ゆっころんのブログ

大晦日のご挨拶  

ゆっころんです。

2015年ももう2時間で終わろうとしています。 去年の今頃は大西洋でお正月を迎えました。

南周りのピースボートに乗り、期待していなかったけれど別世界!!のマダガスカルのバオバブ街道、行って見たいと願っていた南アフリカのケープタウン(←理由はなふたうんブログに)、そして南極の半島へ…..。

1月の誕生日を、アルゼンチンのウシュアイアの港から乗り換えたウシュアイア号で夕食後暗くなり、ローソクの灯りに揺れたケーキが登場! サプライズのお祝いをして頂き、誕生日の翌日、木の葉のように3泊4日荒れる海で有名(知らずに申込した)なドレイク海峡をこえやっと着いた南極はまたまた別世界!!!だった。晴れた日の浮かんだ氷の水面下は緑色、ペンギンはちょうど卵をかかえていて、ひなになった子育て中の親もいた。鯨が餌を取るために3頭がぐるぐる周りながら、顔を出したり、沈んだりしているのも目の前というわけではないけれど見ることができた。

3月5日帰国後、10日は名古屋市議会でフェアトレードを推進する決議がなされその場面を傍聴できた。

3月16日二人目の孫に恵まれました。

5月9日世界フェアトレード・デーで「名古屋市長がフェアトレードをやろみゃあ」と宣言

9月19日名古屋市環境デーにて、日本フェアトレード・フォーラムからフェアトレード・タウンの認証を受けた。日本では熊本についで2番目。200万以上の街では日本で初めて。世界で1714番目と思う。ロンドン・ローマ・パリも仲間です。ホテル・キャッスルでのお祝いもありました。とても盛況でした。

11月7日には、9月19日のお祝い会に当日参加出来なかった人と、もうひとつのお祝いとして、定例会のあとフェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)のみなさんとオーガニックランチでお祝いし、「ユースチー夢」を立ち上げるワークショップを開催。高校生、大学生、大人も含めて約40名参加。若者は大人たちの考えていることに、また大人は学生達の考えていることに共に共感しあい、これからフェアトレードを広めるための若者らしいアイデアが次ぎ次ぎに発表されました。そして12月19日にも1回目の会議があり5月のフェアトレード月間にむけての企画も出され、これから一つ一つ実行に移ってゆきます。

11月12日、フェアトレード・タウンについて話を聞くために、和歌山の「きのくに国際高等専修学校」の生徒さん13人と付き添いの先生方3人が風”sを訪問。 約3時間フェアトレードの話、タウンの話、私がフェアトレードに出会ったことやタウン運動を始めたきっかけなどを話したり、みなさんの自己紹介などをしてもらって交流しました。18時からは、愛商ユネスコクラブ、南陽カンパニーのクラブの人たちも合流して。活動紹介や意見交換会がされました。

実はその日、私自身はフェアトレード・ショップ風”sが来年2016年4月以降更新できないことがわかりとてもショックを受けての生徒さん達との交流会でした。

ウィルあいちは、10年前から指定管理者制度が導入され、店は管轄外でしたが来年3期からは店も傘下になり、結果は店は指定管理者のもと更新されず、2016年3月末をもってウィルあいちを去ることになりました。  タイミング的に「まさか!」と思いました。6年の運動が実りフェアトレード・タウンに名古屋がなり、FTNNのユースチー夢もたちあがり、運動の拠点としてのウィルあいちの店が他の店(よりよい店になるということです)に変わるのは、フェアトレード・タウンになったばかりで「なぜ?」という思いで、いろいろお願いしましたが結果は「NO」でした。10年一緒にやってきたので状況は理解されていると思っていたのですが…..。

でも20年、ここまでよくやらさせて頂いたと感謝です。今はこころも整理され、新しく出発できる場所を模索中です。決まりましたらお知らせします。

「きのくに国際高等専修学校」の生徒さんたちに、11月12日の私の話の感想を送ってくださったお礼のメールをして今回、ちょうど皆さんの来店された日だったということでウィルあいちを出て行くことを伝えたところ、みなさんからびっくりして、私を気遣った温かい手紙を12月24日に頂きました。

