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訃報 2015年10月15日朝 関戸美恵子さん他界されました 合掌

起業支援家
関戸美恵子氏
NPO法人起業支援ネット・代表理事

1947年京都生まれ。大学卒業後は名古屋で高校教師に。出産を機に退職。めいきん生協理事を経て、44歳の時「ワーカーズ・エクラ」を設立、起業支援に本格的に取り組みはじめる。98年ワーカーズ・エクラを「起業支援ネット」に改組、99年特定非営利活動法人に。代表理事を務める。

「忘れられない贈り物」を私に贈ってくださった関戸美恵子さん

私が関戸さんに会った時は、髪型もポニーテールだった。しばらくポニーテールがトレードマークだった。いつしかショートカットの髪型にも慣れた。

私は1996年5月に愛知県女性総合センター(ウィルあいち)の1Fにフェアトレード・ショップ風”sをたちあげました。中部地区では初めてのフェアトレード・ショップ。そこへたどりつくまでには、関戸美恵子さんの起業を支援する「ワーカーズ・エクラ」で指導を受けました。フェアトレードの話を始めて聞いたのは、関戸さんの講座です。1993~4年の頃。この間2~3年は「ワーカーズ・エクラ」に通い起業という「生き方」を模索していた。迷った時は、起業理念に戻ることなど学びました。

ウィルあいちのテナント募集に応募。「早口で話さない、審査員は中年の人だからカタカナは余り使わないほうがいい」などのアドバイスも受け面接に望みました。

その後は98年ワーカーズ・エクラからNPO法人「起業支援ネット」が生まれるまで理事を2年ほど担当。ちょうどその時の大切な会議の時、京都から実の母親を呼びその介護の中、母親の気になる容体の時に、関戸さんが会議に出るか出まいか迷っていたら、お母さんからは「会議に行きなさい」ということで出席したと話されていました。起業にかける子を思っての親でありその子の姿でした。

実の親と、同居の親と子育てもしながらのNPO法人「起業支援ネット」を立ち上げ、念願の起業学校も立ち上げ10年以上になり、私の「なふたん」のメンバーや知人も何人かこの学校でお世話になっています。

年老いたら起業した人たちを訪ね歩く旅がしたいと言っていた関戸美恵子さんは10月7日に自宅で倒れて15日に遠い旅へ旅たたれました。享年69歳。私と同年代の美恵子さんは私の大先生。ありがとうございました! 美恵子さんに出会えて今の私があります。

9月19日、私が2009年6月にたちあげたフェアトレード・タウン運動がたくさんの人のおかげで運動が実り中日・日経・朝日・読売にも掲載され、そのことを知って頂いたことを今思えば嬉しい!きっと喜んで頂いたと思います。見届けて頂けたこと本当に感謝しています。

起業して20年、ひとつの節目の2015年9月19日フェアトレード・タウン名古屋の誕生!

同じ年に、その1ヶ月後に関戸美恵子さんと別れがあるとは夢にも思わなかったけれど、命は限りあるもの、残された私たちは意志をうけついでいくことが目にはみえなくとも関戸さんの存在する意志です。

2週間くらいまえに頂いたある企画に私を呼べなかったお気遣いのための電話が最後でした。声が聞けてよかった。

私にとって伝説の人になりました。
「忘れられない贈り物」の贈り主です。

ありがとうございました!

ご冥福をお祈りします。

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