ゆっころんのブログ

臨時休業のお知らせ 3月17日(金)~19日(日)と定休日20日(月)お休みします。

フェアトレード・ショップ風”s(ふ~ず)正文館(しょうぶんかん)店は

★3月17日(金)~19日(日)臨時休業と定休日20日(月)お休みします★

風”sスタッフとなふたうんメンバーで韓国のソンミサン・マウル*を訪問、韓国のフェアトレード団体とも交流、土井ゆきこは韓国で講演、帰国後に報告会も予定しています。

*街づくりに見る理想のコミュニティ「ソンミサン・マウル」。住民参加型の街づくりで、韓国ソウルで住みたいまちNo1にも選ばれて移住希望者も増え続けているそうです。

正文館書店は営業しています。10~22時(年中無休)

 

3月3日 たのしいひな祭りの歌によせて

守山の白沢作業所の木のお雛様(2000円+税)

サトウハチロー:作詞 河村 光陽作曲

ひなまつりは、春の訪れと女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事です。

(1) あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り
(2) お内裏様(ダイリサマ)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした ねえさまに
よく似た官女(カンジョ)の 白い顔
(3)

金のびょうぶに うつる灯(ヒ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒(シロザケ) めされたか
赤いお顔の 右大臣(ウダイジン)

(4) 着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り
 

守山の白沢作業所 木のお雛様(2000円+税)

ゆっころんの大好きな童謡の一つ「たのしいひな祭り」の歌には悲しいメッセージもこめられているようですが、私自身この季節にあいちこちでかかるこの歌は、33年前の2月18日朝母が起きてこなかったという突然の出来事の季節と重なります。孫娘の雛なつりにでかけるためにデパートで買った甘酒が冷蔵庫にありました。身内の無い母にとって唯一の気分転換がデパートへ出かけることでした。そして末っ子の私にはいつも大好きなチョコを買ってきてくれました。その最後のチョコはつい最近まで残してありました。今、私はフェアトレードのチョコを通じて誰もが幸せに暮らせることを願って風”sの存続と、フェアトレード・タウン運動に思いをかたむけています。

★今日で守山の白沢作業所のかわいい木でつくられた雛人形はなくなりますが、

5月人形の時も展示販売しますので見にきてくださいね。

北九州の小倉から平戸への旅(2月7日~9日)

北九州市の小倉は、初めてか?と思ったら、思いだしました。エコブラックの生みの親、田原飲料の後藤さんと待ち会わせして、小倉のウィンド・ファームの中村隆市さんを尋ねた事がありました。紙パックのフェアトレード・コーヒー「エコブラック」は人気です。ウィンド・ファームのコーヒー、メキシコ・トセパンのコーヒーとエクアドルのコーヒーのブレンドでまさに森のなかで育てられたコーヒーです。

その北九州の市立大学で2月7日北九州市立大学にてシンポジウム「北九州でフェアトレードを普及させるには」土井ゆきこも参加しました。「そうだ平戸へ行こう!」と思いたちました。それは2014年~15年にかけて南周りのピースボートに乗船した時、友達になったオランダの青年レムコーを尋ねるために。彼はオランダの「イエナプラン教育」を受けた人でお母さんがその教育に携わっていたようにも聞きました。ピースボートの勉強会のような講座ではじめて「イエナプラン教育」を耳にしました。異年齢の子どもたちが、自分達で何を学ぶかプランをたてていくようです。そのイエナプランの勉強会を2月にフェアトレード・ショップ風”s(ふ~ず)正文館店で行いました。

レムコーと平戸オランダ商館にて(私は背伸びしています)

彼は、ピースボート乗船のまえにあと一週間後に壊されるという日本家屋を購入して、ゲストハウスにしようとしているのです。

ちょうど名古屋をたつ6日に「ディスカバー・ジャパン」2017年2月号の~積極的移住のススメ~というテーマの冊子にに彼が紹介されていました。その冊子の表紙には2月5日に足助で聞いた講演の秋場さんの講演で彼女の会社が表紙で紹介されていますというお話でたまたま購入したら、8日に会うレムコーも数ページ紹介されていました。

外国籍の人に教えられることもある日本の文化。船の上でのレクチャーは平戸の風景と平戸の人々とのかかわりが楽しそうだったので、古民家にもとても興味があり出かけました。

