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〒461-0016名古屋市東区上竪杉町1ウィルあいち1F
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8月1日は名古屋は38.4度、多治見は39.9度でこの夏一番の暑さだったそうです。この日はウィルあいちで「いくいくみしる」の東区界隈の店などで子どもさん対象のいろいろな企画が開催されました。(8月2日まであります)
今年始めての参加の風”sは、カンボジアでミサンガづくりを通じてフェアトレードをしようとしている若者たちによる「フェアトレードみしる」と題してミサンガづくりと紙漉き体験講座を企画しました。親子2組、5人の参加でした。この日は夕方から夏祭り開催の日とあって参加が難しいとの声も届いていましたが、親子参加のなかでフェアトレードの紙芝居をして、手作りとフェアトレードの講座は無事終了。
この日ウィルあいちでは「なごや環境大学」の講座もあり、それに参加のゆめちゃんの弟君がともだちと店に元気よく「せんせ~い!」と言って入ってきました。今年4年生になったという弟君は1年生のときに「なふたうん」の講座「チョコレートの来た道」を家族4人と一緒に受講。それからも数回参加というベテラン。ゆめちゃんは今年6年生。ゆめちゃん一家は8月にピースボートに見学に行くという。ゆっころんの話が刺激になったようです。世界に視野を広げる、ましてや実際に訪ねる事ができたら素晴らしい。お母さんは言う。「そのかわりディズニーランドなど行けなくなるよ」と。実際行けるのかわからないが、世界一周する船の中を見学することだけでも子どもたちにとって世界に視野を向けることになる。ゆめちゃん一家はすでにチョコレートから世界に目をむけているから、知ることから、見ることへと移っていくことでしょう。夢を持てばいつか実現すると私は思う。
2009年ごろシャプラニールから会報誌「南の風」への投稿を依頼された。ちょうどフェアトレード・タウンを目指しはじめたころでその意向で受けた。内容は「私の夢」3つについて。1つめは店を持つこと。今年でフェアトレード・ショップ風”sは20年目になりました。2つめは世界一周すること。2008年に北回り、2014~2015年にかけて南まわり。1月の誕生日は、南極にむかうウシュアイア号でサプライズのお祝いも受けた。3つめは、名古屋をフェアトレード・タウンにすること。
当初、遠い夢のような思いで出発した「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」発足でした。みなさんのお陰で9月には名古屋がフェアトレード・タウンに認証される予定のところまできた。これからが本番。「なふたうん」の地味コツ(地味にコツコツ)の道を歩みます。ゆめちゃん一家のような素敵な家族ともつながれる喜びと一緒に。
PS,8月1日の夏祭りに参加。「炭坑節」「郡上おどり」「名古屋音頭」など盆おどりに参加!楽しかった~~~。2年ぐらい前にネパールでシャクティ・サムハ*の子どもたちとピクニックにでかけヒマラヤ連峰もみえる公園で、日本の出し物として踊ったり、今年の2月頃か太平洋の洋上での夏祭りで踊った事を思いだしながら、夫に手荷物をあずけ、しばし酔いしれました。
*「シャクティ・サムハ」ネパールの人身売買サバイバ―(被害)女性とともに行っている「さをり織り」による自立支援の取り組みアジアのノーベル賞とも言われるマグサイサイ賞2013を受賞したネパールの人身売買サバイバ―(被害女性)の団体
3年前の8月25日に発行して以来の風”s・風のたよりオンライン版、今回は180号
1996年6月の紙媒体で毎月発行、発送していた風のたよりは15号まで。16号からはオンライン版になり、長男の力を借りて179号まできましたが、私が名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会の活動にはいり余裕がなくなったのと、長男もこちらの要望に応えられなくなったことで2012年9月から2015年7月までちょうど3年間休刊となりました。