指定管理の人に伝えたいという一通の手紙も同時に同封されていました。それには、学校の説明と自分自身の体験をのべ

「フェアトレードが人が生活をしていく中で何が本当に大切であるかを問うているから、社会責任がある人物として生活していくにはフェアトレードが輝いて見えた」とあり

続いて「フェアトレードは成果を長期的な目で観察することが必要になってきます。それは単年の利益を追求する現行の貿易システムとは違い、教育を含めた確実な社会発展を行政が応援していることの象徴だからです。なぜなならばこれは大人が「ずるい」人ばかりではないという証明だからです。….最後に次ぎの世代を意識しながらの行動を切に願う事を改めてつづり、この意見書の最後とさせて頂きます。」と結んでいました。

今日は、大晦日。健康で過ごすことができました。難聴度が進みちょっと大変ですが、Oリングテストをする耳鼻科へ通い、毎晩お灸を手の平にろうそくの光のもと煙を楽しんでいます。こころと体はつながっているので、自分のなかでどのようにバランスをとっていくのかが来年の課題です。

7月から名古屋から2時間ほどの稲武へ通いはじめました。畑も借りました。気持ちのいい景色のなかでの畑仕事の手伝いもします。私自身は、念願の手作りに時を過ごします。山や川が見える生活は今の私には必要、いや総ての人に自然が必要、私たちも自然の一部だから。街と自然のある暮らしをつなげることへの夢をもちながら、フェアトレードも小学校はじめ若い人たちに、ワークショップを開催してゆきたい。100回は越えたと思うので新たに125回を来年は目指して~~~~。

若い世代が私たち大人を見ている。裏切らない生き方をしたいと、「きのくに」の生徒さんの手紙を読んで思いました。

私にできること、私しかできないことがある。一つ一つ種をまき、いつか実る日を夢みて…..。

みなさまへ

今年も一年ありがとうございました!

良いお年をお迎えください。

一人一人小さなしあわせをいっぱいもてますように….。

 

 

 

フェアトレード・ショップ風”s 年末年始休みのお知らせ

12月28日~2016年1月4日までお休みします。

いろいろな事がありました。

こころを整理してまたお知らせします。

今年一年振り返りながら、書類などの整理をしています。

こころと体は一つ、皆さま、こころも体も暖かくお過ごしください。

年内にここへまた登場します…..。ご挨拶はその時に~~~。

11月7日(土)FTNNユースチー夢・立ち上げの会 参加者募集!

古屋をフェアトレード・タウンにしよう会 からのお知らせ
フェアトレードに興味のある方にもお知らせ頂けたら幸いです。
若者たちでフェアトレード・タウン名古屋を盛り上げていって
ほしいと思っています。
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11月7日(土)FTNNユースチー夢立ち上げへの参加者募集中です。
・11月7日10時~フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)定例会=
           参加費無料
・12時~オーガニックランチ&ワンドリンクとワークショップ参加費有料
 ★いずれもどなたでもも参加できます。午後のみでもOKです。
以下お知らせ
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主催:FTNN(フェアトレード名古屋ネットワーク)フェアトレード学生ネットワーク(FTSN)FTNNユースチー夢立ち上げの会

日時 2015年11月7日 (受付11:45)12:00~15:30(FTNN定例会10時~参加OK!)
場所 Live & Lounge Vio (名古屋市中区新栄2丁目1-9 flexビル b2)
参加費用 社会人2500円 大学生1500円 高校生以下700円or500円(※1) (食事・ワンドリンク付) 当日支払い

定員 約60名

概要:フェアトレード、フェアトレードタウンにおける現状、今後の課題について全体で共有し、これからの未来を担う若者たち(ユース)がどのように“行動”して生きていくかを考えます。
また先日フェアトレードタウンに認定された名古屋のお祝も改めて皆さんと分かちあいたいと思います。オーガニックのお食事と共にお楽しみください。
今後フェアトレード活動に携わっていくメンバー同士社会人、大学生、高校生の枠を超えて交流しませんか!

