2025年1月8日 太田ゆか(1995年生)日本人女性初の南アフリカ公認サファリガイド
10年サファリガイド「罠にかかった野生動物の救助」「サイの密猟対策」「人間と野生動物の軋轢を防ぐためのGPS活用」など野生保護に取り組み、現地の生態系保全を目指す。以下講演内容
サイの角の密猟あり
アフリカ最大規模の自然公園クルーガー国立公園はほぼ四国の広さ
動物に生息地の減少 分断
人口の増加 開拓 経済発展 工業地帯
人間と野生動物との境界線ぎりぎりになってきている
1984年 大規模農地開拓 プランテーションにてマンゴ・オレンジ・グレープフルーツ
木片チップ 紙作るための伐採 フルーツなどは、中東・アジアに輸出
発展と環境保護とのバランスをどうとるか?
アフリカは 銅・金・ダイヤなど鉱山資源が豊富
工業地域が発展 人が来て、町が出来、鉄道が敷かれ、道路が出来、発電所も
動物たちが以前はアフリカの国5カ国にわたり周遊するくらいで生態系のバランスが保たれていたが、限られた場所の中で動物の個体が増えすぎ 植生の問題も起きている
大きな木が伐採され、鳥が巣をつくれない
保護区を出て行く動物 人間との軋轢 象が獣害となっている
伝染病の問題 野生動物から家畜へ 家畜から野生動物へ
道路が通っているので動物の交通事故も多い 希少動物も事故にあっている
動物保護近くに住む人たちは、サファリで観光客が見るようには動物を見ていない、知らない。
家畜を、また人間を襲うような悪いイメージを持っている
保護対策として
環境保護のため野生動物保護区近隣の住民に保護の仕事をしてもらい地域の人の暮らしを保つことや、太田ゆかさんが通ったサファリガイド訓練校は年間200万くらいかかるので学ぶ機会をつくる補助をする。家畜が襲われたらその弁償的なこともしている。
また、土地の分断化により近親相姦の弊害がおきているので、人工的に雄雌を引っ越しさせ
麻酔が効いている間に仲良くなるように皮膚をこすりあわせる「ゴシゴシ作戦」をしているという。オスがメスを殺したりうまくいかない時もある。
ザンビアでは、チータが復活。いなくなった肉食動物が戻ると生態系も復活する。アメリカのイエローストーン講演のオオカミがいい例。