3月19日(木)9時半~DVD上映会 「地球は大人が使い切る!………か?」

DVD上映会        「地球は大人が使い切る!………か?」

              谷口たかひささんのDVD上映会します。

                            地球を守ろうHPより

【日時】              2020 年3月19 日(木 )9時半~12時

次回は、4月9日の予定

【内容】2020年 気候変動に向かう気持を、地球が受けてくれる最後の年

谷口青年が語る気候変動についての世界の動きを、彼のつき動かされた思い   を語る1月の講演会のDVDを見ながら まずは「知る」ことから初めよう!

グレタさん(スェーデンの17歳少女)の書籍も紹介

【場所】              ソーネおおぞねホール

JR中央線・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅900m

地下鉄名城線・地下鉄上飯田線「平安通」駅900m

名鉄小牧線「上飯田」駅1.1km

【会費】              500円(マイカップお持ち下さい=コーヒータイムあります)

当日700円

【定員】           10名(お子様連れOK)

【申込】              土井ゆきこ 090-8566-2638     huzu■huzu.jp(■は@)

以下、この企画した土井ゆきこの思い、なふたうん新聞123号より:::::::::::::::::::

私は、​​2020年のこの一年は短く感じます。気候変動に立ち向かう最後の年ですから。誰かがやってくれる、なんとかなるで・は・なくなった2002年そう思った始まりは1月25日、

谷口たかひささんの今年1月初めに開催された講演会収録DVDを見た日から

同時にスェーデン・ストックホルム在住のグレタ・トゥーンベリさんの本も2冊読んだから。

何をしていても今年いっぱいで地球の運命がきまる年だということが頭を離れない。

 口たかひささんが行動をおこしたキッカケは、昨年2019年7月23日イギリスの国営放送BBCで流れたニュース。2020年が気候変動や地球温暖化といわれる問題について、人類が生存可能な、生きていけるレベルにおさえられるかどうかこの18ヶ月にかかっていると報道を聞いたこと。

2019年末にインディペンデント紙も、2020年が気候変動にたちむかう最後のチャンスと報道。

2019年9月19日 日本学術会議会長談話(日本の国立アカデミーであり、内閣府の特別の機関の一つ=会長はゴリラ研究者の山際寿一さん!)

『「地球温暖化」への取り組みに関する緊急メッセージで、人類生存の危機をもたらしうる「地球温暖化」は確実に進行しています。………わが国を含め世界の現状はスピードが遅すぎます。』

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-d4.pdf

との信頼できる情報の紹介と、日本では知られていない世界で起きていることを映像も交えて伝えています。希望も3つあるので最後まで見てほしいとのコメントで始まるDVDです。

グレタ・トゥーンベリ

「私はみなさんに、パニックになってほしいと思っています。

みなさんの家がもえているかのように行動してほしいのです。

それはよくない考えだと、大勢の人々から言われました。 私も同感です。

必要もないときにパニックになるのは最悪です。

でも、自分の家が燃えて焼け落ちようとしているときには、誰でもパニックになるのではないでしょうか。

―――私たちの家はいま。焼け落ちようとしています。(欧州議会でのスピーチより)

今の子ども達に未来がない。「勉強しても意味ない」とデモに参加する数百万人の

若者たち。ストライキは南極大陸を含むすべての大陸で140を超える国々で行われた。温暖化を1.5~2度までに抑えられる可能性があるのは2020年までに二酸化炭素排出量を急降下出来た場合だけです。

『本当は高校に通いたいのです。勉強がすきだから。』 というグレタさん。

グレタと家族に関する初めての本。赤裸々名日々が綴られ、本国スウェーデンでも大きな話題になった。これも是非読んでください。グレタさんのお母さんナレーナさんの書いた(家族も一緒に)「グレタ たったひとりのストライキ」という本です。

以上、文字は、やはり今までどうり知っていることとして通り過ぎるだけだと思う。

でもDVDで声を聞く、知らなかった情報を得ることで変わる。

それが希望の1つだと谷口青年は言う。知らないだけ,知らされていないだけ。

が私にできるか?