特典:
・ユースでフェアトレードの勉強会を企画して、学校では学べない様々な角度からの学ぶ機会をつくります。
・FTNN自主企画は、会費などの割引も予定しています。
・FTNN賛助会員(無料)は、フェアトレードの情報を得る事が出来ます。

タイムテーブル
・12:00~12:10 始めのあいさつ、フェアトレードタウン認定の報告
・12:10~12:50 ランチ&ワンドリンク付き
・12:50~13:20 団体活動紹介(愛知商業高校ユネスコクラブ、どえりゃあwings、FTSN中部)
・13:20~14:50 ワークショップ
・14:50~15:00 終わりのあいさつ

参加申し込み
・お名前
・所属団体名(団体に所属している人)
・参加部類(社会人、大学生、高校生以下 からお選びください)
・連絡用メールアドレス

これらをご記入し 土井ゆきこhuzu■huzu.jp  (■は@)

     までご連絡ください。(〆切 10月31日)※1 高校生以下の方で手作りお弁当持参の方は参加費500円とします。この場合乾杯のドリンクのみとなります。
こちらのプランをご希望の方は申し込みの際にご連絡ください。特にご連絡がない場合は通常参加費用(700円)となります

伏見ミリオン座 10月30日まで ドキュメンタリー映画・92歳のシャーリーと86歳のヒンダ

シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人(82分)

シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

シアトルの片田舎に住む92歳のシャーリーと86歳のヒンダは、大金持ちでもビジネスマンでもなく、2人にとって経済とは、日常の買い物くらいしか思いつかなかった。しかし、大学生、大学教授、経済アナリストへ質問を繰り返すうちに好奇心が高まり、ついには世界経済の中心、NYのウォール街まで飛び出していく。経済に目覚めた2人はなんとアラナイ!(だいたい90歳)自分たちだけの力で「経済成長」について答えを探す姿を描いたドキュメンタリー映画。

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おばあちゃん映画好きです。見てきます~~。

私の「名古屋をフェアトレード・タウンにしようという運動」は、「手をあげることなら私にもできる」と思い手を挙げたことから始まった。

2015年9月19日、ちょうど1ヶ月前に名古屋はフェアトレード・タウンに認証された。日本では熊本についで2番目、世界では多分1727番目。

先日10月12日名古屋外国語大学で、社会人も参加できる授業「現代国際学特殊講義C-1,2 国際ビジネスマンが見た世界ー世界で働くことはどういうことか」というテーマのなかで80名くらいの人に、フェアトレードの話をする機会がありました。今回で3年目。

生産地を訪ねた旅など実体験の話を交えながらすすめ、その一つにフェアトレード・タウン運動にかかわったきっかけを話ました。それは2008年の秋、東京でフェアトレード団体の展示会に出席、全国から集まった小売店の人たちで、フェアトレード・タウンに興味のある人だけが集まり車座になり話あいました。その時熊本の明石さんが「みんなで手をあげたら注目されるかもしれないから、フェアトレード・タウンにしたい人手をあげましょう!」と呼びかけました。

私は2005年に大阪のワン・ワールド・フェスティバルでフェアトレード・タウンに出会っていましたが、名古屋ではとても無理と考えもしなかったのですが、「手を挙げることくらいなら私にもできる」と手を挙げました。

できない、できないと思い込んでいた(=固定観念)私の蓋が開きました。それから飛び込んでくる情報にそって東京へ1泊2日の研修に参加したのが2009年2月、3月にはFLJの中島佳織さんの講演「フェアトレード・タウンで町おこし」に日帰りで東京へ参加。その時世界には645もあるというフェアトレード・タウン、ロンドンも2008年にフェアトレード・タウンになったという。名古屋でも中島さんの話をみんなで聞きたいと名古屋へ11月来て頂き講演をすることになり、その勉強会として「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会(なふたうん)」が2009年6月スタートしたことは、なふたうんのはじまりにも書いています。

