風”s商品紹介 布ナプキン

布ナプキンの白うさぎは2005年くらいから風”sでも取り扱っている定番商品でもう10年以上たちました。

パキスタンからきている綿は無農薬で栽培、実際に農薬を買える余裕のない暮らしと「くらしを耕す会」から聞きました。「くらしを耕す会」とはまた20年くらいのおつきあいで、自宅では木曽川流域でとれた米や野菜を宅配してもらっています。

畑を持たない市民にとって大切な食物を提供してくださっています。【お試しで野菜BOXを取ってみませんか!】

さて布ナプキンを使用されているお客さまより「生理不順が整ってきた」という話も聞きます。以下のようなものを排除できれば整ってくるのも道理ですね。なにより「かゆみ」や「かぶれ」が解消!!

一番敏感な肌(腕の内側を1とした時に陰部の吸収率は「42倍」)に科学的なもので処理されたナプキンを使用することは経皮毒にもなり、ゴミとして燃やしたならダイオキシン発生のもとにもなります。

原材料は石油系素材。肌にあたる部分は、漂白されたポリエステル、ポリプロピレン、レーヨンなどの不織布。
内部には、漂白された綿状パルプ、高分子吸収材、ポリマーなどの吸収促進剤、消臭目的のデオドラント材、香料など化学物質ふんだんに使用され、製品を清潔に保つため法的に漂白が義務付けられており、一般の紙ナプキンには塩素系漂白剤が使われている。(http://macrobiotic-daisuki.jp/より抜粋)

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以下は布ナプキン白うさぎHPより

洗ってくり返し使える布ナプキン。
無漂白・無化学処理の綿100%ネル生地を使用しています。
四角い布を折りたたんで使うプレーンタイプです。両面をしっかり起毛してあるので、ふんわりとした仕上がりになっています。通気性があり肌触りもいいので、かゆみ、かぶれなどの悩みが解消されます。ネル生地の温もりが心地よく、冷えが気になる方にも最適。使ってみて初めて実感する、気持ちよさです。

★お肌だけでなく、環境にもやさしい

白うさぎは「繰り返し使える布を使ってゴミを減らそう」という考えを基本に考案されました。洗う手間はありますが、毎月紙製ナプキンを買わなければならない手間や使うたびに捨てなければならないというストレスからも開放されます。

洗いやすく、乾きやすいプレーンタイプ。

面を折り返したり、2枚重ねにしたり、自分に合った色々な使い方ができます。

白うさぎ

白うさぎ 本体
価格
パット=P 20×8cm 255
S(二つ折り) 25×16cm 319
M(三つ折り) 25.5×24cm 380
L(四つ折り) 25.5×32cm 417
ハンカチ 19×19cm 208

PS、洗った水を植物にかけると元気になるそうです!

街の木が切られていく….

30センチほどの切り株

昨年偶然にであった、東区の公園での直径30センチと50センチほどくらいあろうかと思われる大木が2本が伐採される現場を通りかかった。病気だったのか、苦情からかわからないけれど、心痛む。東区の水主町公園でのこと。

 

左奥に直径50センチほどの大木の切り株

東片端近くの教会でも枝が大胆に切り落とされていた。この春芽をふくだろうか……

大丈夫だと思うけれど痛々しい。

教会の左奥の大木は見事な木だったのに…….