伝えよう。谷口青年のメッセージを! グレタさんの射るような目と結んだ口から伝わる地球への思いを。ソーネおおぞねでDVD上映会を2月27日に企画し、次回は3月19日です。その後も続けてゆきたい。

 

5G、スイス政府が健康懸念で使用停止 英紙報道、他国に影響も

5G、スイス政府が健康懸念で使用停止 英紙報道、他国に影響も

 13日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、スイス政府が第5世代(5G)移動通信システムのネットワークの使用停止を命じたと報じた。5Gが健康に与える悪影響への懸念が拭えないためという。

5Gの展開が世界各地で進む中、欧州で比較的進んでいるとされるスイスの判断は他国に影響を与える可能性もある。

 報道によると、スイスの環境当局が1月末、国内の州政府に書簡を送付した。同当局はさらに5Gの電波の影響を評価しなければ、安全基準を提示できないと説明。検証作業に「時間がかかる」とした。

スイス通信大手スイスコムは、環境当局の検証作業によって5Gインフラの設置作業が中断することはないと説明。「制限値内の電波が健康に害を与えるという証拠はない」と指摘している。(共同)

第5世代移動システム(5G)のリスクとは?

2月11日 山田征(セイ)さんの講演会に参加して「第5世代移動システム(5G)のリスクとは?』資料をもらいました。

発行:いのち環境ネットワーク http://www.ehs-mcs-jp.com

 

以下 HPより

2020年春から日本でも第5世代移動通信(5G)が始まります。5Gは今まで通信に利用されてこなかった、エネルギーの強いミリ波や、フェーズドアレーという技術を利用しますが、その安全性はいまだに立証されていません。5Gが開始されれば、皮膚ガンや失明、流産、発達障害などの増加、バクテリアや昆虫、動植物を含む生態系全体へのダメージが起きると指摘されています。

さらに、5G通信用人工衛星から照射される電波が、地球のシューマン共振に作用する可能性もあり、アメリカの研究者アーサー・ファーステンバーグ氏は、5Gの停止を求める「国際アピール:地上と宇宙での5G廃止に向けて(International Appeal to Stop 5G on Earth and in Space)」(https://www.5gspaceappeal.org/the-appeal)を発表しました。この文書は30か国語に翻訳され、世界中の科学者や技術者、医師、医療関係者、獣医、養蜂家、研究者、市民団体、市民などから19万100筆の署名の署名を集めました。

このアピール文は、国連(UN)、世界保健機関(WHO)、欧州連合(EU)、欧州評議会(EC)と 各国政府に提出される予定で、1月25日には世界20か国以上で5Gの導入停止を求めるアクションが行われます。同日、ファーステンバーグ氏は、国連でアピール文を読み上げ、ベルギーのブリュッセル市では、国際会議が開催されます。

日本では、私たちが1月24日午後、参議院議員会館で院内集会を行い、総務省、環境省、厚生労働省との意見交換を行い、アピール文を提出します。 以上HPから

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2月11日の征さんの言葉を借りれば、G5は遠くまで届かないので100m毎にスモールアンテナをたてなければならないから、信号機や電柱にも設置されれば、電子レンジのなかで暮らすようなもの。今でも携帯電話の普及とともに、電磁波によって頭痛やめまい、吐き気、睡眠障害、耳鳴りなどおきる「電磁波過敏症」の発症者が増えていて、日本では人口の3~6%が発症していると言われているが、今後数量はぐんと上がると思う。

今は人ごと、と思っていてもいつ仲間入りしてしまうことになるか、時間の問題で、このG5の強烈な電波は,他の動植物にも多大な影響を及ぼしていくと覚悟しなければなりません。

国以前に地域の自治体(市町村)、あるいは県に対して声をあげていくことが大事とニュースレター「平和の種」83号(2019年9月8日発行)より

パンレットの内容

*5Gのしくみ

*5Gの電磁波は安全か?

*スモールセル・アンテナのリスク

・5Gの導入一時停止も

・5Gに関する科学者の見解

・監視社会の強化につながる?

