■■■なふたうん新聞 122号 Nagoya Fair TradeTown Campaign →NAFTown■■■2020年1月15日
作成者アーカイブ: yukiko
沖縄カカオプロジェクト ニュースレター Vol2が届きました ★2020年1月25日 沖縄カカオプロジェクト・ツアー報告会のお知らせ
沖縄カカオプロジェクト ニュースレター Vol2 Jan.2020
■本格チョコレートづくりスタート
一部紹介
Bean to bar方式でも、更にカカオバターを入れないという難しい選択をしたネパリ・バザーロのチョコレートづくりは、カカオに本来ふくまれている油分(カカオバター)だけでつくるため三昼夜、72時間かけて磨砕して充分に油分を引き出し、酸味・苦みなどカカオの特徴もこなれてまろやかな味わいになるということです。
サラサラにしたカカオマスを一旦個化して熟成、カカオがドンドン美味しくなるという「リサチョコレート」のニュースレターです。
昨年2019年10月に、カカオフレンズツアーに名古屋から3人が参加したのでその感想も掲載されています。
カカオフレンズツアーに参加して 高橋美穂、たかだ洋子、土井ゆきこ
祖国復帰闘争碑(辺戸岬)http://huzu.jp/blog/4028/
カカオプロジェクトが、なぜ沖縄なのか、なぜ福島の子ども達の保養支援を目的にしているの か、わかるようでわからなかったが、実際に行ってみて、会ってみて、このプロジェクトを私たち なりに理解できたと思う。
いよいよ10月になって、旅程をもらい、訪問先にはプロジェクトに直接関わる生産者の人たち だけでなく、伊江島のヌチドゥタカラの家の謝花悦子さんや、米軍の暴力と闘っている高里鈴代 さんとの面談なども企画されていて、少し意外だった。春代さんは、フレンズの私たちに何を知っ てほしいのだろう。春代さんに聞いてみると「沖縄の歴史を知ることでこのプロジェクトの意味 がわかる」ということでした。
プロジェクトに関わる人々との会話から、また現場の様子から、沖縄カカオプロジェクトは、 一つ一つのプロセスを丁寧に積み重ねてきていること、ネパリ・バザーロのこだわり・想いを大 事にして作り上げられていることを実感した。
チョコレートの甘味は沖縄の黒糖。西平黒糖さんでは、先代の想いと技術・味を受け継ぎ、大 学生の息子さんも加わり家族で守っている黒糖だということがわかった。その黒糖は今まで味 わったことのない体に染み入っていくような自然なおいしさ。 訪問した僅かな時間の中にも地元 のお客さんが来られ、何気ない会話から、地元の方の生活の一部としてある味だと感じた。
カカオニブをつくっているネクストステージさんでは、小さな規模、少人数で作業されており正 直びっくりしたが、利用者さんが楽しそうに、それでいて品質にこだわり、いきいきと仕事をして おられたことが印象に残っている。
久米島でカカオを栽培する阿嘉さんは「今までにない難しさ」と話しておられたが、栽培する 環境づくりに試行錯誤し、まだまだ小さな苗木を大事に育てておられる。もう少し育ったら移植 されるはずのハウスにも案内してもらった。
久米島でプロジェクトのコーディネーターをされているのが熊谷さん。「球美の里」の近くで週 に二回のパン屋さん。お店に私たちのチョコが並ぶ日が来るといいね。球美の里に保養に来る母 達にも知ってほしい。彼女とプロジェクトをつなぐきっかけになったのはネパリさんのコーヒー とのこと。フェアトレードが人と人をつなぐ、つながっていくことによる可能性を改めて感じる。
「球美の里」図書室、向こうはカフェ
福島の子どもの保養を行う「球美の里」では素敵な出会いがあった。幼稚園の時に保養に来た縁で 久米島に移住してきた男の子と、大学生時代にボランティアで来た縁で現在、久米島で小学校の 先生をしているという二人。偶然にもその素敵な二人に出会うことができた。
その男の子は、こ の度の台風の被害により被災している福島の人を元気づけようと、島で習った三線の演奏と島唄 で「自分も福島の原発事故の時に大変だった。どうかふんばってほしい」とメッセージを届けた そうだ。