私の住む北区の御用水跡の大木も枝をかなり切り落とされたりしている。公害調査センターもビルの6~7階まで伸びている10本くらいの木も今年建て替えのためきっと切られるのだろうと思うと悲しくなる。

長男が3歳の時に中区の裏門前町から引っ越してきた南に公害調査センターの木も北側の御用水跡の黒川沿いの桜も1979年から40年近くの間に成長してきた木々達です。

長久手のゴジカラ村など運営していた吉田一平さんの20年くらい前の話で、そこにある木を建物の中に入れ込んで建てる話に私は心を動かされた。

スペインの奇抜な建築家アントニア・ガウディは、自然をとりいれた建物であるとの説明を聞いて私は当地で初めて聞いてそして見て納得。確かに自然界には直線はあまりない。サグラダ・ファミリアでは自分の命より長い構想の建物を作るなど器の大きい人、人の寿命を超えた自然に目を向ける建築家ガウディは偉大な人ですね。

街でも自然と共にる方法を見つけ出し、人々のこころが癒やされる空間を広げていけたら子どもたちがのびのびと成長し、そして誰もが穏やかに暮らせると思う。コンクリートの中だけにいると人の感性も乏しくなると思う。

仕事の空間も森のような自然のなかでできたらいい~~。

御用水跡の桜並木の開花と共に、今日から私のベランダタイムが復活!

朝のお茶も食事も、夕暮れタイムもベランダですごすゆっころんです。

風”s「今日は何の日?」 6日は「手織りショールの日」10% OFF

フェアトレード・ショップ風”s正文館店での「今日は何の日?」として品の情報をお知らせしながら、お試しに使って頂きたいと10%割引でお買い求め頂ける日です。

ショールの楽しさは、一枚から全体のいでたちの雰囲気ががらりと変化、動的になり、さらに寒さ暑さ(クーラー冷え)の調節に役立ちます。フェアトレードのショールは手織り布、草木染めもあり、蝋けつ染めなどの手仕事が生かされています。

手仕事は、フェアトレードの大切な理念の一つ。「機械より機会を!」働く仕事の手を生み出す手仕事は、時間・空間・思いなど一緒に織り込んで生産者から身にまとう人に届けられます。ショール自体のやさしさ物語を身にまとう心地よさをお試しください。

シャクティ・サムハのさをり織り

★ネパールのさをり織りのショール「シャクティ・サムハ(Shakti Samuha)」より

ネパールの性被害に会った当事者の少女たちが日本のさをり織りを学び織ったショールもあります。織ることで癒やされ、経済的自立へと歩き始める一歩となります。

1996年インドのムンバイで売春宿が摘発され、インドやバングラデシュ、ネパールの少女達500人近くが助け出され、ネパール以外はそれぞれの国に引き取られましたが、ネパールは市民権がないとかエイズが心配とかで引き取ることをしなかった。200名あまりの少女達はインドで劣悪な環境にとどまるより方法はなく、その間逃亡したり亡くなったりして、数年後ネパールのNGO団体らが救い出した時は50人以下(?)くらいだった。救助された女性達が人権のワークショップなどを受け、自らが悪いわけではないことなど学び、他の少女たちが同じような境遇にならないように「シャクティ・サムハ」をたちあげ、被害にあった少女達が暮らせるシェルターも作った。

神戸にあるAWEPAsian Women’s Empowerment Project )はネパールから一人の女性を招聘し日本の城みさをさんの考案した「さをり織り」の技術を習得してもらいネパールでそれが引き継がれショールというフェアトレードの商品になった。当初10代の女性達が作ったNGOは政府に若すぎる女性達に見向きもしなかったのだが2013年7月にアジアのノーベル平和賞といわれるマグサイサイ賞を受賞。(ゆっころんの2014年3月1日~8日シャクティ・サムハ訪問記より)

「シャクティサムハ」がマグサイサイ賞受賞決定! AWEPが2012年からフェアトレード事業を進めているネパールの人身売買サバイバーの当事者団体、シャクティサムハが、マグサイサイ賞を受賞することが昨日発表。当事者の彼女たちが地道に続けてきた活動が評価されました。(AWEPより)