出雲のフェアトレード・ショップfuku-mimiさんが 顔の見える店FAIR TRADE 風”s紹介

出雲のフェアトレード・ショップfuku-mimiさんが

2月1日に、新装オープンした店にたちよってくださった時の

報告が掲載してくださっています。https://ameblo.jp/fukumimi-fukuya/

フェアトレードをしていて、楽しみなのが全国のフェアトレード・ショップを尋ねること。

私も北海道から沖縄まで行きました。東京での展示会などでは、全国の店の方達と同窓会のような感じでお話できる楽しみもありました。ここ数年は展示会もご無沙汰しています。

でも、はるばるお店まで来てくださって交流できるのはやはりフェアトレードの取り持つ縁で嬉しいです。嬉しい出会いは宝です。

fuku-mimiさん、ありがとうございました。いつか出雲へ~山根麻以さんのふるさとへ~~~もう一度

3月1日(日)つぶつぶ(雑穀)の大谷ゆみこ講演会が名古屋で!!

久しぶりなんです。大谷ゆみこさんの名古屋での講演。
20年くらいまえ、ウィルあいちでも、未来食講座や講演など大谷さんに
お願いして企画していました。
いまや全国につぶつぶ料理コーチ ”つぶつぶマザー”がいて、未来食を地域で身近に学ぶことができます。「つぶつぶ料理」とは、大谷ゆみこが創作した雑穀と野菜を中心にした日本生まれのビーガンベジタリアン料理。

今回の講座開催世話人、滋賀県彦根市の”つぶつぶマザー”料理教室「ひだまり」を主宰

山田博子さん
  元看護の大学教員

最新の看護学に触れているのに、冷え性・生理痛・うつ症状など自分の心身の不調の原因がわからずにいて、長男の卵アレルギーがきかっけで「未来食」に出会い、不調の根本原因を理解。こんな経験から今回の講演を企画。

彼女のメッセージを是非読んでみてください。

                                                         *
山田さんの変身写真を紹介した記事です。
■40才で小顔スリムに変身した私もみてね。
                                                         *
大谷ゆみこより
『何と、日本には154万人の看護士さんがいるんだそうです。
日本人の1%以上ですよね。
彼らにこそ 「未来食」の存在を知って欲しいと思っています。
            *
また、フェアトレードに出会って、社会性に目覚めた人達が
知識無くベジタリアンやビーガンを実践して
心身を壊してしまうような結果にならないように
安全でおいしい日本生まれのビーガン食術「未来食」の存在を知らせたいと
強く思っています。』
             *
大谷ゆみこのブログは下記へ
                                            *
~人生100年時代を本気で遊ぶ~キッチンからの私革新~
                          3/1大谷ゆみこ講演会@名古屋
【日時】
2020年3月1日(日)

講演会13:30~16:30(30分前開場)
懇親会17:00~19:00
【会場】
アクションラボ3階 大会議室
愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目19-27
オルバースビルビルディング
アクセス:JR「名古屋駅」徒歩5分

https://action-labo.net/profile/access/
【参加費】
普通席/前売り6,500円
当日7000円
VIP/30,000円(懇親会、個人セッション後日付き)
懇親会/4,000円(普通席にお申し込みの方)

2月27日(木)9時45分~ 谷口たかひさ講演記録 DVD上映会 「地球は大人が使い切る!………か?」

DVD上映会        「地球は大人が使い切る!………か?」

              谷口たかひささんのDVD上映会します。

                            地球を守ろうHPより

【日時】              2020 年2月27 日(木 )9時45分~12時

次回は、3月19日・4月9日の予定

【内容】2020年 気候変動に向かう気持を、地球が受けてくれる最後の年

谷口青年が語る気候変動についての世界の動きを、彼のつき動かされた思い   を語る1月の講演会のDVDを見ながら まずは「知る」ことから初めよう!

