフト を取り上げました。自然エネルギーへの転換は、CO2 対策の近道です。

これは 〈緩和策〉と言われるものです。 この緩和策は企業が取り組むべき課題の方が多いのですが、最終需要者という視点で見たときには、家庭で排出されている CO2 も多いのです。そのため個 人が何を選択するかが重要になっています。

では私たちはどうやって温暖化した社会を生きていくのでしょうか?

この課題を考えるのが、気候変動のもう一つの柱、〈適応策〉です。 「ヴェンデ」を通じて、私たちは自然エネルギーへの転換において地産地消と いう地域が主体となることがもっともふさわしいことを学びました

そして同 じく、〈適応策〉もまた自治体や住民、地元企業等の地域の特性をよく知っている人たちが集まり、〈適応策〉の立案や実践に参加し、地域全体が自らの適応能 力を高めていく、ボトムアップのプロセスが必要です。

国の政策が、持続可能な 社会づくりをめざすにはなかなか道のりが遠い中、地域から変えていく必要性 が高まっていると考えています。 そういう意味では、エネルギーシフト以上に地域の果たす役割が大きいと言 えます。京都府内でも様々な自治体がこの〈適応策〉に取り組んでいるのですが、 その住民への浸透度はまだまだ不十分なのが現実です。

本作ではこの温暖化〈適 応策〉がいかなるものか広く知ってもらい、実践していく手掛かりを提供することができれば、と考えています。

 

【作品解説】

2021年、再生可能エネルギーの創生・普及に向かう住民主体の取組みに焦点をあてた映画『WENDE 光と水のエネルギー』につづき、『WENDE2 未来へのアプローチ』が完成しました。

 

今回の『ヴェンデ2 未来へのアプローチ』は、気候変動対策として普段とりあげられるCO2削減に焦点をあてた「緩和」策に対して、気候変動によって現実化する自然災害などさまざまな問題に備える「適応」策に焦点をあてたものになっています。

「適応」策では、一人一人の暮らしとともに、地域でどのような問題がおきるのかを考え、対策を考えていくことが重要です。この場合、地域の地球温暖化対策関係者とともに、地域の防災関係者など、地域ぐるみの取組みがもとめられています。また、学校教育や社会人教育など、住民の意識啓発も不可欠です。映画では、杉山範子・名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授のお話を軸に、各地の取組み事例が数多く紹介されています。

 

■主な出演者

杉山 範子 名古屋大学 大学院環境学研究科 附属持続的共発展教育研究センター 特任准教授

一ノ瀬 俊明 (研)国立環境研究所上席研究員 社会システム領域

浜田 崇 長野県環境保全研究所 自然環境部 温暖化対策班

松井 利夫 陶芸家 かめおか霧の芸術祭総合プロデューサー

島田 勇巳 高槻バイオチャーエネルギー研究所

井上 保治 一般社団法人 日本クルベジ協会 理事

布施田 雅浩 (有)童仙房茶舗

第 22 回だらっと憲法カフェ in ⼋事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐三上智恵監督最新作『沖縄、再び戦場 いくさば へ』(仮題)45分のスピンオフ作品

第 22 回だらっと憲法カフェ in ⼋事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐

第22回だらっと憲法カフェApril 29, 2023 尾形慶子の話・沖縄、再び戦場(いくさば)仮題・スピンオフ作品上映

愛知県知事選挙・みんな未来 頑張りました

そして 今、何が起きているのか知りたい

【日時】2023 年 4 月 29 日(土)午前10時から12時半まで

【場所】「⼋事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」 初めての⼈は9時半に、地下鉄⼋事駅②番出⼝に集合して、⼀緒に歩きます。

【内容】 尾形慶子さんを囲んで、候補者の経験から学ばれたことなど話していただいて、私たちも 楽しかった活動を報告しあって、「これから」の課題など、話し合う。

そして、映画上映します。 三上智恵監督最新作『沖縄、再び戦場 いくさば へ』(仮題)45分のスピンオフ作品 三上監督は、あまりに急展 開する事態に、映画完成を 待たずに、まずは知ってもら いたいと、公開された作品。 制作途上のものです。