2014年11月21日~2015年3月5日までピーズボートに乗船し、南周りで世界一周。船を下りる数日前に声をかけてくださった西区のコムニカ中谷さんとの縁を頂き、フェアトレード・タウン運動も名古屋がフェアトレード・タウンになるめどがつき、FTNNの代表もおりたことをきっかけに、フェアトレード・ショップ風”sに軸をもどし再出発という思いで、HPのリニューアルをしました。ブログで更新します。
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会(なふたうん)のブログとも一部内容が重複するかもしれませんが、店のスタッフの「ひとこと日記」や「生産者情報」「風”s 今日はなんの日?」などで店の品を紹介しながら、地球の未来を考えた消費者になり、次世代の子どもたちに、環境や人権を大切にした平和な地球を手渡すきっかけづくりの店になりたいと思っています。
名古屋は、藤前干潟をゴミ焼却場から守った運動を経て、2015年の愛・地球博~2010年生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)~2014年ESD(持続可能な社会のための教育)へと世界に視野をむけてきました。また消費者運動をしてこられた人々のおかげで2012年には「消費者教育基本法」も施行されました。すべて共に生きるテーマのフェアトレードにつながります。
なふたうん(GAIAの会が母体)の運動の中心は、国際理解教育です。
★国際理解教育とは『地球や世界が抱える今日的な課題(人権・環境・平和・共生・未来など)を理解し、課題を解決しつつ、よりよい未来をともに築く力を育む教育のこと。単なる知識伝達ではなく、参加・対話・体験型ワークショップを行い、参加者相互の知識や経験、気付きから学びあうことを重視しています。自ら考え、協力して創り出すことを繰り返し体験する中で、コミュニケーションの力、分析的な思考力、合意形成能力、課題解決への意欲が、少しずつ養われていきます。NIEDのHPより』
フェアトレード・ショップ風”sを始めたころNIED代表の伊澤令子さんに、「貿易ゲーム」「ハンガーバンケット」「未来への伝言」など講師としてお願いしていました。その後しばらく休み期間はありましたが、なふたうん運動が始まると同時に、復活。立ち上げの時には令子さんにボランティアファシリテーターで3回連続講座もして頂き、これをもとに現在のなごや環境大学共育講座、参加型ワークショップ「楽しく学ぶフェアトレード」の3回連続講座を構成、今年9月12日26日、10月3日に開催される講座は11期となります。
他になふたうんのオリジナルワークショップ「チョコレートの来た道」単独講座では、小・中・高校・大学など中心に50回を超え、なごや環境大学の講座の中での1コマも加えると60回以上になります。子どもから大人まで年齢に合わせた講座ができ、いつも振り返りシートでは、今の私たちの暮らしを問い直すよう、こころがゆさぶられているようです。
なふたうんの連絡先である名古屋市東区上竪杉町1ウィルあいち1Fにあるフェアトレード・ショップ風”sは、実際に買い物ができる場として連動します。いくら知っても、いくら想像しても行動に移さなければ社会は変わらない。贈り物などにフェアトレード産品を利用して頂くことは、広くフェアトレードを知ってもらうきっかけになると思います。
★帰省土産に、リサイクルBOXにフェアトレード産品をつめて~~
他に お菓子セットなどもできます。
出産祝いに
オーガニックコットンのベビー服を贈りませんか!
もの言わずともわかるオーガニックコットンの肌触り
若いお母さん達に伝えたい地球環境のこと
世界でオーガニックコットンは1%未満
オーガニックコットン以外は農薬・化学肥料の大量使用で生態系を破壊 風のたより144号
風のたよりを1号からこのブログで紹介していこうとしていますが、
2002年5月の国際フェアトレード・デー参加企画、
中部地区初めてのフェアトレードのファッションショーのちらしを入手しました! 懐かしい~。
5月11日はインドのタラプロジェクトのムーンさんの講演も開催。 昨年2014年11月にも来日されました。タラプロジェクトも、グリーンツーリズムなどの企画もして、あらたな取り組みをしている話を東京で聞きました。
後援:財団法人 愛知県国際交流協会
主催:「GAIAの会」(がいあのかい)=「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」の母体
