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お知らせ

「世界中の森が燃えています」グリンピース・ジャパンより

グリーンピースジャパン事務局長のサム・アネスリーと申します。
今日は、心が痛くなるような森林火災についてお伝えしたいことがあり、メールを差し上げました。
どうか最後まで読んでいただき、お力を貸してください。

 

世界中の森が燃えています

近年、熱波や干ばつ、ときには人為的な原因で発生する森林火災の規模が巨大化しています。

 

二酸化炭素を吸収することで地球の気温を調節してくれていた森が、いまや、気候変動に悪影響を与えかねないほどの壊滅状態に瀕しています。

 

カリフォルニア州の山火事で続く消火活動。2021年8月撮影。

今年は7月以降だけでもフィンランド、ロシア、フランス、スペイン、イタリア、ギリシャ、トルコ、レバノン、イスラエル、アルジェリア、ブラジル、そしてアメリカ国内では80カ所以上、カナダでは数百件の大規模な森林火災が発生。

火災では森に住む生きものたちの命が脅かされるだけでなく、森で暮らしてきた先住民や近隣の住民たちも生活の場を失い、避難生活を余儀なくされています。

亡くなった人もいます。

このままにはしておけない

オーストラリアの研究によれば、熱波と干ばつのリスクは、20世紀の間に4倍以上に膨れあがりました。このまま産業革命前以降の地球の平均気温の上昇が2℃に達すると、08倍にもなります。

このままにしておくわけにはいかないのです。

いまを生きるわたしたちには、安心して暮らせる環境を未来の世代に手渡す責任があります。

以下は9月22日のメールより

土井さま
グリーンピース・ジャパン事務局長のサム・アネスリーです。

 

 

このカンガルーの赤ちゃんの名前は、スモーキー。

オーストラリアで2019〜2020年に発生した森林火災で焼け出され、野生動物保護施設に引き取られました。

 

北海道の約10倍もの1146万ヘクタールが焼けたこの災害で、脊椎動物だけでも30億匹の生きものたちが命を奪われ、住む場所を追われました。

私たちが愛してやまないコアラやカンガルーたちも、多くが命を落としました。

原因は気候変動による熱波と干ばつ。人為的な火災も

こうした森林火災は年を追うごとに大規模になり、今年も世界各地で記録的な火災が相次いでいます。

森は空気中の二酸化炭素を吸収し、地球の気温を保つ役割を担ってきました。

これ以上森が燃えてしまったら、気候危機はもっと悪化し、異常気象が増大、さらなる森が失われ、より多くの生きものたちの命が脅かされます。

わたしたちにはもう時間がありません。

ただちにこの未曾有の災害をくいとめ、世界の森をまもるための行動が求められています。

アメリカ・カリフォルニア州、記録的な火災が山林だけでなく住宅地にまでも広がっている。2021年8月撮影。
森林火災を防ぐために行動する
現在、グリーンピースは世界中すべてのオフィスが、一刻でも早く気候変動をくいとめ、森林火災の原因となる熱波や干ばつといった異常気象の発生を抑え、乱開発をやめさせるための行動を続けています。
  • 世界各地で森林火災の現場を監視し、地域住民に消火活動を指導、協力する
  • 国際社会、各国政府、地方自治体、企業や金融機関に実効的かつ迅速な気候変動対策を促す
  • 森林保護のための法規制を強化するよう各国にはたらきかけ、森林破壊由来の原材料の使用をやめるよう企業に調達方針の変更を求める
グリーンピースにはあなたの力が必要です
9月30日までに300万円のご寄付があれば、森をまもる活動をより強化することができます。
お一人様5,000円のご支援をいただくとすると、600名様分のご寄付が必要です。
先週末のメールをたくさんの方が読んでくださり、あたたかいご支援をお寄せくださいました。
本当にありがとうございます。
ひとりでも多くの仲間の今日の一歩が、森と生きものたちをまもる大きな力になります。​

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