豊田市の稲武地区にきて5回目の冬、野入町では3回目の冬を過ごしています。
この地の人達は今年は雪が少ないね~と言ってましたが、今朝この冬初めての雪景色。
冬は、ペレットストーブのある部屋に籠もる感じですが、それでも裏山にはでかけ竹切りをしています。3年間の間に300本近く切っていると思う。
昨日も,切り出したら止まらない。あれもこれもと1時間半切り出す。・
イノシシがこないような針金の低い網をこえて、更に鹿用のネットを超えて(破れている)竹切りをしています。奥は前に倒れたのが多いので、のこぎりを入れるとミシミシ裂けながら倒れて行くのでちょっと楽で、気持いい感じ。
切り倒した竹を段々下へ卸し、下から受け取って枝を払う。その枝葉は燃料となる。
竹は畑の囲いや、店のディスプレイなどにも利用している。ゆくゆくは椅子やハンガー掛けなどの家具などもできたらいいな~と思っています。そしてまた竹炭も作れたら、和室のいろりにも利用できる。
私は、街育ちでしたが、東区でしたが子どものころ、まだ空き地は街にもあり、祖父が野菜を作っていた記憶がかすかによみがえってきます。こんなことでも原体験は必要かな~と思う。
孫達に自然の中で過ごして欲しいと思う気持もあり、ここ野入と名古屋との2拠点住まい、と言っても野入時間のほうが多い。
今年は。すぐ下のみえるところにも畑を借りられることになり、夫まかせだった畑仕事も今年はがんばろうと思っています。子どもが小さい頃は、名古屋の北の味鋺で貸し農園を借りていましたが、週1回通うのが精一杯でした。ここは庭でも野菜が作れ、ちょっと下へゆけば畑、川が流れているところも借りているので散歩がてら、川の流れを聞きながらの農作業もできます。
手仕事・手作りを復活。
日に一度は、竈でお湯わかしやご飯炊き(1時間半は火をみている)、パン・ピザ焼き、ジャム作り、豆乳ヨーグルト・納豆、蔵からでてきた餅つき器でモチ、そ~だ今度はうどんも作りたい。炭団(たどん)だって作って成功!
炭団(たどん)って知っている? 丸い固形した炭のようなもので、豆炭といわれているものを利用してアンカを抱いて、転がして寝ています。
この豆炭も2袋くらい納屋にあり(この家の岡田のお婆ちゃんが使っていたと思う)私は、母が使っていたのを思い出し品川アンカを買い求めた。ネットは使いたくないと近くの店(といってもカーマくらいしかない)に行ったけれどないので仕方無しにネットで購入。母が使っていたのと同じオレンジ色。懐かしい~~~。今も変わらず健在の品川アンカ! ありがたい。
斉藤健一郎さんの「本気で5アンペア」にもアンカのことが載っていた。24時間もつからいいって。
実際は、24時間もつのですが、昼間かかえていることもできないので24時間も必要ないので、半分に切ろうと思ったけれど粉々になるだけで失敗。
ところが15時間くらいもつ豆炭誕生!
それは岡田のお婆ちゃん幸代さんがのこしてくれていた豆炭の袋の中は、崩れて粉がいっぱい。それを分別して、小さい単位も寄せて使ったあとの「粉」を手で丸めて干して使用したら、ちゃ~~んと15時間くらい持ったのです。成功!
というわけで、あるものを頂いて利用する嬉しさに浸りながら暮らしています。
といっても、この地区の人達との交流も順次できていて、ここ冬期休業中ではありますが民家カフェ「風の庭」では月1回、スローシネマ・カフェ*を開催。
1月20日(月)第7回スローシネマ・カフェ
5~9人くらいの人が来てくださって映画をみて、そのあとフェアトレードのコーヒーをのみながらのお茶タイムで交流しています。
また、毎週金曜日の夜は、稲武交流館でフラダンス「稲武ナプア」の会にいれてもらって練習して2年近くになりました。運動の為もありますが、ぼけ防止にもなるようです。手と足と首と全体の動きをするほんの数分の動作を覚えるのに、まずは頭で理解して、体に覚えさせるまでが時間を要しますが、踊ることはとても楽しい。
以前ピースボートでどこかの国で夜、JAZZの演奏が合った時、私が楽しんで踊っていたようで一緒に乗船していた若い女の子から「楽しそうだった~」といわれ、そうか~私踊っていたんだと思ったこともちょっと思い出し、またグァテマラのマヤの人達の3時間近くに及ぶ儀式に参加したあとも、なぜかそこで私一人で舞っていた。人はもともと歌ったり、踊ったりすることが好きなはず。田植えの時、漁する時、祭りや儀式の時など暮らしと歌・踊りは欠かせない。盆おどりも大好きな私です。
と久しぶりに野入日記を書く気になったのですが、結構これから緊張する企画が4つあります。
①1月25日(土)沖縄カカオプロジェクト・ツアー報告会
http://www.nagoya-fairtrade.
沖縄カカオプロジェクト ニュースレター Vol2より http://huzu.jp/blog/4288/
②1月29日(水)椙山女学園高校での国際理解・平和講演会「チョコレートの来た道」WS。 今年で4回目くらい、毎年1月に開催。外部講師10人くらいの講座。
③2月1日(土)上名古屋小学校PTAでの「チョコレートの来た道」ワークショップ
④2月28(金)鯱城学園(名古屋市の高齢者の学習の場)の講座担当
そして5月には3人目の孫登場で、浜松まで助っ人に行く予定があり、いろいろあり、ありがたいことと思っています。今年のお正月1月3日には満百歳の義母中心に家族11人が集合して、本当にありがたい、幸せだな~と思いました。
その幸せをを誰もが感じられるような世の中に、また孫たちの未来が沈みゆく地球にならないように行動をしていきたいと思う年始めです。
*スローシネマカフェとは
「カフェで、集会室で、地域で、劇場で。みんなで観る。感じたことを隣の人と話してみる。その「場」を共有することで生まれる「つながり」が、新しい時代を創る!あなたも自分の暮らす、働く、集う地域を拠点に、世界に一つの「スロー・シネマ・カフェ」を開いてみませんか?」と文化人類学者の辻信一さんの呼びかけでスタートしました。