「あなたの好きなブランドは、つくる人の権利を守っていますか?」
「途上国では出稼ぎの人々はバラックに住んでいます。雨季に流されないように
7mもある竹の支柱の上に建てられています。」
「バラック内の暗い共同キッチンでは3つのコンロを32世帯で利用しています」
「私たちの知らない途上国の人々は、
深刻な農薬の被害を受けながら綿をつくっています。」
素人のモデルさん、子どもから中年婦人まで40名くらいの人が参加。場面場面で、スクリーンに生産者さんの紹介、場面に合わせた音楽を流しながら説明、そのなかをモデルさんたちがお化粧もして、歩く練習もして、花を持ち、本番は皆さんがそれぞれに輝いて、自信にみちた表情でモデルを務めていたことを鮮明に思いだします。「循環する水」をテーマにして会場づくりもして….。とても充実した企画でした。
ウィルあいちのセミナールーム1/2には70人くらいの観客
歩く道、暗幕、スポットライトなどを借りてきての手作りのファッションショー
司会の私ゆっころんは、ガイアシンフォニー2番をバックミュージックにお話をしました。いまでもこのCDはお気にいりの1枚です。
この企画を思いついたきっかけは、京都大学の学園祭で見た階段のある教室内で開催されたファッションショーを見て、あれならできると思ったものの、GAIAの会の実行委員のメンバーたちは、それぞれにアイデアを持ち寄り、だんだんふくらみ、手作りのファッションショーとしては二度とできないくらいの力を使ってしまいました。
今から13年も前のことでした。
ところで2年前の4月に起きたバングラデシュの衣料工場ラナプラザでのビル崩壊で1200人以上の人がなくなった事件は忘れられているのでしょうか? まだまだ途上国の人々の命をも奪う私たちの暮らし方を問われていると思います。
「あなたの好きなブランドは、つくる人の権利を守っていますか?」
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(2015年4月22日「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」より転載)
ラナプラザの悪夢のような大惨事を今後起こさないためには、バングラ政府は労働法を実施して、縫製労働者が報復や解雇を恐れずに、職場の安全や労働条件についての懸念を表す権利を享受できるようにする必要がある。工場経営側が、組合活動を行う労働者を攻撃したり、そもそも組合結成の権利を否定している。こうした工場の責任を政府が問わない限り、多数の労働者の命を奪ってきたこれまでのやり方が綿々と続くことになるだろう。
フィル・ロバートソン、アジア局 局長代理
■労働法の確実な実施、組合の不当扱いの停止 急務
(ダッカ)バングラデシュの縫製労働者は、劣悪な労働条件や工場経営者の労働組合に対する不当行為(暴力含む)などに直面していると、本日発表の報告書内でヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。1,100人超の犠牲者を出した2013年4月24日のラナプラザ縫製工場ビルの倒壊から2年がたち、バングラデシュの工場をより安全にする取組みが進められてはいる。しかし、労働組合結成や、よりよい労働条件を求める活動などの労働者保護の国際労働基準の実施に向けて、バングラ政府および先進国小売業者には、やれること・やるべきことがもっとある。
ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局局長代理フィル・ロバートソンは、「ラナプラザの悪夢のような大惨事を今後起こさないためには、バングラ政府は労働法を実施して、縫製労働者が報復や解雇を恐れずに、職場の安全や労働条件についての懸念を表す権利を享受できるようにする必要がある」と述べる。「工場経営側が、組合活動を行う労働者を攻撃したり、そもそも組合結成の権利を否定している。こうした工場の責任を政府が問わない限り、多数の労働者の命を奪ってきたこれまでのやり方が綿々と続くことになるだろう。」
