第54回 スロー・シネマ&トーク・カフェ勉強会
【日時】2025年10月13日
【内容】 レアメタル「緑の植民地支配」の構造について
気候危機への対策が大量のレアメタルを必要とする今の技術。
今までさんざん搾取してきた自然の中で暮らす先住民の人たちの森をさらに破壊し、今よりもっと拡大して水を汚し続けることを私達消費者は知らなければならない。
アルゼンチン・ボリビア・チリでは世界の53%以上のリチウム塩水鉱床がアンデス湿地帯に。リチウムは「白い金」
世界のコバルトの埋蔵量の半分コンゴ民主共和国にある。
世界のニッケルの埋蔵量の60%はオーストラリア・ブラジル・インドネシアに分布
フィリピン・インドネシアでニッケルのために人々が土地を奪われ、森が破壊され、水を汚され、健康を害している現実がある。
どの地もそこに住む先住の人々と土地が先進国の便利さの犠牲になっている。
でも、私たちはスマホを手放すことはできない。少なくとも使えるうちは使いたい。新しく買い替えることはやめる。
一人一人の生活を自然の中の一部として暮らしていくこと、顔をみて話し合う場を持つコミュニティのある暮らしなどが広がれば、希望は見えるかもしれない。
月1回のここ民家カフェ「風の庭」での10人前後の集まりも今回で54回目、コミュニティづくりの一場面として役立っていることは嬉しい&ありがたい&私達夫婦がここ野入で生きる一つの生き甲斐にもなっている。