球美の里に掲示している手紙には、「自分に自信がなかったけれど、ここに来て自分が この世で必要とされていて、嬉しかった。だれにでも生きる理由があることを教えてもらった」と の言葉があった。球美の里は一時期の保養の場所でもあるが、その先をつくっていく、未来を生 きる人を育む大切な場所だということが胸に響いた。また、その背景にある原発事故が起こした ことの大きさに改めて気づかされた。
偶然にも私たちの印象に残ったのは、伊江島のヌチドゥタカラ(命こそ宝)の家で、謝花悦子 さんに職業を問われ、土井がフェアトレードの説明を少し、ネパリ・バザーロが28年、風”s(ふー ず)が24年、続けていることを伝えると、謝花さん、いたく心を動かされたこと。
それは、春代 さんが何度もここを訪れ、資料も送り届けていた上での、スイッチオン!の瞬間でした。 「生きているうちに阿波根昌鴻に会わせたかった」とも言われました。「資本主義はなくならな いけれど、富の公平な分配が必要だと言っていた。」とのお話もあり、資本主義にあらがうフェア トレードとしての位置を確認。暮らし方、生き方を見直すという思いに、今の社会に変化の扉を 開く意味があるのだと、ど~んと勇気づけられ、私たちに本当に必要な出会いであり、フェアト レードの意味を知る出会いでもありました。
久米島の「球美の里」は、福島で大量に被爆した子ども達にひとときの休息の場を提供してい る。私たちのチョコレートは、この施設への寄付金を価格に含むものもある。沖縄で育ったカカオから本物 のチョコレートを販売するという沖縄カカオプロジェクトは、そのチョコレートを買う人を一瞬 のうちに私たちの思いへとつなぐ。沖縄でカカオを育てる挑戦、伝統のままの黒糖、カカオニブ を作る働く人たち、陸前高田で震災に負けないで生産を続ける人々と、今の時代の一番弱いとこ ろにいる子ども達へのまなざし。
この「つなぐ糸」は、チョコを買った人の心が「球美の里」に 届き、その先につながっていくのだとわかったような気がします。将来はぜひ、那覇空港に、この チョコレートを売る売店を実現したいね。 今の時代に、人は何を信じて行動すればいいのだろうか。それは、歴史を知ることだと思う。 そこに生きる人々の過去を知っていることで、「本当にそうでしょうか」と自分で問いを立てて 考えることができるようになる。
2019年5月26日講演の土屋春代さん
講演内容はこちら←見てほしいです。
カカオプロジェクトには、その大切さを伝え、未来を夢みる力 がある。土屋春代さんが「沖縄、福島、深く知ることで様々な問題が見えてきます」そして「将 来に夢があること」「ともに夢を追う仲間がいること」と語るこのプロジェクトに、私たちはこ ころを動かされています。
★2020年1月25日 沖縄カカオプロジェクト・ツアー報告会開催します。
http://www.nagoya-fairtrade.net/?p=21571
【日 時】1月25日(土)13:30−15:30
【参加費】700円(当日1000円)
【定 員】30名 マイカップご持参ください。フェアトレードティータイム有り。
【会場】正文館書店本店5Fホール(名古屋市東区東片端町49)地下鉄桜通線高岳駅1番出口より徒歩7分
【申込】huzu■huzu.jp(■は@) 0090-8566-2638 土井
NHK1月13日(月曜日)の夜11時からBS1で、 「気候クライシス~IPCC特別報告書からの警告」
NHKの番組ですが、
13日(月曜日)の夜11時からBS1で、
「気候クライシス~IPCC特別報告書からの警告」をオンエアし
https://www.nhk.or.jp/docudocu
紹介ページからの引用です。
「気候変動により人間が暮らせる場所が地球から次々と消失する」
国連機関、IPCCが発表した報告書が国際社会に衝撃を与えてい
による気象災害が各地で発生し、世界中に広がった抗議デモ。中心
グレタ・トゥーンベリが信頼する科学者たちの分析だ。共同議長の
に報告書を読み解き、気候危機の実態と対策を検証。映画「アバタ
キャメロン監督の取り組みも紹介する。
★ゆっころんはTVがなく見られないのですが、見た方、情報や感想な土お知らせください。huzu■huzu.jp(■は@)
お知らせ=2月29日(第5土曜日)第7回だらっと憲法カフェin 「八事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」
あけましておめでとうございます!