報告書「出る杭は打たれる:バングラデシュの縫製工場における労働者の権利問題」(全78ページ)は、44の工場で働く160人超の労働者に対する聞き取り調査を基にしたもので、その大半は北米、欧州、オーストラリアの小売業者向けの衣料品製造に携わっている。労働者たちは、肉体的な暴力や時に性的・精神的虐待、強制的な時間外労働、有給での産休取得の拒否、賃金・ボーナスの一部不払・遅配などの経営者側の不当取扱いを報告。労働法が近ごろ改正されたにも拘わらず、こうした不当取扱いに立ち向かおうと労組結成を試みた労働者の多くが、解雇や暴力(工場経営側からの場合も、雇われた第三者からの場合もある)などの報復を受けた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、バングラデシュ政府、工場経営者、ならびに先進国小売業者に対し、労働者の権利を尊重するよう、また工場主および監督者が労働者代表たちを不当に標的にするのをやめさせるよう強く求めた。
ラナプラザでは、建物の壁の大きな亀裂を理由に工場に入ることを躊躇していた労働者たちに対し、工場監督者たちは中に入ることを強制的に要求した。2012年11月24日に火災が原因で112人が犠牲になったタズリーン縫製工場でも、火災警報が作動した後も監督者たちが労働者の避難を禁止した。こうした監督者たちの要求する無理難題と闘うべき労組は、いずれの工場にも存在していなかった。
ラナプラザの惨劇以来、労働法の一部規定に改正が加えられた。その結果、労組の登録手続きが容易化したことから新しい組合結成・登録は促進されたものの、労組のある縫製工場は未だ10%以下にすぎない。労組の代表者たちはヒューマン・ライツ・ウォッチに対し、現在も工場監督者たちに標的にされており、監督者および上司のいじめの対象となる危険や、雇われチンピラによる暴力に直面していると話す。労組を結成しようとした労働者がそれゆえに解雇された工場もある。工場経営者およびに監督者たちはこれを否定している。バングラデシュ縫製業者・輸出業者協会(Bangladesh Garment Manufacturers and Exporters Association, BGMEA)の高官は「労働組合に関しては苦い経験がある。労働組合は、労働者は働かなくても給料がもらえると信じているのだ」とヒューマン・ライツ・ウォッチに語った。
労働者たちは、工場内で肉体的・精神的虐待や強制時間外労働、有給出産休暇取得の拒否、予定された、または一括の賃金・ボーナスの不払い、トイレ休憩なしのプレッシャー、飲料に適さない汚れた水など、虐待的処遇や劣悪な労働条件にも日々直面している。縫製労働者の圧倒的多数が女性である一方、上司や監督者はほとんどが男性であるため、時に精神的虐待が性的な色合いを帯びることもある。
ガジプールのある工場の労組代表は、2014年1月に仲間と組合を結成しようとしたときにひどい暴力を受け、多くの労働者が解雇されたと話す。彼女自身も妊娠中に暴行され、夜間労働を強制されたすえ解雇されたという。未払いだった賃金も全く受け取ることができなかったが、これらはひとえに組合結成をやめなかったのが原因、と話す。「妊娠中だった2月に鉄製のカーテンレールで殴られました。会長室に呼ばれて行ってみると、責任者や監督者が使用する3階の管理室に連れて行かれ、地元のチンピラから暴力を受けたのです。」
前出のロバートソン局長代理は、「バングラデシュ政府と小売業者は、工場経営者および監督者が、確実に労働者の権利を尊重するよう手を打つ必要があり、政府は労働者の権利を侵害する個人の責任を追及せねばならない」と述べる。「工場の安全対策のみでは不十分なのは明らかだ。安全対策の改善を求める団体交渉を支援する労組を結成する権利などの、労働者の権利を尊重せずにいることと、危険な労働条件は互いに繋がっていることを、近ごろバングラデシュで続く悲劇の数々が証明している。」
労働者の保護の第一義的責任を負うのはバングラデシュ政府だ。ラナプラザの大惨事以来、政府は工場・事業所検査総局(Directorate of Inspection for Factories and Establishments)を強化。同局は職場での安全対策とその遵守状況をモニターする責任をおっており、これまでに検査官数を増やしている。しかし労働雇用省が、反労組的差別や脅迫、嫌がらせなどの不当労働行為を効果的に調査・訴追し、かつ厳格に検査官らに法を遵守させるには、まだ多くの課題が残されていることをヒューマン・ライツ・ウォッチの調査は明らかにしている。