グレタさん(スェーデンの17歳少女)の書籍も紹介

 

 

【場所】              ソーネおおぞねホール

JR中央線・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線「大曽根」駅900m

地下鉄名城線・地下鉄上飯田線「平安通」駅900m

名鉄小牧線「上飯田」駅1.1km

【会費】              500円(マイカップお持ち下さい=コーヒータイムあります)

当日700円

【定員】           10名(お子様連れOK)

【申込】              土井ゆきこ 090-8566-2638     huzu■huzu.jp(■は@)

以下、この企画した土井ゆきこの思い、なふたうん新聞123号より:::::::::::::::::::

私は、​​2020年のこの一年は短く感じます。気候変動に立ち向かう最後の年ですから。誰かがやってくれる、なんとかなるで・は・なくなった2002年そう思った始まりは1月25日、

谷口たかひささんの今年1月初めに開催された講演会収録DVDを見た日から

同時にスェーデン・ストックホルム在住のグレタ・トゥーンベリさんの本も2冊読んだから。

 

何をしていても今年いっぱいで地球の運命がきまる年だということが頭を離れない。

 口たかひささんが行動をおこしたキッカケは、昨年2019年7月23日イギリスの国営放送BBCで流れたニュース。2020年が気候変動や地球温暖化といわれる問題について、人類が生存可能な、生きていけるレベルにおさえられるかどうかこの18ヶ月にかかっていると報道を聞いたこと。

2019年末にインディペンデント紙も、2020年が気候変動にたちむかう最後のチャンスと報道。

2019年9月19日 日本学術会議会長談話(日本の国立アカデミーであり、内閣府の特別の機関の一つ=会長はゴリラ研究者の山際寿一さん!)

『「地球温暖化」への取り組みに関する緊急メッセージで、人類生存の危機をもたらしうる「地球温暖化」は確実に進行しています。………わが国を含め世界の現状はスピードが遅すぎます。』

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-d4.pdf

との信頼できる情報の紹介と、日本では知られていない世界で起きていることを映像も交えて伝えています。希望も3つあるので最後まで見てほしいとのコメントで始まるDVDです。★2月27日(木)午前 谷口青年の講演会収録DVD上映会予定(ソーネおおぞねにて)詳しくは土井まで

 

グレタ・トゥーンベリ

「私はみなさんに、パニックになってほしいと思っています。

みなさんの家がもえているかのように行動してほしいのです。

それはよくない考えだと、大勢の人々から言われました。 私も同感です。

必要もないときにパニックになるのは最悪です。

 

でも、自分の家が燃えて焼け落ちようとしているときには、誰でもパニックになるのではないでしょうか。

 

―――私たちの家はいま。焼け落ちようとしています。(欧州議会でのスピーチより)

今の子ども達に未来がない。「勉強しても意味ない」とデモに参加する数百万人の

若者たち。ストライキは南極大陸を含むすべての大陸で140を超える国々で行われた。温暖化を1.5~2度までに抑えられる可能性があるのは2020年までに二酸化炭素排出量を急降下出来た場合だけです。

 

『本当は高校に通いたいのです。勉強がすきだから。』 というグレタさん。

グレタと家族に関する初めての本。赤裸々名日々が綴られ、本国スウェーデンでも大きな話題になった。これも是非読んでください。グレタさんのお母さんナレーナさんの書いた(家族も一緒に)「グレタ たったひとりのストライキ」という本です。

 

以上、文字は、やはり今までどうり知っていることとして通り過ぎるだけだと思う。

 

でもDVDで声を聞く、知らなかった情報を得ることで変わる。

それが希望の1つだと谷口青年は言う。知らないだけ,知らされていないだけ。

 

が私にできるか?

伝えよう。谷口青年のメッセージを! グレタさんの射るような目と結んだ口から伝わる地球への思いを。ソーネおおぞねでDVD上映会を2月27日に企画し、その後も続けてゆきたい。

 

 

2月1日 出雲のフェアトレード・ショップfuku-mimiさん 来店

伊勢神宮にいく途中でご夫婦で寄ってくださいました。

なんと、不動産を経営、コーナーに雑貨を置いていて、いつしかフェアトレードのものに移行していったようです。5年ほどのフェアトレード・ショップです。企画もいろいろされていて、フェスブックなどにもUPされています。https://ameblo.jp/fukumimi-fukuya/

フェアトレード・ショップは、金物屋さん、八百屋さん、呉服屋さんにありと今まで聞いていましたが、不意動産やさんは初めてでした。つまりどこでもフェアトレードコーナーを設けて、伝えることはできるのです。

 

