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運転期間の延長に反対する署名75,214筆&経産省、規制庁からの回答

運転期間の延長に反対する署名75,214筆&経産省、規制庁からの回答

みなさま
FoE Japanの満田です。
本日は「署名提出と政府ヒアリング:原発推進GXに異議あり! 運転期間延長に反対!」にご登録、ご参加いただきまして、ありがとうございました。本日は200人以上の方にご参加いただきました。

運転期間の延長に反対する署名75,214筆を、経済産業大臣、原子力規制委員会委員長宛てに提出しました。
ご協力ありがとうございました。

事前に提出した質問書に対する経済産業省および規制庁からの回答を以下のサイトに掲載いたしました。
https://foejapan.org/issue/20230202/11408/

すでに報道にあります通り、昨日、原子力規制委員会において、運転期間の延長を前提とした規制の枠組みが決まりそうだったのですが、石渡委員が、運転期間を原則40年とする原子炉等規制法から当該規定を削除することなどに対して、反対意見を述べました。

理由としては以下のものでした。
①今回の変更は新たな知見などに基づくものではない。炉規法から運転期間の規定がなくなるという意味では安全規制の後退だ、
②電気事業法に移っても)40年60年の枠組みは変えないとあるがそれでは炉規法を改正する必要はない、
③私は委員会の中で地震・津波などの審査を担当しているが、いくつかの発電所で審査が伸びている。鋭意審査しても時間がかかっている。審査に時間をかければ、その分だけ運転期間が延びる。審査をして延びると、より高経年化した炉を動かすことになる。

GX基本方針は、運転期間の延長に関して、「原子力規制委員会による厳格な安全審査が行われることを前提に、運転期間に関する新たな仕組みを整備する」としています。しかし、原子力規制委員会が、「厳格な安全審査」「新たな仕組み」について合意できていないという状況です。

こうした中、明日のGX基本方針の閣議決定はできないのではないかと思いますが、本日、経産省にその点きいてみたところ、頑として、そこは規制側の判断であると意味の通らないご回答を繰り返しました。どうやら明日の閣議決定は強行されるようです。

石渡委員の反対および閣議決定に関しては、以下のまさのあつこさんの「取材ノート」をご覧ください。
「GX基本方針閣議決定に待った!」
https://note.com/masanoatsuko/n/n38b62bf417f9

明日閣議決定されるのは、GX基本方針、GX推進に関する法案のようです。
原子炉等規制法、電気事業法、原子力基本法などの改定に関しては2月下旬にまた別途閣議決定され、国会にかかります。
反対の世論を強め、なんとか食い止めていきましょう!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

満田夏花(みつた・かんな)
国際環境NGO FoE Japan
TEL: 03-6909-5983

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