たとえばダッカのある工場では、女性の労組代表たちが労組登録書類を提出したところ、脅迫やいじめ、仕事量の劇的な増加などの報復を受けた。聞き取り調査対象となった組合結成にかかわった女性6人すべてが、登録を模索する中で嫌がらせにあったと話し、自宅でまで脅されたという女性も1人いた。「登録書類を提出したとき、地元のチンピラたちが自宅に押しかけてきて脅されました。『もし工場に近づけば、お前の腕や足を折ってやる』と。」これとは別の工場の労働者たちも、組合登録書類を2014年に提出した組合員らの一部が脅迫を受け、自宅から避難せざるをえなかったと証言する。
世界的なアパレル・小売業者の多くは行動規範を設けており、商品の製造元に団結権および団体交渉権を保障するよう求めており、工場の監督者たちはこれら行動規範を遵守していると主張する。しかしこうした対策にもかかわらず、大手バイヤーが直接・間接的に派遣した検査官は、人権侵害および違反行為に単純に気づかない、あるいは無視していることが多いと、工場労働者たちは証言する。
工場経営者とその製品を購入している業者には、縫製工場で起きている人権侵害を予防する責任がある。人権リスクを特定の上軽減するための実質的な措置をとり、ひとたび問題が起きた場合は是正措置もとるべきだ。国連のビジネスと人権に関する指導原則が定めるように、企業は「たとえその影響を助長していない場合であっても、取引関係によって企業の事業、製品またはサービスと直接的につながっている人権への負の影響を防止または軽減するように努める」べきであるとしている。
またバングラデシュ政府は、団結権および団体交渉権に関する国際労働機関条約第87号と第98号を批准しており、これら条約は言及された諸権利の保護を義務づけている。しかし今にちまで、バングラデシュ労働法はこの基準を満たしていない。
バングラデシュ政府は、暴行や脅迫などの虐待を受けたとする労働者の申立てのすべてを効果的かつ公平に調査し、加害者を訴追すべきだ。
バングラデシュの工場で製品を生産している企業は、直接・間接の工場査察を通じて、生産工場が各社行動規範およびバングラデシュ労働法を遵守するよう確保するため、速やかに行動すべきだ。労働者の団結権や、労組差別からの保護を拒否する工場監督者の行動・慣行を効果的に察知・調査できるようにするため、世界的アパレル業者は、直接・間接的の監査・査察体制を検証すべきだ。これらアパレル業者および衣料品小売業者はまた、サプライチェーン上の透明性と、製品の生産元であるバングラデシュのすべての工場の公開に同意すべきである。
加えて本報告書では、ラナプラザおよびタズリーンの大事故がもたらした影響についても調査・検証した。3つの異なるイニシアチブ(火災予防・安全協定、バングラデシュ労働者の安全同盟、ILOが支援する政府派遣の検査官)がこれら工場の安全性についてそれぞれ調査中だ。
とはいえ、ラナプラザ倒壊事故とタズリーン・ファッション工場火災事故の被害者を適切に支援するための課題は山積みだ。生存者は、これまでに受け取った賠償が、医療費や生業の喪失をカバーするのに十分なものではないと証言する。ある独立系委員会は、ラナプラザ倒壊事故の生存者と遺族に支払われるべき賠償総額を3,000万米ドルと推定するが、2015年3月の時点で支払われた、あるいは約束された額はわずか2,100米ドルにとどまっているという。タズリーン火災事故の被害者の状況はラナプラザ倒壊事故のそれと比較すると、更によくない。持続的な賠償キャンペーンがないためだ。欧州の小売業者C&Aがタズリーン火災事故の被害者に対し2014年11月、「完全かつ公正な補償を念頭においたかなりの額」を約束し、香港に本社のあるリー&フォン社は事故の直後に被害者支援の寄付をしている。しかしその他の数社は、その工場に自社製品があるのを知らなかった又はそれを了解していなかったなどと主張し、支払いを一切を拒否している。
既成服産業はバングラデシュの輸出収入のほぼ80%を占める。これは国内総生産(GDP)の10%以上に該当し、400万人超(大半が女性)の雇用を生み出している。規模は様々だが、4,500超の工場から成る縫製産業は同国の大基幹産業であり、貧困の削減に重要な役割を果たしてきた。しかしながら、急速な成長や政府による建設・労働規制の実施の懈怠等が原因で、労働者への人権侵害や構造上の問題を抱えた工場が生まれてしまった。