風”s「今日は何の日?」 5日は「胡麻(ゴマ)の日」10% OFF

フェアトレード・ショップ風”s正文館店での「今日は何の日?」として品の情報をお知らせしながら、お試しに使って頂きたいと10%割引でお買い求め頂ける日です。

フェアトレードいりごま白65g 230円+税

日本食材の代表? と思いきやさにあらず99%は輸入だそうです。日本の胡麻油の老舗九鬼(くき)産業はフェアトレードのニカラグアの胡麻を発売。

http://www.kuki-info.co.jp/csr/fairtrade

フェアトレード胡麻油95g540円+税

フェアトレード・ショップ風”sでも2012年5月から扱っています。その発売までのストーリーにはTさんの物語があります。

新入社員Tさんの提案でフェアトレードを扱うことをが企画会議にすぐにかけられ、このフェアトレードの胡麻が誕生、2015年5月のフェアトレード月間には名古屋市内の学校給食にも登場。また2016年には胡麻油も登場しました。

関東で学生時代にフェアトレードに興味をもち関わっていた彼女が九鬼産業に入社。学生時代の思いを社会にでてから実現。単にフェアトレード関係の業種につくのではなく、老舗の胡麻油にてその思いを開花。

九鬼産業の本社は四日市にあり、九鬼産業のフェアトレード胡麻発売にともなって2012年に名古屋営業所の営業社員Kさんがお店にも来店。その後Tさんを紹介してくださった。2013年1月にフェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)を立ち上げた時にも会員になり、その年の5月には、フェアトレードがわかる簡単な冊子の作成を御願いした。

その年の暮れには彼女の帰京の折に名古屋駅でフェアトレードショップ・オゾンの杉本てるこさんと三人で話合い、翌年の5月フェアトレード月間にむけて冊子を発行する段取りができて実際、5月ごろにはほとんどできていたのですが、結果のびのびの夏に完成。

「地球とのフェアトレード」1冊税込み100円風”sにて販売!

フェアトレードは中学の英語から教科書にも登場。現場の先生は勉強するために風”sに資料をもとめて来て下さることがしばしばあり、かねてから中学生にもわかる簡単な冊子を作成したいと思っていたところ、Tさんとの出会いもありFTNN代表として2年勤めたなかでの一つの事業として完成した冊子で、東京経済大学の渡辺龍也さんの監修を受けています。

現在Tさんは、お父さんの事業の手伝いでブラジルに在住です。ブラジルの首都リマでも2016年オリンピックの時にフェアトレード・タウン宣言をしました。ロンドン・ローマ・パリなど首都のフェアトレード・タウン宣言が続きます。

2017年4月4日現在30ヶ国1850のフェアトレード・タウンがあります。

National FT Town Campaigns – 1,850 Fair Trade Towns in 30 countries

 

http://www.kuki-info.co.jp/csr/fairtrade

風”s「今日は何の日?」 4日は「自然海塩の日」10% OFF

フェアトレード・ショップ風”s正文館店での「今日は何の日?」として品の情報をお知らせしながら、お試しに使って頂きたいと10%割引でお買い求め頂ける日です。

スリランカの豊かな自然により作り出された水が海に注ぎ込み北赤道海流となる。かつおなど多くの生物を育んでいる豊富できれいな海水が、このスリランカの塩の原料です。この海水と天日と風のみにより結晶化させた自然塩で、天然ミネラルを多く含んでいるーーーーー大自然からの贈り物です。

地図

スリランカの塩(完全天日海塩)500g1111円+税

また私たちの体にとても大切な良質のお塩。この一袋の売上金でスリランカ・マータラ市のオヴァ・ママチルドレンビレッジに暮らす孤児一人=一食のカレーを食べることができます。私たちに必要な良いものを知った時”買う”ことによってできる”協力”があります。

現地 オヴァ・ママ アソシエーション 塩事業部 担当代表 松浦真琴

 

スリランカの塩ができるまで

○ 満月の日、インド洋から海水を広大な塩田へ引き込む。

約29.5日この間、赤道直下の太陽の日差しと風のちからによって塩の結晶化が始まる。

○ 次の満月の日、自然の力によって出来上がった塩は、人の手で大切に集められる。

ピラミッド状に積み上げ、更に乾燥して船で日本へ。

日本に着いたら、作業所のスタッフの手仕事で

もう一度天日に干す。

海藻の破片を検品、取り除く。

専用のシールを貼る。

使いやすい大きさに塩を粉砕する。(粗塩・料理塩・卓上塩)

一袋ずつ計って、袋詰めする。

このようにして、私たちは本当の塩を使って体のバランスを保ちます。塩は大切です。天然天日干しの塩をまだでしたら是非お試しあれ~~~~!