ゲストハウスになる予定の2階の部屋

小松から新幹線で博多、博多からMIDORI EXPRESSに乗って佐賀へ、更にバスで平戸へと約半日かかりました。

復元された平戸オランダ商館

ちょうどこの日はオランダのモダンダンスの公演が平戸オランダ商館であり、レムコーは平戸へ彼等が着いていらいの付き添いで忙しく、私は一人で平戸を歩いた。昼はヒラメの刺身、夜は平戸ちゃんぽん、そして夜にモダンダンスの公演と地元の高校生も一緒に踊る素敵なステージを観たあとは、創業42年という御家紋(おげもん)という喫茶店でコーヒーを頂いた。

 

御家紋(おげもん)の店

「おげもん」は方言で『風変わりな人』という意味でだそうです。粋なという意味もあるような? そのお店の鈴さんと夕食まえにお店に入って少しお話をしたら、彼女も平戸オランダ商館でのモダンダンスに行くということで、「終わったらお店に…」と誘われ、昼に頂いたみかんのお礼にフェアトレード・チョコのココナッツミルクをプレゼントしに寄ってみました。営業時間外にお友達も寄って一緒にコーヒータイム。チョコが美味しいから送って欲しいと注文まで頂きました。初めて訪れる土地でなんだか知り合いができて嬉しい楽しい平戸でした。

おげもんの鈴さん

こんな看板がありました!

コーヒーは平戸から~~~~~~~

100年後のあなたに何が贈れるのか? 映画「未来を花束にして」を観ました。

映画「未来を花束にして」

【内容】実話をもとに、1910年代のイギリスで参政権を求めた女性たちの姿をキャリー・マリガン主演で描いたヒューマンドラマ。1912年、イギリス・ロンドン。洗濯工場で働く24歳のモードは、同僚の夫と幼い息子の3人で暮らしていた。ある日、女性参政権運動活動家である友人に代わって公聴会で証言し、「今とは異なる生き方があるのでは?」という疑問を持つようになる。それがきっかけとなり、モードはWSPU(女性社会政治同盟)のリーダーであるエメリン・パンクハーストの演説を聞き、デモにも参加するようになる。しかし、女性の政治活動を不満に思う男性も多く、夫からは家を追い出され、息子と会うことも禁じられ、さらに工場長からもクビを宣告されてしまう。

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2月17日に伏見ミリオン座で「未来に花束にして」を観てきました。公聴会で問われ、生まれたところは洗濯工場。父親は誰か知らない。7歳からパートで働き12歳で仕事を任される、そんな人生をそのまま受け取っていた一人の女性が「他の生き方もあるかもしれない」と思って運動に参加。映画の中では50年間平和な運動をしてきたが今は立ち上がる時と、まどガラスに石を投げたり、〒ポストに火をいれたり、首相の建築中の建物を爆破したりと行動に移すが、新聞にはベタ記事のみで、さらに命をかけての抗議をする女性達。国王も観戦するダービー場で馬の走るコースへ入り命を落とす一人の女性の死は世界の大ニュースとなり、葬式も盛大な行進となった。途中から黒白の実写フィルムになった時は、胸がジーンとした。事実なのだ。

映画では最後に国別に女性参政権を得た年号が流れていた。最後は2015年サウジアラビア。

1913年2月19日 エメリン・パンクハーストさんが女性参政権を要求して首相官邸へ実力行使。彼女は1903年に女性政治社会同盟を結成、何度も逮捕されるが獄中でも絶食して抗議を続け、ついに1918年イギリスの女たちの手に参政権をもたらした。(ジョジョ企画10年日記わたしの人生記録帳「満月」より)

日本では

1928年2月18日 男子のみ普通選挙第1回総選挙が2月に行われることになり、婦選獲得連盟と東京連合婦人会は「国民生活に理解あるまじめな人格に投票するように勧めること、婦人にはまだ参政権がないことを知らせること、婦人参政権の必要を説くこと」など10箇条をつくり、東京市内で普通選挙達成デーの行動。(ジョジョ企画10年日記わたしの人生記録帳「満月」より)

2月18日は、母の命日。私の三男が8ヶ月の時、朝起きてこなかった母。もう33年も前のこと。兄弟姉妹4人(私は末っ子)一緒に食事をし、在りし日の母を語り合いました。大学受験の朝に赤飯を炊いてくれたから、だから俺は赤飯が好きなんだと言う長男は80歳に近い。私は「幼稚園の時、家出したよね~」って話をした。どうしてしたのか理由は覚えていないけれど家出という形はとっていた。そんなことどうしてしたのか不思議です。

私たちにとって4人とも本当に母政子の生き方を尊敬しています。戦中戦後を生きてきた母には参政権を得た時は何を思ったのでしょう?