「知らなかった、知らされなかった、知ろうとしなかった。。。」「『わたし』は『わたし』になっていく・落合恵子」より
「私はいつも、なぜ誰もそのことについて何もしないのだろう、と不思議に思っていた。そしてあるとき、その”誰も”は自分である、と私は悟った。」リリー・トムリン「あきらめないUNSTOPPABLE」著ゼン・ハニーカットより
そんなメッセージに,今年はいままでとは違う行動の年にしようと思う。
「正義は複雑で、かつ多面的でもある。それでもわたしたちが敢えて『正義』という言葉を使うとしたら、正義がよって立つ源は、子どものたちの命と未来だ。」「『わたし』は『わたし』になっていく・落合恵子」より
第7回だらっと憲法カフェ20200229(第5土)
「八事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」
?私たちは「人権」って何か知らない?
『藤田早苗さんの話を聞いて、人権について考える』
【場所】
【内容】 2019年12月23日藤田早苗さん講演
「世界から見た日本のヒューマンライツ」
~ヘイト,ジェンダー、貧困、表現の自由~」を聞きました。
当日の資料や「国際人権規準と秘密保護法」冊子より人権について一緒に学びませんか
【参加費】 500円(フェアトレード・コーヒー紅茶あり・マイカップ持参)
【定員】 15名 【主催】 だらっと憲法カフェ
【申込】 フェアトレードショップ風“s (土井) huzu@huzu.jp
090-8566-2638
――――――――いままでの「だらっと憲法カフェin オゾン」――――――――――
第1回3月31日「チャールズ・オーバービーさんを偲ぶ会」
第2回6月30日お話会「女性議員が増えると何かいいことあるの?」講師:たかだ洋子
第3回9月29日いつも顔を洗うようにいつも憲法のことを考えられたらいいねと「憲法カフェ」オープン講師:近藤真
第4回2月2日名張毒ぶどう酒事件の真実を求めて 〜取材現場より〜講師:門脇康郎
第5回6月29日住民の7割の意見は尊重されない?!~沖縄だけじゃない~講師:たかだ洋子
第6回11月30日 キラキラのワード…「 高校無償化 」 の真実は ~知ることからはじめよう~講師:裵明玉弁護士
マトマイニ ミニ通信2019年10月~12月号が届きました!
フェアトレード・ショップ風”s お知らせ ★年末年始お休みのお知らせリニューアルのため12月25日~2020年1月25日まで正文館店舗はお休みします。卸部門は営業していますのでhuzu■huzu.jp(■は@)土井までご連絡ください。 ★2020年1月25日 沖縄カカオプロジェクト報告会 13時半~詳しくは→http://www.nagoya-fairtrade.net/?p=21571 ★新装オープン2020年1月26日(日)11時半~18時半 |
今年の秋10月に、以前からお話を聞きたいと思っていた菊本照子さん/のお話会が京都堺町画廊でありました。そのご縁でXmasにミニ通信が届きました。
マトマイニ ミニ通信2019年10月~12月号
11月から12中旬まで私(菊本照子)は日本に一時帰国し、東は山形県から西は岡山島根鳥取と回りました。講演会やバザーの会場確保から連絡、準備、物産の展示即売等々お世話下さった皆様に心よりお礼申し上げます。また、時間切れでご挨拶できなかった各方面には「次回はぜひ」と心に決めております。
日本に滞在中、日々体感した気候変動の影響は、ケニアでも顕著に現れています。
ケニアの気候も大きく変化しています
以下は12月2日付けの日本大使館からの注意喚起メールです。
「現在、ナイロビを含めケニア全域において、例年以上の降雨が続いており、ケニア各
地で洪水、地滑り、道路寸断等の被害が発生しています。
- 当局は、豪雨は今後2~3週間は国内全域にわたって継続するとしています。
- 豪雨の影響により、交通渋滞や交通事故が多発しています。
- また、降雨時は家宅侵入等の犯罪の発生率が高まる傾向にあります。