 

限られた水を使う経験しました。

一昨年7月から毎週通っていた豊田市稲武にある夏焼の帰農者用住宅を3月28日にでて4月からは夏焼から車で3分ほどの野入(のいり)にある古民家を借りて入居。下水工事などが必要でまだ水道もすぐには使えないと思ったけれど、水は今夕から出ました。

たった1泊2日ですが、大切に水を使いました。名古屋の自宅から持ち込んだ水だけで暮らすちょっとした緊張感。水は売っているので買うこともできるので、背水の陣ではないのですが、それでもちょっと緊張気味で、トイレあとの手洗いもひと工夫。以前手作りビールの製品も扱っていてその時の蛇口付きのポリタンクの下にバケツを設置。トイレそのものは昔のままのトイレです。下水工事とトイレ設置工事開始が待たれます。

食事の準備は、野菜洗いから刻みまでして、お米もかしておいて炊くばっかり。毎度のネパールカレーは前日に煮込み暖めるだけなど工夫して、食後の食器は紙ですぐにふきとりそれでOK.

ガスもまだ使えないのですが、それは日頃窯で木くずや燃えるゴミを燃やして湯を沸かしたり、ご飯も炊いていたので苦なくクリア。これは心強かった。卓上コンロという手もあるけれど、いらないものを燃やして燃料とするほうが嬉しい。それに燃える灯りがなぜかいい。灰になってしまうのもいい。

野入の古民家を借りました

暖房は、火鉢の登場で陶製の火鉢がチンチン(名古屋弁らしい=熱いという意味)になり冷たくなった足や手でそって触れるとすぐ暖まるし、ふわふわと揺れる炭火の火の優しさ、それに遠赤外線という良さも有るらしい。昨晩は火鉢で時間をかけてコーヒーの生豆を煎っておいて、今朝のコーヒーに挽いてからドリップした。炭火焙煎のコーヒーでした。

雨水もためて大事にしたいと思います。マンション暮らしではできないあれこれ、手は黒ずんで荒れてきますが楽しいです。見渡す景色は山並、昨晩は夕焼けが山々に映り優しい夕暮れを見ました。今日の夕方はすぐ裏の木にサルがいて、もう一匹は姿はみえないけれど笹の葉がゆっさゆっさ揺れていました。猿害もあるそうです。今のところは動物園にきたような、サファリパークに来たような(ちょっとおおげさですか?)そんな気分ですが、もし襲われたらどうしよう!

庭に咲く馬酔木(あせび)かな?

今回の1泊2日の経験は貴重でした。毎年水の日があるそうですね。是非一度水道から水を使わないで貯めた水で1泊2日くらい暮らす経験をしてみませんか? 世界にはきれいな水が飲めない人もいます。

水で思い出した映画「約束の旅路」主人公のお兄さんは水の奪い合いのようなことで命を落とした。アフリカからイスラエルへやってきた少年は、シャワーから流れるおちる水をかき集めるようにした。それほどに貴重な水を流してしまう暮らしがイスラエルにはあった。日頃裸足で暮らしていた少年は、靴をはくことに馴染めない。そっと靴をぬいで大地を踏みしめる…