 

 

「次の世代に『伝えていく』場を作っていきたい」と語る長谷川さん(フェアトレード・ショップのパッチワーク代表)

鎌倉の由比ヶ浜で療養中の長谷川輝美さんを、フェアトレード・ショップの人たちと尋ねました。

1998年5月に女性たちが共同で出資し運営する「ウィメンズショップ・パッチワーク」がオープン。東京都が女性問題解決に取り組む活動拠点として開設した「東京ウィメンズプラザ」の喫茶&売店としてフェアトレードを広めるために様々な活動を展開。2年ほど前に横浜市青葉区あざみ野のスペースナナに移転。

パッチワークのコンセプトは、フェミニズムと間口の広いエコロジーを基調に、「人と環境にやさしい食とものの提供プラス情報発信。
色もかたちも違う布を寄せ合わせてつくるパッチワークのように、年齢も経歴もさまざまな女性たちが力を合わせて運営する店・パッチワークは、フェアトレードを通してアジアやアフリカなど南の女性たちともネットワークを広げていこうと、小さなスペースに大きな夢を重ねている、その代表の長谷川さんが療養していると昨年の逗子のフェアトレード・タウンお祝いのパーティーで聞いて心配していました。

療養中の長谷川さんを囲む6人と妹さん

「次の世代に『伝えていく』場を作っていきたい」とこの日訪問のメンバーの名を挙げ一緒につくってゆきたいと、千葉県のハロハロの成瀬さんに語ったり、昨日お会いした時は、全国のフェアトレードの情報を集めたサイトもあったらいいねと意欲的、元気なフェアトレード・ショップ「パッチワーク」の長谷川さんにお会いできて本当に安心しました。

2月13日朝名古屋からオゾンのてるこさんとでかけ、新幹線から見えた富士山は素敵でした!

2017年2月13日の富士山

 

その日は、鎌倉の由比ヶ浜の宿で1泊して翌日は浜を散歩

鎌倉までぶらぶら歩き、本郷台のネパリ・バザーロの事務所で「ネパリ・ランチ」をご馳走になりました。

ネパリバザーロ代表春代さんと副代表の完二さん

20年前後フェアトレード・ショップをやってきたメンバー、岩手の花巻そして名古屋の二人も合流しました。それまでの長い月日、いろいろな出来事を乗り越え今日という一日を一緒に過ごして交流。語り合う貴重な2日間でした。素敵な人たちです!

花巻で、横浜で、小田原で、ひたむきに、それも自然体で情熱をかたむける女性たち。同じ思いでフェアトレードを続けてきた人たちと、時を経ての新たなる再会は私の人生の振り返りと、これからのことを考える大切な時間になったと思う。

フェアトレードの業界も大きく変化、社会の情勢も大きく変化、そのなかで各地のフェアトレードを長年やってきた人達がこれからどこへ行くのか? 名古屋のオゾン&風”s含め興味深いです。

 

2月12日(日)第22回スローシネマ・カフェは正文館書店本店5Fホールにて「銀河の雫」上映10時半~

2月12日(日) 「銀河の雫~はじまりはひとつ」DVD上映会と
 「フェアトレードとチョコと児童労働」展 東区正文館ホール
          手作りのシネマ会場とフェアトレード・カフェ1300円(当日+200円)
http://www.nagoya-fairtrade.net/?p=17924

「フェアトレード=地球上の世界へ」

「オーガニック=微生物から見ない世界へ」視野をむけ

足下の暮らしを見つめ直す「地域の人とつながる店」の理念でスタートしたフェアトレード・ショップ風”s(ふ~ず)正文館店の正文館書店本店5Fホールで初めての「正文館スロー・シネマカフェ」を本日開催。10時半~上映、あと10人くらいは可能です。マイカップ持参でよろしけばご参加下さい。

★スローシネマカフェとは

カフェで、集会室で、地域で、劇場で。
みんなで観る。感じたことを隣の人と話してみる。
その「場」を共有することで生まれる「つながり」が、新しい時代を創る!
あなたも自分の暮らす、働く、集う地域を拠点に、世界に一つの「スロー・シネマ・カフェ」を開いてみませんか?