前出のロバートソン局長代理は、「バングラデシュにおける縫製セクターの経済的成功が続くことで、誰もがその恩恵を受けている。小売業者や消費者、工場経営者、そして政府だ」と述べる。「しかし、これら利益が人命の犠牲や、よりよい将来のために奮闘する縫製労働者に対する報復の上に立つものであっていいはずがない。」
抜粋証言:
4人が私を抑えつけて棒で足を殴り、2人が鉄の棒で妻の頭や背中を殴っていました。妻は腕をひどく負傷して血を流し、指の骨も1本折れていて。頭を14針も縫ったんです。ミラを殴りながら彼らは、「組合活動をしたいだって? それじゃあ血のシャワー攻めだな」と言いました。― チッタゴンにある縫製工場の外で、自らと妻が襲われたときのことを詳述するミトゥ・ダッタさん
私たちの工場では従業員の80%が女性なので、いずれは妊娠します。けれど工場監督者たちは有給の妊娠休暇については何もしないのです。それに抗議したとき、上司はひどい言葉を私たちに浴びせました。「セックスのことばかり考えているなら、なぜここで働いている? 売春宿にでも行け」と。― ダッカにある工場で働く女性労働者
彼らは私を殴ったり叩いたり、耳や胸や両脇をボクシングみたいにパンチしてきたので、私は倒れてしまいました。そうしたら今度は蹴られて。私は叫びました…。― 受けられるはずの手当を受け取ることなく解雇された同僚の問題について提起したところ、暴力を受けたと語る、ダッカの工場で働く男性労働者
(2015年4月22日「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」より転載)
今年であいち国際女性映画祭は20年目を迎えます。
フェアトレード・ショップ風”sも20年目を5月30日で迎えました。
9月1日~6日までの映画祭期間中、フェアトレード・ショップ風”sでのボランティアを募集します。映画も楽しみながらボランティアしませんか? 映画は1本700円(申込は7月31日まで)
詳しくは、ゆっころん(土井ゆきこ) huzu■huzu.jp(■は@) 090-8566-2638まで
~地震の前も後もネパールに思いを馳せて~ | ||||||
3000年前のミティーラ王国に伝わるミティーラ・アート絵画展 | ||||||
【日時】 | 6/27(土)15:00~7/11(土)15:00まで | |||||
ウィルあいち開館は9:00~21:00 | ||||||
【場所】 | ウィルあいち1F展示コーナー | |||||
名古屋市東区上竪杉町1 | ||||||
【内容】 | 3千年前、インドとネパールの国境にミティーラ王国がありました。 | |||||
3千年にわたり、母から娘へと壁画を伝承してきたミティーラアート絵画 | ||||||
の展示と、ジャナカプール女性開発センター(JWDC)の活動紹介展示の開催 | ||||||
『このすぐれた壁画の伝統は、1934年ビハール州を襲った地震の | ||||||
被災状況の調査に訪れたイギリスの行政官W.G.アーチャーのよって | ||||||
報じられていたが、60年代後半、故インディラ・ガンジー首相 | ||||||
ブレーンであったププル・ジャヤカール女史が、この地域の女性の | ||||||
自立のために伝統壁画を紙に描くことを奨励したことから、 | ||||||
欧米諸国にも広く知られることとなりました。』ミティーラ美術館HPより | ||||||
★同時開催★ | ||||||
フェアトレード・ショップ風”sにてネパール産品の売り上げ金10%を | ||||||
展示期間中、募金します。ネパリバザーロ・シャプラニールなど現地直結の | ||||||
フェアトレード団体へ寄付しています。 | ||||||
地震後日がたつにつれ、フェアトレードの重要性がましてきます。 | ||||||
仕事づくりにつながるフェアトレード産品で、ネパールの人を応援して | ||||||
して行こう! | ||||||
【問合せ先】 | 052-9621-5557 huzu@huzu.jp | |||||
【会費】 | 無料 | |||||
【主催】 | 名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会 |
★カートカンとは?