在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては、外出する際は、天気予報を把握された上で、洪水、鉄砲水、土砂崩れ等に十分注意してください。以下省略」
12月18日のケニアの新聞は雨の被害に関する小さな記事が随所にあります。´
例えば、
- ナイロビ市が美化活動に努めたシティー球場付近の植え込みがドロ沼と化した。
- ナイロビ市内のムクル・カヤバ地区の橋が崩れ落ちそうになって通行不可能。
- ナクルの羊農家は多くの羊が水で流され溺れ死んだと嘆いている。
- 大雨の犠牲者は130人以上にのぼっている。行方不明者も相当数。
ブログにも書きましたが「ナイロビ国立公園から抜け出したライオン数頭がこのオンガタ・ロンガイ町に出没し、男性一人が食べられた」ニュース。ライオンは人間を襲っても食べるのは稀なことです。雨が降って草木が生い茂り餌になる草食動物が多いのに何故かと訊いたら、水浸しになった公園内で草食動物とライオンの棲息地が分断されたため、狩りが出来ない飢えたライオンが人間の居住区に出たのだと説明されました。気候変動のせいです。
また、ケニアの隣のソマリアでは、今世紀最大規模のDesert Locust(砂漠トビバッタ)の大発生が報じられています。かつてケニアにも大量のバッタが飛来して新聞に「バッタを採って料理しよう」というジョーク記事が載っていたのを覚えています。ナイロビのウィルソン空港には「砂漠トビバッタ防除機構」の基地があり、バッタ発生の情報が入ると軽飛行機による空中噴霧で駆除するはずですが、抑えきれなかったらどれほどの被害を及ぼすか計り知れません。飢饉に繋がるこのバッタ大発生も気候変動のせいです。
台風もサイクロンもハリケーンもないケニアですが、天気は晴れ雨晴れ雨というシマウマ模様、集中豪雨と干ばつはキリン模様みたいに各地で発生し人々の生活を脅かしています。
クリスマスイブの今日も雨です。
「ソマリアのバッタがケニアに飛んで来ませんように!」「雨がソコソコにホドホドに降りますように!」そして、「2019年気候変動の影響を大きく受けたジャパンの方角に台風が行きませんように!」「大地震が起きませんように!」
皆様に支えられてマトマイニファミリーは2019年を無事に過ごすことが出来そうです。
本当に有難うございました。
Merry Christmas & Happy New Year!
2019年12月24日 菊本照子・修三
★マトマイニのプロジェクトへのご寄付等は
郵便振替:記号00900—1—41598
名義:SCC日本事務局
★プロジェクトやフェルト工芸品等に関するお問い合わせは、
Email: scckenya@gmail.com
★ホームページを新しく作成しました。少し前ですがお知らせしていませんでした。
★マトマイニの暮しぶりや工房のものつくりの様子はブログに書き綴っていますので、以下を検索してみてください。➡ マトマイニ、菊本照子 http://ameblojp/scckenya/
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写真上。癌を患い長年病床に臥していた母親の介護で仕事に専念できなかった
ラハブさん。9月にそのお母さんが亡くなられ肩を落として泣いていましたが、さいきん、やっと笑顔が戻ってきました。
12月に長女のサロメちゃんが全国統一試験で非常に優秀な成績をとり、有名な国立女子校から合格通知が届いたのデス。
写真左。夜の警備員ジェームス君(左)は遠いサンブルという地域の出身です。深刻な家庭事情ありで10月に故郷から妻子を呼び寄せました。ンバラリ君5才とシャリーンちゃん2才の兄妹は、毎日元気に駆け回っています。
年末年始の休みお知らせと、1月25日(土)沖縄カカオプロジェクト報告会と新装オープンのお知らせ
2019年もそろそろ終わりに近づいてきました。
2020年風”sは25年目に入ります。愛知県女性総合センター(ウィルあいち)で20年、正文館書店本店で3年半、今までたくさんの皆様にお世話になりここまでくることができました。本当にありがとうございました!