と文化人類学者の辻信一さんの呼びかけでスタートしました。

営業時間変更のお知らせ→2月8日(水)・9日(木)の2日間は、営業時間は17時まで

2月7日北九州市立大学にて「北九州でフェアトレードを普及させるには」と題したシンポジウムが開催されます。
第1部では「日本と世界のフェアトレードの現状」
と題して、以下の4名の報告

・アカデミックな視点:渡辺龍也東京経済大学教授
・フェアトレード・タウン推進者の視点:土井ゆきこ「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会代表
・卸団体の視点:人見友子「シサム工房」副代表
・ショップ経営者の視点:宮下緑「一生もんshop緑々」店主

第2部では、第1部の4名にご登壇いただいて、「地方におけるフェアトレ
ード普及方法」と題するパネル・ディスカッションをフロアーからの質疑を交え
て行います。

ということで今から北九州にむかい、名古屋へ戻るのは9日の夜のため

営業時間は、土井不在のため 2月8日(水)・9日(木)は12~17時までです。よろしくお願いします。

稲武(いなぶ豊田市)の雪み街道・汁-1グランプリ・雛人形&2月4日のお月様

稲武のどんぐり工房駐車場が汁-1グランプリ、地元7店舗参加の汁をローソクの明かりが灯るテーブルで食べながらみる会場になり、あかりの灯った雪の灯籠が幻想的な世界に…..

IMG_0358雪み街道汁ーぐらんぷり

雪は降っていなかったので面ノ木から運んだそうです。風のないおだやかな夕暮れ、すこしずつ黄昏になる山々を背景に、雪灯籠はあかりをやさしく照らす。

どんぐり工房ひな祭り、今年のテーマは「福よせ村の仕事とくらし」がテーマの雛人形の展示、昨年もみましたが一体一体工夫をこらして、会話のコメントもつけながらのこの展示は見事です。4月3日まで稲武のどんぐり工房にて展示。

~福よせ雛とは~

各家庭でお役目を終えたお雛様たちに、ふたたび活躍の場をつくろうと始まった「福よせ雛プロジェクト」

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そして夜は、高校のあった高台で星観察をしているという情報を得て行ってみると天体望遠鏡が2台あり、月の観察もできた。冬の大三角形や六角形の星の見方を★まで届く(ような)光線で指し示すのがとっても、かっこよかった。宇宙を舞台にした本物のプラネタリュームのあとは、やっぱりどんぐりの湯につかることにした。冷えたからだがびよ~んと伸びる快感は冬しか味わえない。露天風呂では半月がくっきり見えた。

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2月12日に開催するDVD上映会の暗幕が稲武の家にあったのでどうしても車でとりにこなければならなかった日程から、雪み街道・汁-1グランプリ(食べて投票してグランプリを決める。100人以上の人が楽しんでいたと思う)・お雛様そして星観察と温泉と素敵な1日コーズとなった。午前中はフェアトレード・ショップ風”s正文館店でオランダのイエナプラン教育の勉強会でした。参加は9名。若者たちと勉強しました。

2月12日(日) 「銀河の雫~はじまりはひとつ」DVD上映会と
     「フェアトレードとチョコと児童労働」展 東区正文館ホール
              手作りのシネマ会場とフェアトレード・カフェ1300円
    http://www.nagoya-fairtrade.net/?p=17924

松場登美さんのお話を聞きました。2月5日足助交流館にて

名古屋から1時間くらいの紅葉で有名な足助で、豊田市企画政策部企画課おいでん・さんそんセンターの平成28年度 いなかとまちのくるま座ミーティング「いなかをいなからしく磨きあげる」に出かけました。

午前中は、基調講演「足元の宝を見つめて暮らしを楽しむ」(株)石見銀山生活文化研究所 (アパレルの会社)代表取締役所長、(株)他郷阿部家(古民家を改装してもとの持ち主の名前をつけた宿坊) 代表取締役 松場登美さん

団塊の世代のおばさま、事業は決して成功はしていないという前置きから、引用・格言・語録を引用しますとのことで、初めは宮本常一さんの話から子孝行をの話。これからは親孝行の時代ではない、子孝行をしないと世の中はよくならないということ。