「約束の旅路」はベルリン映画祭などで、数々の映画賞を受賞したドラマ。実際にあった難民移送作戦を題材に、アフリカからイスラエルへ渡る少年のはるかなる道のりをつづる。エチオピア系のユダヤ人だけがイスラエルに脱出できることを知った母はキリスト教徒だったが、9歳の息子(モシェ・アガザイ)をユダヤ人と偽り、イスラエルへの飛行機に乗せた……。

水の日(みずのひ)とは、水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるための日本の記念日。毎年8月1日

水の情報

地球上にある水の97%は海水で2%は氷河などの個体。生き物が利用可能な淡水は0.5%以下しかないと言われている。川の水となると0.0001%しか無いそうだ。しかも日本の川のように透き通った水は少ない。(やはぎウィークリーより)

消えゆく言葉、生まれる言葉

愛知県豊田市の稲武(いなぶ)の夏焼(なつやけ)から、車で3分ほど山の方へ行った野入(のいり)に引っ越しをするため、ペレットストーブを運んでもらった。取り外したログハウスではまだ片付けもあり、暖房について思いを巡らし実家から持ち込んだ火鉢が再登場!

今度引っ越しする野入の大家さんの家には炭があったのでそれを利用。夕方いつものように窯で湯をわかしたりご飯を炊いたりする時に炭を入れ火おこしをした。成功!

ゆっくりゆっくり、めらめらと炭は炎をゆらし、次の炭へと炎はうつっていく。五徳(ごとく)、火箸が欲しいと思った。多分稲武の金物屋さんでもないと思う。アウトドアで今風の五徳はあるかもしれないが、昔のが欲しい。

火鉢・五徳・火箸・埋もれ火など道具と共に言葉も失われていくのだな~と思った。我が家の子どもたちだって知らないはず。

今朝起きて火鉢の灰をかきわけたら残っていた。そしてまた炭をついで暖をとる。しばらくそんな暮らしが続いて、山里の桜を楽しむ季節に出会うのが楽しみ….。

また、今朝は起業支援ネットの創始者関戸美恵子さんと話をしていて、そのあと「あれっ、関戸さんって亡くなって1年半たつのに~」と思って話をしていて夢からさめた。いつまでたっても恩師です。年齢は同じくらいですが、1996年に店をオープンするまでの2~3年は起業支援ネットで勉強しました。起業とは生き方を求める一つの方法と思う。起業支援ネットの「起業の学校」がまた4月から始まります!

お陰様で21年フェアトレードに関わり10ヶ国の生産者や、フェアトレード関係者と出会い、「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」の参加型オリジナルワークショップ「チョコレートの来た道」を学校での出前授業などをする機会にも恵まれ幸せな日々です。

街のなかで疲れている人たちに、自然のある暮らしを紹介する拠点を提供できたらいいな~そんな思いも持ちながら毎週稲武へ通っています。

今年1月~3月までは授業や講演が6つほどあり、しかも北九州市やソウルと距離があり緊張しましたが、フェアトレードによっていろんな素敵な人に出会えることが嬉しい。ソウルではiCOOP生協 李銀鮮(イ・ウンソン)さんに通訳とアテンドも3日間お世話になり風”sスタッフもみんな大好きになりました。

別れの2017年3月20日の夜イ・ウンソンさんと

そんなこんなで新しい4月を迎えます。孫も年中と年少へと進級、70にちかい私たち夫婦も新しいことにチャレンジします。

私の元気のもとは…..