★年末年始お休みのお知らせ
リニューアルのため12月25日~2020年1月25日まで正文館店舗はお休みします。
卸部門は営業していますので下記土井までご連絡ください。
★2020年1月25日 沖縄カカオプロジェクト報告会 13時半~
詳しくは→http://www.nagoya-fairtrade.net/?p=21571
★新装オープン
2020年1月26日(日)11時半~18時半
顔のみえる店~FAIR TRADE ⾵“s (ふ〜ず)として新装オープン! フェアトレード+⼿仕事の、顔のみえる店としてスタートします。
新装開店後は、店長:六鹿晶子(ムシカアキコ) 火曜日定休11時半~18時半営業、
土井ゆきこ(ゆっころん)は、水曜日15~8時半担当。いなぶ/野入民家カフェ&民泊「風の庭」&風”s野入店は4月~営業再開
以上来年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
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★風”s正文館店はリニューアルのため 12月25日より1月25日までお休み です。
休業中、チョコ等の卸の希望(土井担当)は、下記までご連絡下さい★
■フェアトレード・ショップ風”s
〒461-0015 名古屋市東区東片端町49正文館書店本店2F
052-932-7373 T&F(12月24日は営業、12~18時)
HP : http://huzu.jp/ 12月24日(火)まで営業
■古民家カフェ「風の庭」 kazenoniwa.jp 冬期休業中【4月再開】
■名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会(なふたうん)
HP: http://www.nagoya-fairtrade.net/
090-8566-2638 huzu@huzu.jp 土井ゆきこ
12月23日藤田早苗さん講演会「世界から見た日本のヒューマンライツ」~ヘイト、ジェンダー、貧困、表現の自由~
英国在住20年で国連にも日本について情報を続けてきた国際人権の専門家が、国連からの勧告や日本政府の対応などの最新情報も交えて、世界から見た日本の問題をBBCなどの動画や画像を用いて話されました。100名くらいの参加でした。
資料に「思いやり」(誰かが誰かに与えるもの)≠ 「人権」(すべての人が生まれながらにして持って居る権利)
フェアトレードでは、環境や人権をまもります。ゆえにフェアトレードを「思いやり」という表現は、上から目線でそぐわない,対等な立場での貿易とは違うと以前から思っていたのですが、資料にあったこの説明で確信しました。今日の講演でも「フェアトレード」という言葉がでてきました。先日12月3日のゼン・ハニーカット*さんの講演でもでてきました。人権のこと、食のことフェアトレードはつながっています。必要です。
藤田さんは,高校の頃、松井やよりさん**の本を読んでこの道にはいったとのこと。本を読んで何も知らなかった自分を見で行動した人でした。
松井やよりさんは、ゆっころんの尊敬する女性、68歳で10年以上まえに亡くなられたジャーナリストです。私は彼女の3日間の夏期集中講座に長久手の淑徳大学に通いました。翌年もその3日間の講座を受けました。そしてファンになりました。いとちいさきもの、弱きものによりそった人、2000年12月に国際女性戦犯法廷を実施した人です。
ガンで余命短いとメールで流れた時は大泣きしました。告知されたのが秋で、お別れ会のようなものを東京でされて私も参加。全国から女性達が集まってきました。その年暮れには他界。亡くなられた時思ったことは、きっと彼女の燃える思いは、いくつもの灯火になって燃え続けるだろうと……。今日はその灯りに会えた思いです。
■ジェンダー
伊藤詩織さんのBBC映像は、なにが真実か語るものがあります。男達の挙動が恥ずかしい。
日本の警察は女性が8%であること、男性の行う調査には寝かせられ、ぬいぐるみを抱かされレイプされた状態を再現させられたと語ります。セカンドレイプです。でも彼女は自分の妹(どの女性にも)こんな思いをさせたくないと公表したのでした。応援しなくっては!!
海外メディアは、山口敬之と阿部との関係を記事にしているが、日本ではそれが見られない。メディアは萎縮している。独立していない。
■ヘイトとハグ
最後の映像でヘイトのデモのすぐ近くで「私は朝鮮人です」と書いてチマチョゴリを着た若い女性が両手を広げ、ハグを求めます。初め遠巻きでみていた人に変化が現れ若い人達が次ぎ次ぎとハグをしてゆきます。涙がでてきました。こんな涙始めてです。人はみんな抱き合えばいい。どうして差別なんてするのかわからない。朝鮮のことだって日本が朝鮮を侵略した歴史から在日朝鮮の人がいる。