【定員】 15名

【主催】 だらっと憲法カフェ

【申し込み】 たかだ洋子 (nagareboshity@gmail.com) 土井ゆき子(huzu@huzu.jp)

【カフェの会費】 500円

【映画の上映料金】は無料とし、当日別途カンパを募ります(無理のない範囲で)。(上の写真©三上智恵)

岸田政権は、今後 5 年で 43 兆円の防衛費を決めました。これを「砂糖の山」と呼んだ人もありまし た。軍需に群がる企業。「戦争は儲かる」人々があるのです。仮想敵をアジア大陸の東側に置いて、 沖縄の島々にミサイルを続々と配備しています。米軍基地もさることながら自衛隊の基地は北海道か ら沖縄まで日本列島の隅々にあります。

最近は新しく南の島々に自衛隊基地を建設し、続々と、ミサ イルを配備しています。「敵基地攻撃」という言葉が飛び交いました。攻撃すれば、反撃の矢が降り注 ぎます。米軍基地は東京都心にもありますから、ひとつ間違えば、東京も火の海になるでしょう。

ミサイ ルが上陸してきた沖縄の島々から三上監督が「皆さん、知ってください」と声をあげています。

★私たちの憲法カフェのこと★

「八事のカフェ ☆紅茶の時間☆」は第 5 土曜日の「だらーっと 憲法カフェ」の場所です。5 年ほど前、アメリカ第 9 条の会のチャールズ・オーバビー博 士を偲ぶ会を開催してから、定期的に憲法を学び始めました。私たち自身の言葉で、何が 大切なのか、何が真実なのか、情報を交換しながら学んでいく場所です。どの人も平和に 生きる権利がある、その権利を、憲法で規定するのは、まだ世界に日本国憲法だけです

第30回 スロー・シネマ・カフェ in 野入 【内容】「沖縄、再び戦場へ」スピンオフ作品上映会

第30回 スロー・シネマ・カフェ in   野入

【内容】「沖縄、再び戦場へ」スピンオフ作品上映会    45分

 

~三上智恵監督からのメッセージ一部紹介~

なんでここまでになったんだ?

南西諸島が戦場にされるそんな話が進んできてしまったのか…

沖縄が大変なことになってる可能性すら考えなくてはならない状況なので

この5年撮りためた私の映像だけでスピンオフを作りました。

 

お金と時間をかけず今沖縄で起きていることを

ちゃんと正視してもらわないと

日本がどんな危機にあるのかわかってもらえない。

新たな作品を作りながら並行して

45分のスピンオフ動画を

危機感を共有してもらうこと2.進行中の撮影へのカンパも募ること

次作を公開する前に今撮ってるのを出しちゃうのは??

というご意見もあると思いますが

私は素晴らしい映画の監督になりたいのではなく「戦争を止めたい」んです

添付のスピンオフ作品資料は、長い資料ですが、是非読んでみてください。

【日時】 2023年 4月17日(月) 10時~12時ごろ

【会費】 フェアトレードお茶付き 700円(500円は寄付)

【定員】 20名まで(要申し込み)

【場所】民家カフェ「風の庭」豊田市野入町越田和2-5

huzu@huzu.jp   090-8566-2638   土井ゆきこ

 

第7回なごや国際オーガニック映画祭「大地再生」その2『杜人』上映

「杜人」上映 6月3日(土)

なごや国際オーガニック映画祭 

なごや国際オーガニック映画祭から
イベント開催のお知らせです

◆2023年6月3日土曜日
13:00~16:30

第7回なごや国際オーガニック映画祭「大地再生」その2

◆映画「杜人」上映と、辻信一講演「リジェネラティブ」DVD上映会
を開催します。

◆会場は
名古屋市東区徳川町1001番地
徳川園内 ガーデンホール

◆定員50名 ※要予約

◆参加費は当日集めます
前売(高校生以上)500円
(高校生以下の方もお席の確保が必要ですので予約をして下さい)