名古屋外国語大学の学生さんも「手を挙げること」ただそれだけのことから始まった

ことに興味を持ったようです。それは誰にでもあることかもしれない。だめと自分で思い込み蓋をしている。でも何かのきっかけで、とても簡単なことや、自分のできることをし始めることから、まったく違う自分が現れ、一歩一歩あゆみ始めることもある。

実は、フェアトレード・タウン運動を始める下地のもう一つのきっかけが別のところでありました。

それは、2008年5月からピースボート北周り世界一周の船旅にでたことです。個人的な理由で60歳になったら「降りて行く生き方」を考えたい、いままで出会った人に感謝したいとする船旅の目的が、現実的にはフェアトレード・ショップ風”sを3ヶ月以上あけることになり、午後もスタッフをお願いして旅立ちました。つまり私が不在でもまわっていく店に一歩ちかづけていたのです。

運動をするには、時間とエネルギーが必要で、店のスタッフのサポートがあればこそ、ここまできました。あるメンバーは私がタウン運動を成し遂げるまでは結婚も伸ばすというくらいの思いの人も応援していてくれました。ありがたいスタッフメンバーです。彼女は、今日ちょうど4ヶ月ほどのアジアをまわる無期限新婚旅行から帰国して名古屋に寄ってくれました。

9月19日のフェアトレード・タウン認証からはじまる、本当のフェアトレード・タウン運動は1ヶ月過ぎました。安保法案も成立して1ヶ月が過ぎました。武力で解決するものなどひとつもない。いろいろなことを学び、生活で実行してゆきたい。

「エントロピーの法則」を読み始めた。初版昭和57年11月10日 ジェレミー・リフキン

いままでの世界観・文明観とエネルギー危機を一緒に考えるもので、わかるようでわからない、私には難しいけれど惹かれる。訳者竹内均さんの前書き「この法則がわたしたちに突きつけるものは、人類の利用可能なエネルギーの総量は有限である、という冷厳な事実であり、それは同時に、進歩とか、スピードとか、効率とかを最優先しるニュートン以来の合理的世界観の限界を示すものにほかならない」

従来の固定観念を一掃する「新しい真理」とは?

 

訃報 2015年10月15日朝 関戸美恵子さん他界されました 合掌

起業支援家
関戸美恵子氏
NPO法人起業支援ネット・代表理事

1947年京都生まれ。大学卒業後は名古屋で高校教師に。出産を機に退職。めいきん生協理事を経て、44歳の時「ワーカーズ・エクラ」を設立、起業支援に本格的に取り組みはじめる。98年ワーカーズ・エクラを「起業支援ネット」に改組、99年特定非営利活動法人に。代表理事を務める。

「忘れられない贈り物」を私に贈ってくださった関戸美恵子さん

私が関戸さんに会った時は、髪型もポニーテールだった。しばらくポニーテールがトレードマークだった。いつしかショートカットの髪型にも慣れた。

私は1996年5月に愛知県女性総合センター(ウィルあいち)の1Fにフェアトレード・ショップ風”sをたちあげました。中部地区では初めてのフェアトレード・ショップ。そこへたどりつくまでには、関戸美恵子さんの起業を支援する「ワーカーズ・エクラ」で指導を受けました。フェアトレードの話を始めて聞いたのは、関戸さんの講座です。1993~4年の頃。この間2~3年は「ワーカーズ・エクラ」に通い起業という「生き方」を模索していた。迷った時は、起業理念に戻ることなど学びました。

ウィルあいちのテナント募集に応募。「早口で話さない、審査員は中年の人だからカタカナは余り使わないほうがいい」などのアドバイスも受け面接に望みました。

その後は98年ワーカーズ・エクラからNPO法人「起業支援ネット」が生まれるまで理事を2年ほど担当。ちょうどその時の大切な会議の時、京都から実の母親を呼びその介護の中、母親の気になる容体の時に、関戸さんが会議に出るか出まいか迷っていたら、お母さんからは「会議に行きなさい」ということで出席したと話されていました。起業にかける子を思っての親でありその子の姿でした。