フェアトレードを伝える、名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会のオリジナル参加型ワークショップ・国際理解教育「チョコレートの来た道」はすでに75回を超え、他のワークショップを加えると100回を超えています。

受講する人数はは8人~120人といろいろです。600~1000人の講演の時も壇上で代表の10人の生徒さんに参加してもらい、簡単なワークショップを取り入れて一方的に話しをするだけではない方法を取り入れ、三択の質問も会場の人にするなど参加型にしました。

学生も一般社会人も、初めての参加型ワークショップは新鮮! 学校教育においてはこれから子どもたちの原動力になる方法と思います。

私の原動力は、ワークショップの後の子どもたちの振り返りシートから伝わる思いです。世界に視野をむけ、足元の暮らしをそして自分の生き方を見なおすきっかけの一つになる現場に出会うことです。

8歳、10歳の子もその子なりに思いを書いてくれます。

8歳の女の子は、「児童労働」と「家のお手伝い」の違いをしっかり心にとめてくれた。

以下最近の小学校6年生の振り返りシートより

・児童労働で苦しむ人がたくさんいる中で自分達がどれだけよい生活をしているかがわかりそのような事をなくすためにこれから何をしたらいいか考える事が大切だと思った。あの歌を聞いて世界の人々のつらさがわかり何か悲しくなった。そういのをなくすためにも努力を協力することが大切だと思った。そのことをこれからも心の中に残したままでの生活を見直していきたい。(男子)

・僕は学校に行きたくないと思う事が何回もあったけど他の国では学校に通えない貧しい子がいる事を知りました。他の国の子どもが学校に通わずに働いているのに僕たちは学校に行きたくないとかもう言わないようにします。カカオを取っている人もチョコレートは食べた事がないのは初めて知った。(男子)

・今まで児童労働のことを知らずにチョコレートを食べていました。でも、今日の授業を通じて「フェアトレード」を意識することができました。10人中8人が私たちと同じように暮らせないことを知り、とてもおどろきました。自分が貧しかったらと考えることによって、どんな気持ちでいるのか想像することができました。(女子)

・今日の授業で初めて「フェアトレード」と言う言葉を知りました。私たちがあたりまえだと思っている事は、他の国ではそうではないことも分かりました。これからはみんなと協力したり、助けあったりしていきたいと思います。(女子)

・ぼくたちが、使っている様々な物は、いやな思いをして、むりやり働かされている子どもたちが作っているものが多くて、そのようなことをなくすために、これからはただ安いものを選び買うのではなく、きちんと、正しい公平な取引で、作られた「フェアトレード」のものを買うようにしたい。(男子)

・ふだん私達が何気なく食べているものは全てだれかが働いて作っているもので、この授業を受けて、例えばチョコレートだとコートジボアールなどで子どもたちがつくっていてそれを私たちは知らずに食べていたので、食べ物に感謝をするだけではなく作っている人に感謝をすることを忘れないようにします。「フェアトレード」のものを食べてみたいです。(女子)

ぼくは、学校がきらいでいきたくなくて家でいつもいきたくないといっていたけど、学校にいきたくてもいねけない人などがいて、あと児童労働もしらなかったけど自分でカカオをとってでもチョコレートがたべたことがないときいてとても悲しくなった。(男子)

・私はチョコレートが大好きで安いものをつい買ってしまっていたけれど世界には児童労働をさせられている子供達のことも知ってマークとかみて買おうと思いました。そして武器などを持たされて同世代でも戦っている人達がいるなんておどろきでした。毎日学校がめんどうくさいと思っていたけれど私達は幸せなんだと思いました。私達がふだん身の回りにあって、すぐに手に届くようなものはコートジボアールなどの子達にとってはとても貴重なものであるんだなと思いました。これから物を使ったりするときは、働いてくれた人に感謝をしながらつかおうと思いました。(女子)

他にも   …これから毎日、自分の生活にある「幸せ」を大切に暮らしていきたいです。(女子)・…..今の私達の生活が幸せということを、ありがたく思いながら生きていきたいです。そしてみんな対等な関係になりたいです。(女子)

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ソウルでの講演の時に、「元気のもとは?」と聞かれました。「振り返りシートです」とすぐに答えた私です。参加型ワークショップ(国際理解教育)は、まさに子どもたちは心を揺さぶり、言われずとも日々の生活への感謝、食べ物への感謝、そして作った人がいる背景に目をやり感謝を思うというところまでくみ取ってくれていて嬉しいです。まさにこれが私のエネルギーの元だと思います。