◆参加費の他に
徳川園入場料300円(中学生以上)が必要です
(市内在住65歳以上は徳川園入場料は100円になります)

詳しい内容はこちらからご確認下さい
https://nicfoa.wixsite.com/-site-2

お申し込みは
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d42a16a5779429

徳川の杜に囲まれ庭園で
季節の花々をたのしみながら…是非ご参加をお待ち申し上げております。

なごや国際オーガニック映画祭
実行委員会

CCNE連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」第14回 原子力基本法の改悪 ――大幅な書き換えは何をもたらすか 3/23(木)17-18時

原子力市民委員会(CCNE)事務局長の村上です。
連続オンライントーク第14回のご案内をお送りします。

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CCNE連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2022

第14回 原子力基本法の改悪
――大幅な書き換えは何をもたらすか
3/23(木)17-18時
http://www.ccnejapan.com/?p=13553
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岸田政権は、「GX」「脱炭素」と称して原発回帰に向けて突き進もうとしています。これまでのオンライントーク、記者会見、院内集会などですでにお伝えしてきたように、この強引な政策転換は、本来あるべき気候危機対策を妨げ、また、福島原発事故の教訓にそむいて原発推進に逆戻りするものに他なりません。

原発の“最大限の活用”にむけて今国会にかけられる政府案は、「GX推進法案」と「GX脱炭素電源法案」の2本だてですが、後者は5つの法律(原子力基本法、電気事業法、原子炉等規制法、使用済燃料再処理法、再エネ特措法)を同時に書き換える、いわゆる「束ね法案」のかたちをとっています。ここで、原子力の憲法ともいわれる原子力基本法が大幅に書き換えられようとしていることには、特別な注意が必要です。

基本法というのは、理念や原則を示すためのもの(基礎法)で、それに基づく具体的な施策は個別の法律(実体法)で定められるようになっています。たとえば、現行の原子力基本法では、平和利用や「自主・民主・公開」の原則などが示され、具体的な規制や制度は、原子炉等規制法(炉規法)や電気事業法などの個別法で定められています。

ところが、今回の束ね法案では、原発推進への逆戻りをふくむ政府のGX推進方針にそって個別法を修正するにあたり、それと辻褄を合わせるがために基本法までも修正しようとしています。老朽原発の60年超運転などを「原子力の安定的な利用を図る観点から措置する」と定義づけたり、原子力推進を「地球温暖化の防止」のためとして正当化したり、経済的競争力を失った原発への支援をも「国の責務」としたりするなど、政府案には、基本法には全くそぐわない詳細な規定が多く書き加えられています。

今回のオンライントークでは、束ね法案による原子力基本法改正(改悪)の内容を具体的に見るとともに、このような改悪がこの国のエネルギー政策・気候政策のみならず、法治と民主主義にどのような歪みをもたらすか、考えたいと思います。多くの方にご参加いただければ幸いです。

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■日 時:2023年3月23日(木)17:00~18:00【オンライン(Zoom)開催】

■プログラムと出席者(予定):
1.解説「原子力基本法の改悪 ── 大幅な書き換えは何をもたらすか」

大島堅一(龍谷大学政策学部教授、原子力市民委員会座長)
鈴木達治郎(長崎大学核兵器廃絶研究センター教授/副センター長
元内閣府原子力委員会委員長代理、原子力市民委員会アドバイザー

2.質疑応答:

■申 込:下記よりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_oYqXj9zESN-x6Mboeus04A

(ご案内が届かない場合は、email@ccnejapan.com までお知らせください)

※ この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答(Q&A)もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます。

■主 催:原子力市民委員会(CCNE)http://www.ccnejapan.com