実の親と、同居の親と子育てもしながらのNPO法人「起業支援ネット」を立ち上げ、念願の起業学校も立ち上げ10年以上になり、私の「なふたん」のメンバーや知人も何人かこの学校でお世話になっています。

年老いたら起業した人たちを訪ね歩く旅がしたいと言っていた関戸美恵子さんは10月7日に自宅で倒れて15日に遠い旅へ旅たたれました。享年69歳。私と同年代の美恵子さんは私の大先生。ありがとうございました! 美恵子さんに出会えて今の私があります。

9月19日、私が2009年6月にたちあげたフェアトレード・タウン運動がたくさんの人のおかげで運動が実り中日・日経・朝日・読売にも掲載され、そのことを知って頂いたことを今思えば嬉しい!きっと喜んで頂いたと思います。見届けて頂けたこと本当に感謝しています。

起業して20年、ひとつの節目の2015年9月19日フェアトレード・タウン名古屋の誕生!

同じ年に、その1ヶ月後に関戸美恵子さんと別れがあるとは夢にも思わなかったけれど、命は限りあるもの、残された私たちは意志をうけついでいくことが目にはみえなくとも関戸さんの存在する意志です。

2週間くらいまえに頂いたある企画に私を呼べなかったお気遣いのための電話が最後でした。声が聞けてよかった。

私にとって伝説の人になりました。
「忘れられない贈り物」の贈り主です。

ありがとうございました!

ご冥福をお祈りします。

10月10日ネパールよりラム・カリ氏来名 講演「フェアトレードは女性たちの生きる力!~ネパール大地震を乗り越えるために~」

10月8日「スタッフの一言日記より」
今日はペルーの最上級ベビー・アルパカのネックウォーマーが2点と、
ネパールのニットベストが売れました。
冬の気配も…….。
本日よりネパールのクムベシュワール職業訓練校の展示も開始。
ネパール大地震から半年近く
今こそ、フェアトレードで!
この冬のぬくもりは、ネパールの人にも、私たちにも暖かい
フェアトレードの手編み作品でこの冬を過ごしましょう!
★ネパールのコーヒーはここくらいしかない!といって
わざわざ買いにきてくださったスーツの男性や、コーヒー豆を求めて
車いすで来店してくださる方もみえました。
18時から始まるという講演会にいらした女性の方がたが先ほどまで
お店を見てくださり、ガーゼショールやピアスなどを買って下さいました。
外が寒かったということで、ショールはそのまま付けていかれました。
■10月10日の講演会のお知らせです。参加お待ちしています~~~!!
ラム・カリ・カドカさん(フェアトレードグループネパール共同事務局長)

ラム・カリ・カドカさん(フェアトレードグループネパール共同事務局長)

2015  シャプラニール全国キャラバン in Aichi
フェアートレードは女性たちの生きる力!
      ~ネパール大地震を乗り越えるために~
2015年4月、ネパールを襲った大地震は甚大な被害をもたらしました。
多くの人々が家族や家を失い、寺院など歴史的建造物が崩壊し
観光産業にも大打撃を与えました。
復興が難航する中、今人びとの暮らしはどのようになっているのでしょうか。
ネパールのフェアートレード団体WSDOの創設者・代表Ram Kali Khadka氏が来日
ネパールの現状, 女性たちを取り巻く状況や自分自身の生き方などを話します。
【日時】 2015年10月10日(土)14:00~16:00
【会場】 ウィルあいち  名古屋市東区上竪杉町1
【定員】 35名
【会費】 1000円 (当日 1300円) コーヒー付    マイカップ持参ください
【申込】 申し込み: フェアートレード・ショップ風″s  土井
052-962-5557
huzu■huzu.jp(■は@)
【主催】 シャプラニール愛知ネットワーク (E-mail: shaplaneer.aichi■gmail.com)
 shaplaneer.aichi■gmail.com
【共催】 名古屋をフェアートレード・タウンにしよう会
中部フェアートレード振興協会