韓国ソウル、ソンミサンマウル訪問(3月18日)とフェアトレード講演会(3月20日)

3月17日~21日韓国のソウルを訪ねました。ソンミサンマウルという自分たちの思いを自分たちのちからを寄せて実現してゆく町、初めは子育ての環境づくり保育園づくりからスタート、ソンミ山の自然を守るために団結した行動が絆を強くし、さらに町は70の起業のまちへと発展。20数年を経て今は一人くらしの老後も視野にいれて暮らしやすい町に熟しはじめている、そんな町を訪ねました。

子ども時代があり、やがて老後という共に人の手を必要とする人々が一緒に共に暮らせる、人の本来持ちあわせている自然の部分がいきいきと暮らせるそんな町があちこちに誕生、アジアの国々をはじめ町ごとに交流もはじまり、政治での難しい問題も解かしていくそんな力になるコミュニティの町に注目!

2017年3月20日(月)icoop生協の若いお母さんたち200名に2017年第5期フェアトレード・サポーター養成講座の一つとして

「名古屋フェアトレード・タウンの取り組み~人と地域、そして地球とつながる実践~」と題して講演をしてきました。

200ページのフェアトレード・サポーター養成講座の冊子にも当日の「なふたうん」のパワーポイント資料が掲載されていました。ピープルツリーのドライマンゴ提供のフィリピン・プレダ基金のカレン神父さんも載っていました。ハングル語はわからないのですが、写真で児童労働のことも含め、すごくフェアトレードの勉強になる1冊だと思います。このように若いお母さんたちに年間を通じて勉強する機会をつくりフェアトレードをしっかり伝え、消費者としての自覚ができる企画をする組織にびっくりしました。

「チョコレートの来た道」参加型ワークショップ国際理解教育の話もしっかり伝えてきました。これは韓国の人たちにとって新しい分野だったと思います。

名古屋フェアトレード・タウンの取り組み~人と地域、そして地球とつながる実践~

【韓国のフェアトレード事情】下村レポート

2017年3月韓国訪問

■FAIR ROUND

・ 城北(ソンブック)女子大の近く店が建ち並ぶにぎやかな通りを入った少しわかりにくい所にある。2階建て

 

・1階はキッチンと大きなテーブル

クッキ-作りなど地域の人が集まるイベント用(残り布で作ったタペストリーが飾ってある)

2階 店舗 KFTO(Korea council of Fair Trade Organizations)加盟団体(14団体)全ての商品を販売(展示の意味合いあり)

 

・2012年ソウル市と共に城北(ソンブック)区がFTシティ(タウン)になるために推進していくという宣言をした。

土地は区、建物は市、工事は区が出資。

2016年8月から準備、2017年オープンしたばかり

家賃なし

人件費・光熱費  スタッフマネージャー1人

店舗        2人

クラス       2人 計5人

*兼業している、マネージャーのソンさんは芸術家業しながら

 

・運営はg:ru(日本のPTのような)

来客は少ないが、見学者が多い (近くの生協や若者が起業した店などと

あわせて見学)

ここだけでは赤字なので今後を考えなければならない

 

■ g:ru

・北村(プクチョン):古い時代の建物が残る観光スポットの近くにある

・2007年設立

市民が団体を作り、同時に出資をしてお店をオープンした社会的企業

社会的企業法により国から2年間は補助があった。

現在5店舗展開。韓国初のフェアトレード・ファッションブランド

・g:ruは植物、特に木を数える単位の純ハングル

森を作ろうという気持ちが込められている

森は短時間には作れるものではない

1本1本の木が育って森になるように

一人一人の心が木になり、みんなでひとつになる森になることを望む

(PTと名前もファッションブランドというところも似ているおしゃれな店)

 

・経営的には苦しいが、FTを広めようという気持ちで運営

 