過去を学ばせない、慰安婦という言葉を教科書から消していく日本の教育がある。
■貧困
資料より:2018年10月から生活保護費引き下げについて、これを懸念し見直しを求める4人の国連特別報告者の共同声明
「誰でも病気になるし、精神病を患ったり、障がい者になりうる。そういう人生を大きく変える出来事は誰にでも起こりうる。人権を重んじる確立したコミュニティの役割とはたとえ人びとがどんな災難や不幸に見舞われても、どんな人生のつまずきも、補償され、彼らが状況をやり直し、戻れるように助けること、その権限を確保すること」
後退禁止原則(Non retrogression) 「権利」を認め、その実現に向けて「措置を取る」義務を負った以上は、権利の実現を後退させる措置をとることは、義務に逆行し、規約の趣旨に反することになる。
以上資料より
日本における3・11の被災者、今年の台風19号の被災者は人生を大きく変える出来事でした。一方東京オリンピック開催には過去の5つくらいのオリンピック開催地の費用を全部足した費用が算出されている。この現実を見るべき,知るべきです。
日時
2019年12月23日(月) 18:15-20:30(開場17:45)
場所
講演者
藤田早苗さんのプロフィール
英国エセックス大学ヒューマンライツセンターフェロー。名古屋大学大学院修了後、エセックス大学にて国際人権法学修士号、法学博士号取得。エセックス大学で研究・教育に従事する傍ら、19年間にわたり国連人権機関の活動にも関わってきた。秘密保護法案や共謀罪法案を英訳して国連に情報提供し、デビッド・ケイ国連特別報告者による日本の表現の自由に関する調査の実現に尽力。世界の「癒しの風景」を切り撮る写真家としての顔ももつ。
共催
藤田早苗さん講演会実行委員会、アムネスティ・インターナショナル日本 わやグループ
**松井やより(ウィキペディアより)
1961年東京外国語大学英米科を卒業して朝日新聞社に入社。社会部記者として福祉、公害、消費者問題、女性問題などを取材し、立川支局長、編集委員から1981年11月~85年3月シンガポール・アジア総局員。1994年朝日新聞社定年退職。
朝日新聞社在職中の1977年に「アジア女たちの会」を設立し、退職後の1995年にアジア女性資料センターを、1998年に「戦争と女性への暴力」日本ネットワークを設立して代表となる。朝日時代から上智大学・千葉大学・日本福祉大学・日本女子大学・琉球大学の非常勤講師、横浜国立大学大学院の客員教授を務めた。
朝日新聞在職中の社会部のトップ時代に「強制」従軍慰安婦を取り上げた。2000年12月に「戦争と女性への暴力」日本ネットワークなどが自主開催した「模擬裁判」女性国際戦犯法廷で国際実行委員会共同代表の1人となり、日本側主催者の代表となった。
ゼン・ハニーカット*
Zen Honeycutt
マムズ・アクロス・アメリカ創立者・事務局長。3人の子どものアレルギーや行動障がいのような症状の原因を調べるなかで、遺伝子組換え食品やグリホサート(農薬ラウンドアップの主成分)の問題に取り組む人々と出会う。それを機に非遺伝子組換え食品やオーガニック食品に変えると、子どもたちの健康が改善。同じように苦しむお母さんたちとネットワークを立ち上げ、マムズ・アクロス・アメリカを設立する。
まだまだ話の内容はいっぱいだったけれど、今日はここまで。ゆっころん
永訣の朝「無限の正義」の行方 中村 哲 ~ペシャワールの会より~
ペシャワール会の八木さんから名古屋NGOセンターのMLに送られてきたメッセージです。
シャワール会の中村哲医師が何者かに襲撃されなくなりました。同僚5人もなくなったということです。
(中略)・・アメリカのアフガニスタン報復攻撃の時です。あれほど派手な行動を嫌っていた中村さんがテレビに出てアフガニスタンの窮状を必死に訴えてい
ました。自衛隊の派遣は百害あって一利なし、と国会でも発言していました。あのいつもニコニコしてトツトツと話す中村さんの印象とはまるで違いました。
中村さんは米の攻撃が近づき、アフガニスタン・パキスタンから一時退去を決めました。別れの時、(近々ミサイル攻撃がなされるであろう)アフガニスタンのジャララバードで職員を集めて朝礼を行いました。そのときのようすです。
永訣の朝「無限の正義」の行方 中村 哲
2001年9月13日、私は米国の報復近しと聞き、予定を急遽変更、再び
アフガンのジャララバードに入った。邦人退去勧告がパキスタンの日本大使館
から出され、戦時下のプロジェクト継続を図るためである。この三日前、巨大
な難民キャンプと化した首都カブールの五診療所を強化すると共に、新たに五
ヶ所を開設、更に東部一帯で進められていた水源確保の作業地も、現在の66