さいごに「写真を」といわれ奥さんの奈津子さんと一緒にとりましたが
タレントさんのように、ちょっと横向いて作り笑顔一杯の顔ではなく

私は グレタさんの表情が好きで、グレタさんのように射る目で、きりっと口を結ん
でとりたいと言って、そのことがおかしくって奈津子さんと結果は笑ってし
まった。あとで

彼女自身が、もういちどきりっと口を結び撮りましょうということで
夫にお願いしました。心が通じる出会いでした。

 

「グレタ たったひとりのストライキ」の本紹介

1月29日、椙山女学園高校で「チョコレートの来た道」ワークショップをしてきました。外部講師による国際理解と平和というテーマの講座、ゆっころんの椙山での出前授業は今年で4~5回目です。

本を逆しまから見たら、グレタさんが「モナリザのほほえみ」のよううに見えました。正面からみると射るような目、きりっと結んだ口ですが、逆しまにみるとやさしくほほえんでいるように私には見えました。

タレントが作り笑顔をするのと反対に

写真を撮るときなど、この射るような目ときりっと結んだ口を真似しようと思っています。

グレタさんや、

http://chikyuwomamorou.com/
地球を守ろう! の谷口たかひささん の話も
してきました。

授業の前に椙山の先生に、グレタさんの話もしました。

16歳以下の子どいも達が「未来がないのに将来のためといって学校へ行く必要はない」と授業をボイコットしている子どもが数百万人いることを「言わないほうがいいですね~」と言ったら「言ってください」と答えがあったので伝えました。
以下転送山元加津子さん(かっこさん)のMLより転送します。

ふみちゃんが先日送ってくださった本は「グレタ たったひとりのストライキ」
早速読ませていただきました。私の感想の前に、ふみちゃんが本についてブログに
書いておられます。
http://serafahn.asablo.jp/blog/
・・・・・・・・
『グレタ たったひとりのストライキ』 ─ 2020年01月27日 16:35

年末年始、『グレタ たったひとりのストライキ』を読んでいました。
グレタさんが気候のためのストライキを始めるまでの家族の物語が
母であるマレーナさんの、率直でわかりやすい語り口で綴られています。
翻訳も自然で読みやすく、先の見えない苦難の日々に立ち向かう家族の姿に
心を揺さぶられました。

物語は、グレタさんを襲ったある異変によって、
幸せだった一家に、嵐のような日々が訪れるところから始まります。

きっかけは、海に漂うプラスチックごみの映画。
南太平洋では、プラスチックごみの面積がメキシコの面積よりも大きな島を
つくっているというドキュメンタリーです。

その映画を学校で見たグレタさんは、ショックを受けて泣きだします。
ほかの子どもたちも動揺しますが、先生がニューヨークで結婚式を挙げると
言ったとたんに、その話に夢中になります。
けれど、グレタさんはみんなの仲間に加われませんでした。
脳裏に海のごみの山が焼きついて離れなかったのです。
彼女はお昼も食べられず、ひとり泣き続けました。

五年生になったばかりのグレタさんは、
食欲を失い、笑わなくなり、話さなくなりました。
パニック発作も起こすようになります。
母のマレーナさんは、こう書いています。

「体のほうが頭より賢いときもある。ほかにどうしようもないとき、
私たちは体を使って何かを伝えようとする。感情を表現する力がなく、
言葉も見つからないときは、体を語り手にする。
食べるのをやめるのもそのひとつだ。」(訳:羽根 由)

グレタさんは、2か月で体重が10キロ減少し、
入院して点滴を受けるしかないという寸前まで追い込まれます。
同じころ、彼女が学校でずっといじめに遭っていたこともわかってきます。
のちにアスペルガー症候群、高機能自閉症、強迫性障がいと診断されるのですが、
現在あれほど活躍しているグレタさんに、そんな過去があったことは驚きでした。

朝ごはんに、バナナ三分の一。53分かかって、やっとそれだけ。
あるときは、ニョッキ5個に、2時間10分。

(そんなのほんと? と思う方もいるかもしれません。
ですが、わたしの姪もグレタさんと同じ自閉症スペクトラムで
まったく同じ症状に陥ったことがあります。
笑わない、話さない、食べない。やはり、2時間以上かかって、
ほんのわずかなご飯を食べるだけ…。姪も入院の一歩手前でした。
体重が30キロを切ると命の危険があるそうです。
パニック発作も頻繁に起き、家庭は崩壊寸前。
読んでいて、他人事とは思えませんでした。)