はなから素敵な言葉がでてきました。

再生と繕い文化 紡ぐ、織る、繕う

CIMG1180松葉登美

縦糸は歴史、横糸は智恵を通す日々の暮らし、過去は時間の蓄積、豊かな老後は、単にお金やゆとりではなく日々の暮らしの蓄積が老後をつくる。

人間が美しく(きれいとは違う)生きるために必要なものは、宗教・哲学・芸術、それが生活の中にかってはあった。人間と自然がおりあいをつけて、家畜を媒体として。自然のなかにあった生きた風景、それは人が落ち込んだ時になぐさめられるその風景が、消えて行く。残したい。

変えなければいけないもの、変えてはいけないものがある。復古創新という言葉で、美しい循環を継続していくと理念にかかげる会社の事務所は、人口400人くらいの島根県大田市にある大森という地の古民家にあり、宿泊施設も古民家を改造して経営。今は10軒目の古民家再生をてがけている。

「日本仕事百科」でスタッフ2~3人募集したら全国から90人の応募があり60人面接し、ニューヨークの国連で働いていた人、フェアトレードで働いていた人もいたそうです。

日本は、四季があり言葉も豊か、例えば雲という表現も400語ある。自然信仰やモラル、感性など輸出したらいい。

火の無い暮らしはおかしい。火は力がある。またはちどりのひとしずくの話もでた。いろいろなところで共感でき引き込まれた。一番前右で聞いていたので講師と近かったので親近感も持てた。

講演後すぐ近くに見えたので写真をお願いしました。

松葉登美さんとゆっころん(団塊世代)

松葉登美さんとゆっころん(団塊世代)

午後の分科会では「地域スモールビジネス研究会」に参加、若い女性達が元気なのが嬉しい。隣の人と話す井戸端会議では、私と同年代の女性と話をした。お茶お花の先生で、日本の文化をつたえるような講座もしてみえるようだった。松葉登美さんの話のなかでいわれた団塊の世代が、悠々自適の生活をしている場合じゃない、もっとこのような場所に来て若者たちと失った大切なものを伝えていかないとね~ということで話は弾んだ。

CIMG1190稲武2月5日

16時に足助をたち稲武へもどる道は霧、伊勢神トンネルを抜けると道路におおいかぶさる霧はなくなっていましたが、霧のたなびく山々がいい~。

新しい出会いがつぎつぎに生まれています。「忘れられた日本人」の暮らしをすこしでも思い出そうとしている人々に出会っています。

温かい涙のような心を届けたいバレンタイン….フェアトレード

あふれる美辞麗句より、温かい涙のような心を届けたいバレンタイン

1996年、フェアトレードの店を始めたきっかけはフィリピンのバナナとインドネシアのエビの話。私たちにはお馴染みの食材ですがその陰には過酷な東南アジアの人々の生活の上に成り立っていたことを知ったのがきっかけでした。

 

昔、バナナは病気になったときに食べられる高級品だったそうです。それが安価になって流通した陰にあるプランテーション(単一食物栽培)による熱帯雨林破壊、生態系破壊による病虫害駆除の農薬、化学肥料投与、大地もそこで働く人々も蝕まれていく。そんなバナナを食べている暮らしが実は20年経てもまだ続いている。それはフェアトレードがそれほど広がっていないことの証かもしれない。

 

オルタ-・トレード・ジャパン(ATJ)の昨年12月のHPによれば、日本の商社のバナナ農園で働いている人々が飛行機による農薬の空中散布を止めてほしいと訴えている。仕事があることはありがたいとしながらも学校の近くでも散布は行われ健康被害が心配と言う。空中散布では逃げる場所がない。

 

スーパーでは、高地栽培とか提携農家とかよさそうなキャッチコピーで、生産者の真の姿は伝えられていない。安いバナナはその証。でもなかなか生産者の生活や健康や人権や環境を守るバナナを見つけることは難しい。でもとても身近なバナナだからこそ、そこから生産現場の事実を知るきっかけはある。

 

チョコレートも同じ。身近なそして幸せにしてくれる美味しさゆえに、その陰にある世界の児童労働の問題は、明暗のコントラストが際立つ。

あふれる美麗美句より、温かい涙のような心を届けたいバレンタインのフェアトレード・チョコ

このカカオから作られる美味しい食べ物を、苦い涙ではなく、温かい涙で溶かしたい。

 そんなことを願う2月です。

今年になってから高校1回・中学1回・小学校3回・大学1回とワークショップや講演が続きます。

伝えてきます。「チョコレートの来た道」フェアトレード・タウンのこと。