・当日お店のスタッフの方も、もとはお客さまで店の理念に共感してスタッフに

 

・スタッフは2人11時~20時

 

・商品は生産者さんと直接取引、生産者さんを招聘したりしている

 

■Beautiful Coffee

・大通りに面した大きなビルの1F 広いスペースのカフェ

ゆったりとしておしゃれ

・NPO ソウル他にカフェ4箇所

もともとソウルの貧困層の支援活動をしていた人達が海外にも目をむけよう!と2002年Beautiful Store 開店(リサイクルショップ)

タイの手芸品を販売(韓国ではじめてのFT販売) 沢山売れ残った。

消費者が求めているものは? と考えコーヒー取引開始

★現ソウル市長は、設立時のメンバー

Beautiful財団でFTをはじめようと言ったのは市長

その後辞めて他の団体へ

現在は、チョコレートやナッツ、砂糖など10ヶ国と取引

その後、もっと広めたい! とカフェスタート

 

・FTを広める大切さを感じ、中高生教育スタート

同時に生産者さんへの良質のコーヒーの作り方サポートも

協同組合と取引しているので運営の仕方も教育

(直接取引はネパールのみ2006~生活支援・教育支援・地震支援)

 

・今ではネット販売・カフェ・生協など計750箇所で販売

その内一般カフェへの豆の販売は200箇所

その内10箇所は、全てFT豆のものを出している

(定期的に会員さんに焙煎したコーヒーを送る事業もあり、増えている。企業ケータリングも)

 

・5月FT月間にはイベントで100人に1/3価格で販売したり、募金箱を置いたり、セミナーをしたりしている

 

*テレビ通販も年数回→売上より広報目的

*ボランティアで有名人が広報

 

■Jigoo Village(地球村)

・ソウル支庁舎B1F

B1F・2Fは「市民聴」という市民に開放されたスペース、市民の考えや想いにソウル市が耳を傾ける場、市民が互いに意見を傾聴する場)

 

2013年~

市長がFTシティになるための政策を作り、人々が集まる空間として市庁舎にFTカフェを!

 

3年間はソウル市の補助をもらいKFTO所属団体12団体が集まって運営

今は、協同組合を14団体で作り運営 5名 正規 10名アルバイト 計15名

 

300種くらいの商品販売 90%FT 10%生協のものなど(FT以外)

 

14団体のうち7団体のコーヒーを3ヶ月ごとに交替展示をして紹介

ネパール・東ティモール・ルワンダなど

 

★コーヒー1杯の価格~3年2000W(200円)

4年~2200W(220円) スタバ 3000W~

最初にソウル市と相談して戦略的に安くして、沢山の人に飲んでもらえるようにした→他のメニューはほどほどの価格

 

・雑貨コーナー 4団体協同で

 

・展示空間2箇所 ソウル市のプロジェクトに応募して

ソウル市と一緒に新商品のプロモーション

~3年目までたくさんしていたが、文字ばかりだと拒絶される、今は少なめ

 

・お客様は上の階で働く公務員や、図書室があるので年配者、親子連れなど。会議のコーヒーとしても利用

 

・子ども達がWSしたりもする

 

★2018年市長再選されたようです。

 

■ソウルイノベーションパーク(革新パーク)にてKFTO懇談会

 

・前は、国の傷病センター(保健センター?)ソウル市長が市民の為の設備を作った。KFTOの事務所もここにある。

 

・ソウルでの取り組みと名古屋での取り組みを紹介

3月17日~19日臨時​休業​、 20日(月)定休日です。よろしくお願いします

韓国ソウルにある「ソンミサン・マウル」を訪問研修してきます。また土井ゆきこは

ソウルにて20日講演もします。

5月20日・21日 東区東片端交差点角 正文館書店本店5Fホールにて、

フェアトレード展示販売会・フェアトレード入門講座・ソンミサン・マウル報告会も予定しています。