グレタさんの両親は、全力で子どもたちを救おうとします。
最初、グレタさんのために我慢をしていた妹のベアタさんも、
あるとき発作に襲われ、ADHDや自閉症スペクトラムなどがあると
診断されるのです。

何年もの地獄のような日々をくぐりぬけ、徐々に体力と気力を取り戻しながら、
グレタさんは環境問題について熱心に学んでいきます。
そして、科学者は何十年も現代の生活が気候にもたらす影響を警告していたのに
それが人々に伝わっていないことが、一番の問題だと気がつきます。

みんなが、科学者の話に耳を傾ければ、みんなが、温暖化について知れば、
世界は変わる。
そのためにはどうしたらいいか?
グレタさんは考え、ひとつの決心をします。
〈気候のための学校ストライキ〉です。

最初、両親は賛成しませんでした。
やるならひとりでやりなさい、と彼女を突き放します。
それでも、グレタさんの決意は固く、ひとりで計画を進め、
日増しに元気になっていきます。
信念を持ち、なにかにまっすぐに向かう人間は、本当に強い!

アスペルガー症候群があるなら、そんなことはできるはずがないと
言う人もいるそうです。
それに対して、彼女は言います。
だからこそ、自分はストライキを始めることができたのだと。

アスペルガーの人は一般に社交性に欠け、みんなでなにかをすることが苦手です。
だから、どこかの組織に入って活動したり、自分で団体を作ったりはできず、
ひとりでできることを思いつき、始めたのだと。

これは、本には書かれていませんが、アスペルガーの人はこだわりが強く、
関心を持ったことをとことん突きつめる傾向もあると思います。
グレタさんの場合は知能も高いため、IPCCの科学者の報告書を熟読し、
わかりやすく伝えてくれることができたのではないでしょうか。
(本の巻末には、彼女の数々のスピーチが載っています。)

地球の環境を守っているもののひとつは、生物の多様性だといいますが、
人間の多様性もまた、世界を守っているのだと、強く感じました。

グレタさん一家は、気候研究の第一人者に会って話を聞いたり、
最先端の研究所で気候変動に関するセミナーを受けたりしますが、
読者もそれを追体験することで、複雑でわかりづらい温暖化について、
いつのまにか、少しずつ理解を深めていくことができます。

胸打つ家族の物語であるとともに、そんなところも魅力的な、
多くの人に読んでほしい、奇跡のような一冊です。
・・・・・・・・

9月23日のニューヨークの国連気候行動サミットで16歳のグレタさんは
「すべてが間違っています」「大絶滅を前にしているというのに、あなたたちはお金
のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり」「私はあなたたちを絶
対に許さない」とスピーチしました。
そのスピーチに対して、日本のツイッターでも、たくさんの批判があったことにとて
も驚きました。それ以外にも「大人に対する口の利き方がわからないのか」「気持ち
が悪い」「ナチスとつながっている」……などそんな批判がたくさん書かれてあった
そうです。
グレタさんは
「私は嫌われることなど何とも思わない。そんなことよりも気候の公平性(この状況
を作り出した先進国の人々が気候変動への責任を果たすこと)や地球のことが大切だ」
とお話されていました。

グレタさんがこんなにも一生懸命、必死の思いで伝えても、伝わらない人たちがいて、
今、私たちは、本当は緊急事態の中にいるのに、どんな状況にあるかわからなかった
り、テレビで報道されていても、人ごとのように感じている人たちがいて、私のこの
ごろの悲しみもそこにあります。大好きな人に伝えても、それは国会でお話すること
ではないかと感じる方もいます。でも、本当に時間がないのです。私たちはそのこと
に気がついて、地球のことを考えなければならないのです。
大ちゃんは、「秋の空気はつぶの隙間が大きい」と言いました。
グレタさんは二酸化炭素の粒が見えるのかもしれません。それはどんなに怖いことで
しょう