第6回は、11月30日、キラキラのワード…「高等教育無償化」の真実は? と題して北区のフェアトレード・ショップ オゾンの2Fで開催・第6回だらっと憲法カフェ20191130
だらっと憲法カフェ2019年11月30日 講師 ぺ・ミョンオク弁護士 参加者の感想
・高校無償化を切り口に、歴史、政治、朝鮮の民族のこと、差別のこと、子供達の教育、裁判、 アイデンティティと、話題が多岐にわたり初めて知ることも多く、自分の勉強不足を痛感しまし た。
住んでいる地域にアジア・南米などからの外国人が多く住んでいるところがありボランディア で子供達の勉強や居場所づくりの活動をしていますが、歴史のある朝鮮半島の出身者の方達の事 はよく知らなくて、5世、4世の方達もいろいろな葛藤を抱えてみえるのだなあと思いました。 これからは外国人も増えて、否応無しに多文化共生に向かって社会全体が進んでいかざるを得ない と思いますが、朝鮮学校のこともフィルターを通さず、もっとみんなが知る(こんな)機会が増え るといいと思います。朝鮮学校の映像、みんな生き生きとしていて、気持ちがいい。素敵なもので した!!ありがとうございました。
・高校無償化については、ニュースで見ることはありましたが、朝鮮学校のみ排除された経済や、 朝鮮学校の歴史について今まで知ることがなかったので、とてもわかりやすく貴重な話でした。
海外にルーツを持つ方や外国籍の方が日本で暮らすこと、子供達においては教育を受けること は、私たち日本人以上に、倍以上の努力をしているのに、日本国がその努力を認めないことが、 悲しくて仕方がありません。日本でくらす子供たちはこれからの未来を作っていく大切な存在で あるので、全ての人が自分らしく生きていける社会を私自身もつくっていきたいと想います。
教育 と国の政治はきり離して考えていかないとと切に想いました。これから、多文化共生のまちづく りの仕事に関わっていくので仕事としてもライフワークとしても勉強していきたいです。
・無償化問題は日本が正すべきこと全てに繋がっていると思いました。*過去の戦争責任問題の 未解決、不実行→ 植民地化による人権侵害、天皇制存続による各問題、日本の歴史教育の中での 近現代史で、植民地のことを教えていない(若者の偏見の元の一つ) *三権不分立 *各種国 内法・国際法違反 *人権とは?民主主義とは?を日本人がしっかり理解していないこと、自分 の頭で考えることの大切さを改めて感じました。
多くの日本人が思考停止させられている劣化し た社会をどう再生していくのか。流されるままなら、またいつかきた道を行くことの恐さも思い 出しました。常に人が自分という個を持って生きていけるようになるには?を意識していかなく てはいけないと思いました。
・深いところまで、わかりやすく話していただいてとても良かったです。いままでも折ある毎に勉 強会など参加して来ましたが、深く考えさせられる内容でした。憲法、法律まで踏み込んでの 話、興味深かったです。
国籍欄が「朝鮮」である意味を最近ずっと考えているのですが・・日本は 未だ「戦争」を終えることができないでいるんだなと感じます。
・私は戦後生まれで、戦中のことはあまり知りません。今日の講義を聞いて朝鮮学校が存在する 意味がよくわかってとても良かった。私立高校に通っていましたが、クラスに在日の方が数名、 その時に、今日のお話の内容を少しでも知っていたら、彼女たちに接する仕方がもっと違ってい たのではと、残念でなりません。
もっと暖かく接することができたのでは・・という意味です。
・学校の法制度の点から、深く勉強できてとても良かったです。アイデンティティや日本社会で受 けている在日などの方々の差別(就職差別、結婚差別など)のお話も聞け、さらに(ますます) 身近な問題という気持ちになりました。思っていたとおり、今の社会がとても差別的で危ないの で、早く政権を変え、一般の人の意識ももっと変えていくために行動しなくてはと、さらに危機 感を覚えました。
ぺ・ミョンオクさんには、気さくに受け答えしてくださり、とてもファンにな りました。ありがとうございました。
・本日初めて参加しました。在日コリアン2世の一人として、今日のテーマはぜひ学びたいと、強 い気持ちで、実現かないました。ぺ・ミョンオク弁護士の話はとてもわかりやすく、知らなかっ たことが多く、気づかされることもありました。自分は何ができるのか、力不足ですが、日本で 永住する民の一人で、日本の人やいろんな外国人の人たちともっと交流し、差別や偏見を持たな いでお互いがお互いを尊重し、譲り合い、助け合い、豊かな心を持って生きていきたい、そんな 社会づくりを目指して、日々意識して行動していこうとあらたに思うことができました。
このカ フェ、この場を知ることができ、この有意義な時間を与えてくださり、ともに共有することがで きたと、感謝します。お疲れ様でした!ありがとうございます。これからもよろしくお願いしま す。
・お話わかりやすく、とても勉強になりました。一人一人、自分のルーツに誇りを持てる教育を 受けることが、いかに大切か、わかりました。私(60代)の小学校時代、在日の人もいました が、日本の名前を名乗っていました。
妹が在日の人と付き合っていた時、両親が反対していて、私 はなぜ反対するのかわからなくて、なんとなくこの社会には、朝鮮人差別というものがあるのだ と思いました。今日聞いたお話、在日の方だけの問題なのではなく、私たち日本人の問題とし て、とらえて、周りの人にも伝えたいともいます。
・先生には朝鮮との歴史をとても具体的に話していただけたので、とてもよく納得できました。 朝鮮学校の生徒たちが、日本の学校ではむしろ押しつぶされがちな個人としての自立に支えられ た人生を生きる力を身につける方向で教育を受けているようで、少しうらやましく思いました。
日本における差別はとても激烈で、全ての大手マスコミは真実を教えないどころが嘘を流し続け て、人々の負の心、他人を差別することで自分を慰める卑しい心を焚きつけて、ファシズムへと 流そうとしています。毎日毎日流されるそのような情報に、心を操作された人々が増えていく時代 ですが、それと闘う人々に学びながら、自分もどう生きようか考えたいと思います。
・世間に起きている問題は、結局、自分に関係してくるんだなあ~ 貴重な機会になりました。 特に興味を持った話題ではなかったけれど、とても大切な警告を発信しているということがわ かった。
生きて行く中で大切な憲法とは思うけれど、なかなか身近には感じられない中、いろん な角度から知ることができるこの憲法カフェは、貴重な学びの時間と思う。”坑道のカナリヤ”
素晴らしかったです。特にエピソードで祖父母のことを話していただき、時代のことをより理解 しやすくなりました。結婚のエピソードは生々しく人間が引き裂かれるようで辛い話です。
憲法 13条をしっかり学ぶべき教育が隅々に必要ですね。政党に偏らない見識で朝鮮学校を日本社会が 支え合うようになってほしいです。こちらはみんなが自覚して行く、わたしが自覚して行くことで す。朝鮮高校の映像に仲良しさ、感じました!〈次回〉希望は、障害を持っている人、生活保障 を受けている人など、社会福祉と憲法との現状を学びたい。