0ヶ所から年内に1000ヶ所に増やし、餓死者数百万と云われる未曾有の旱
魃に対して、対策を早急に拡大する準備をして帰国しようとしていた矢先であ
る。ニューヨークのテロ事件は、寝耳に水であった。
大規模な空爆を予想して、車両・機材・薬品などを安全地帯と思える場所に
移動させ、数ヶ月の篭城に耐えうるように指示した。「水対策事務所」の職員
七四名は、金曜日の休みであったにもかかわらず、同日午前7時に異例の招集
をかけられて集結していた。
町は平静であった。その静けさが異様でさえあった。黙々と日々の営みが行
われていたが、それは事情を知らないからではない。相変わらずBBCはパシ
ュトー語放送で米国の実情を伝え続けていたし、職員の誰もが日本人大衆より
は驚くほど正確に事態を判断していた。実際、ジャララバードには三年前も米
国の巡航ミサイル攻撃が集中した。
憎しみと戦意をたぎらすわけでもなく、ただひたすらその日を生き、後は神に
全てを委ねる。
そこに騒々しい主張や狼狽はいささかも感じられなかった。
私は集まった職員たちに手短に事情を説明した。「諸君、この一年、君たち
の協力で、二十数万名の人々が村を捨てずに、命をつなぎえたことを感謝しま
す。今私たちはやむをえず一時退避します。しかし、私たちは帰ってきます。
PMSが諸君を見捨てることはないでしょう。生き延びたあかつきには、また
共に汗を流して働きましょう。」
臨終の吾が子を送る思いであった。長老らしき者が立ち上がり、私たちへ感
謝を述べた。「私たちはあなたたち日本人と日本を永久に忘れません。」これ
は既に決別の辞である。
家族をアフガン内に抱える者は、誰一人ペシャワールに逃れようとしなかっ
た。その粛然たる落ち着きと笑顔に、内心何か恥じ入るものを感ぜずにはおれ
なかった。もう再会できぬと知りつつ、旅立つ職員を「神のご加護を」と抱擁
して見送った。
帰国してから、日本中を沸かせる「米国対タリバン」という対決の構図が、
何だか作為的な気がした。テレビが未知の国「アフガニスタン」を騒々しく報
道する。ブッシュ大統領が「強いアメリカ」を叫んで報復の雄叫びをあげ、米
国人が喝采する。湧き出した評論家がアフガン情勢を語る。これが芝居でなけ
れば、みなが何かに憑かれたように思えた。私たちの文明は大地から足が離れ
てしまったのだ。
全ては砂漠の彼方にゆらめく蜃気楼のようである。アフガニスタン!茶褐色
の動かぬ大地、労苦を共にして水を得て喜び合った村人、井戸掘りを手伝うタ
リバン兵士たちの人懐っこい顔・・・回顧は尽きない。「自由と民主主義」は
今、テロ報復で大規模な殺戮戦を展開しようとしている。おそらく、累々たる
罪なき人々の屍の山を見たとき、悪夢にさいなまれるのは、報復者その人であ
ろう。瀕死の小国に世界中の大国が束になり、果たして何を守ろうとするのか
、私の素朴な疑問である。
なふたうん新聞121号発行 2019年12月1日
なふたうん新聞121号発行 2019年12月1日発行
2009年にスタートした名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会も2020年に12年目にはいります。
若きメンバー達が運営し、頑張っています。
また二人三脚のフェアトレード・ショップ風”sの店は、25年目に入り若返ります。
新たなるスタートは1月26日から。12月25日~2020年1月25日まで新装オープンのための準備期間としてお休みします。よろしくお願い申しあげます。 土井ゆきこ
稲武 大井平公園紅葉まつり フェアトレード出店振り返り
民家カフェ「風の庭」は冬期休業に(12月1日~3月末)はいりました。
ここ野入は、稲武より寒く冬は道が凍りやすいので冬の間は休んで、ペレットストーブのある部屋で過ごしています。天気さえよければ裏山から竹を切り出したり、枝葉を落としたりしていると体は熱くなります。
今年の紅葉、大井平公園も名倉川沿いも、グリーンロードの枝下インター降りて下川口から33号線にはいりそこから153線に出る道はこころが和む秋の紅葉の景色でした。日本の四季の美しさを楽しむ今年の秋でした。
大井平公園のフェアトレード・コーヒー出店は今年で3回目、11月3日・10日・16日出店。穏やかな日に恵まれ、コーヒー片手に青空のもと、暖かく降り注ぐ太陽のひかりを浴びながら見上げる紅葉の景色を多くの人に楽しんで頂けたと思います。
稲武の地でフェアトレード・コーヒー出店は、地元の人、そして浜松・岡崎・豊橋・豊田市などから訪れる人びとに「フェアトレード」って?ということを知って頂く場になっています。
昨年訪れた人が「コーヒーが美味しかった」とまた寄って下さったということもあり、理念だけでなく美味しも伝えることができました。