武力ではなく、フェアトレードで平和をつくろう。 パレスチナ・オリーブ通信第57号より

パレスチナ・オリーブ通信第57号 2015年8月27日発行

パレスチナオリーブ通信57号s

コフル・カナ村での家屋破壊

4月上旬、村外れの家が壊されました。夜中の2時半に多数のイスラエル警察が、タレク・ハティーブさんの家に来て、家族を追い出し、大型重機で家を破壊したそうです。タレクさんは、仕事は建設作業員で、妻と幼い二人の子どもと家に住んでいました。屋根を付けたいと何年もお金を貯めていたそうです。

この家は村の計画境界線から数メートルはみ出していて、2年前に破壊命令を受け取っていました。その後、ハティーブさん家族と村の支援者は、破壊命令撤回を求める手続きを行い、破壊命令は理由がないということで、撤回が決まっていました。ところが正式に破壊撤回の手続きが行われる前に、強制執行されてしまったのです。….

このようなことは、東エルサレムを含むパレスチナ地域(ガリラヤ地方、ワディ・アーラ地方、ネゲブなど)各地で、毎日のように起きています。

ナーブルスの状況

・・・・・・イスラエル人入植者によって、本当に不安定で危険な状況にある。入植者は武装しているが、コントロールされていない。彼らは、パレスチナ農民に暴行し、家や財産を破壊し、多くの森や農地を焼き討ちしている。そして、幹線道路でパレスチナ人を脅かし、買ってに自分たちの検問所をつくり、人々の通行を阻止している。』 以上パレスチナ・オリーブ通信第57号より

まだまだガザ攻撃から1年の報告などもありますが、やりきれない気持ちです。もう何年も前15年以上にもなると思いますが、パレスチナ現地からのメールが、ある人を経由に私のところにも届いてきていました。

そのレポートによると、パレスチナ人の家に 突然電話がかかり、今から家を壊すと通知される。 そしてビルのようなブルトーザーで壊される。また他に印象に残っているのは、イスラエル兵が家に来て、隣の家に行くのに壁を壊して行く..などの話は今も消えずにこころ残っています。

映画「ジェニン・ジェニン」では「壊されるために家をつくるみたいなもんだ」とパレスチナの人の言葉がこころに残っています。

ドキュメンタリー映画『ルート181』ではもともと隣人として暮らして居たという。それが軍の制服を着ると違ってくるという。

パレスチナ人の自爆に向かう二人の映画「パラダイス・ナウ」など、パレスチナ側からの映画が多いけれど、土井監督の「沈黙を破る」というイスラエル側からみたこの映画も心に多く残っている。8歳の女の子をパレスチナの自爆テロで失った、イスラエル人の父親が、憎む人生を送るのかそうでない生き方をするのかと考え、イスラエルのなかでも今の状態をよく思っていない人達の行動を応援している。憎む、憎悪は繰り返し繰り返し起こり、増幅してゆく。どこかで断ち切らなければ…。武力でも同じ。武力が武力を生む。戦争は最大の環境破壊。そんな簡単なことがなぜわからずいまもって続き、なぜ日本は武力で平和をつくると言うのだろうか?

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パレスチナ・オリーブ甲府事務所の皆川万葉さんは、パレスチナのオリーブオイルや石けん、また手刺繍のポーチなどの販売をし、パレスチナ・オリーブ通信で現地のことを伝えています。

昨日の怒鬼川氾濫にて、一瞬にして家が流されるなど、家を失う人の気持ちを現実的に捕らえることは難しいほど、痛ましいことです。パレスチナのことは、通信などで情報を得ながら、オリーブオイルでつながる心をフェアトレードにて行動してゆきたい。

040オリーブオイル

風”sでもパレスチナ・オリーブのオリーブオイル、石けん、手刺繍ポーチなど取り扱っていて人気です。タブレット入れの素敵な刺繍のケースがあります。