フェアトレードカートカンコーヒー「ECO・BLACK」説明書
製 品 名:フェアトレードカートカンコーヒー「ECO・BLACK」エコ・ブラック
販売価格:154円(税込)[税抜価格:143円]
規 格:195gカートカン (ハイバリア加工済)
原 料:エクアドル コタカチ郡産 とメキシコのプエブラ州トセパン組合 有機無農薬珈琲生豆
~原料珈琲豆の生産地~
珈琲豆の特性:南米エクアドル コタカチ郡とメキシコのプエブラ州の大自然の中で、森林農法に基づき、農薬や化学肥料を一切使用せずに栽培された、地球と人にやさしい安心で安全な珈琲豆です。
樹木と混栽培されるコーヒー 天日干しの様子
森林農法(アグロフォレストリ)について:その土地特有の森林と生態系を生かしながら、多様な作物を育てる農法で、中南米やアフリカを中心に熱帯地方で伝統的に営まれています。森の中で、アボカド、バナナ、柑橘など食用となる樹木、コーヒー、スパイスなど嗜好品の樹木、建築材や薪となる樹木などを育て、並行してニワトリなどの家畜の飼育も行います。
森の多様性を保ちながら、生活に必要な果物(バナナなど)を生産して自給的な生活を可能にし、かつ、換金作物であるコーヒーを一緒に栽培することで現金収入も得られるわけです。そうしたライフスタイルを実現させていくことが、森林農法の意義として挙げられます。また、その実践は、森と共存しながらの発展、豊かさの形成が可能であることのモデルともなり、現在エクアドルにおいては、鉱山開発による自然破壊の過ちを糾す反対運動の原動力となっています。
森林農法においては、コーヒーの樹は、多種多様な樹木に囲まれて栽培されます。他の樹木が作り出す日陰により強い直射日光から守られ、また落ち葉が土を豊かにしていくなかで、より美味しい珈琲豆が育まれます。
カートカンの特性:カートカンとは、国産材(主に間伐材や端材)を30%以上使用した、日本の森林育成に貢献できる紙製飲料缶です。カートカンを使用することは「木を使い森を育てる」ことにつながり、元気な森林が増えていきます。また、間伐材を積極的に活用しているので、カートカンを通じて「植える」「育てる」「収穫する」という緑の循環サイクルに必要なコストが山に返還されます。
100㎡の森林から生産される間伐材は、カートカン約6万本分にあたります。
カートカンには輸入の外材も使用されていますが、これらはすべて計画的に植林・伐採された木材です。
ハイバリア加工:通常のカートカンのバリア層に、さらにバリアフィルムを一層加えて、通常でも非常に少ない酸素透過量をより少なくする方法が、ハイバリア加工です。ECO・BLACKでは容器(包材)に、このハイバリア加工のカートカンを採用しております。このように、酸素透過量を極限まで下げた容器ですと、内容物が外部の酸素の影響をほとんど受けないので、長期間にわたって製造時のままの新鮮な状態を保つことができます。
~ECO・BLACKの製品ポイント~
ECO・BLACKは、原料において、100% フェアトレードの・有機無農薬栽培の珈琲豆を使用している点、パッケージにおいてハイバリア加工の カートカンを採用している点、製品において無添加ブラックコーヒーである点、が特徴です。
ECO・BLACKは、フェアでナチュラルでエコロジカルな、ベストをめざして開発した製品です。
~ECO・BLACKパッケージデザインの特徴~
ECO・BLACKには、地球温暖化をテーマにした物語「私にできること」の主人公である、クリキンディという名のハチドリが、マークとしてデザインされております。
――森が燃えていました 森の生きものたちはわれ先にと逃げていきました でもクリキンディという名のハチドリだけは、いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます 動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います クリキンディはこう答えました 「私は、私にできることをしているだけ」
『私にできること~地球の冷やしかた』(ゆっくり堂)より
さて、燃えていたあの森はその後、どうなったのでしょう。森は燃えてなくなってしまったのでしょうか。それとも……。物語の続きをつくるのはあなたです。
クリキンディのように、燃えている地球にひとしずくを落としていきたい。これが、ECO・BLACKに込めた私たちのメッセージです。あなたのECO・BLACK1本がひとしずく。さあ始めましょう! ポトリポトリと「私にできること」。ECO・BLACKのハチドリは、よくご覧になられるハチドリ(カナダ先住民ハイダ族のアーティスト、マイケル・ニコル・ヤグラナス氏のイラスト)とは別の意匠です。デザインされているのは、ECO・BLACKの原料生産地、エクアドル コタカチ郡の知事であった、アウキ・ティテゥアニャ氏。エクアドル コタカチ郡の珈琲豆から作られたカートカンコーヒーに、知事自らのデザインによるマークがプリントされているのです。デザイン料として、購入されたECO・BLACK1本ごとに1円が、エクアドル コタカチ郡に支払われます。このデザイン料は現地で、鉱山問題の解決を始めとして、学校や病院の建設などさまざまな事業に役立てられる資金の一部となります。