TOP >  ゆっころんのブログ > 2025年11月28日 劇「望郷ー凍れる...

ゆっころんのブログ

2025年11月28日 劇「望郷ー凍れる土の国から届いた便り」3時間に及ぶ舞台 昭和文化小劇場

2025年11月28日 劇「望郷ー凍れる土の国から届いた便り」3時間に及ぶ舞台 昭和文化小劇場

今年の4月に、この「望郷」の劇上演までに数回の企画がありその一つに胡桃沢伸さんがお話をするということで昭和文化小劇場へ行きました。この内容もすごくよかったけれど、メモをすぐ記録しなかったので思いだせない。ある事象を言葉でまるっきり反対の表現をするという話が興味深かった。政府がよく使う手だよね。今回のスパイ防止法なんかもそうかも?

その時に「幻の村」ー哀史・満蒙開拓 著手塚孝典 の新書版を入手。

満蒙開拓のいびつで複雑な姿をあぶりださなければならないと前書きにあり

数年前、ここ野入から1時間ほど北の阿智村に「満蒙開拓平和記念館」を訪ねた。

ここで知ったのは、国に3回だまされたと書かれてあったこと。

・満州は平和で豊かな理想郷であるかのように宣伝された。

・ソ連軍が攻めてきた時、関東軍はその前に逃げ、尚かつ追われないように橋など爆破して逃げて行った。

・奇跡的に生き延びて帰国した開拓民を待ち受けていたのは、冷淡な社会「棄民」としての扱い多くの人々が困窮し、「戦後が一番つらかった」と語る者も少なくない

今回の劇は、目の前で(一番前で観劇)人の生身の体から発する声に、本から伝わるものとは違う何かを感じた。これが劇の魅力なのかな~とほとんど劇の世界とは縁遠い私が感じたこと。演劇を志す人を尊敬します。

ゆっころんのブログの最新記事