12月6日 「チョコレートの来た道」ワークショップ in 「風の庭」15名参加

10年くらい前から始めたフェアトレードを伝えるためのワークショップ

参加型「チョコレートの来た道」、名古屋では120回近く開催していましたが

野入の民家カフェ「風の庭」kazenoniwa.jpで初めて開催。

民家カフェ「風の庭」

 

洋間にて

小学生7人・中学生3人・大人5人の計15人参加。

洋間と和室を使って3グループにわかれました。

 

和室にて

9時スタートで、3つのグループにわかれ、初めに最近嬉しかったこと、楽しかったことを自己紹介しながら話あい、まずはウォーミングアップ。

それから「チョコレートはなにからできている?」と始まります。

カカオの花の写真など、カカオがチョコレートの材料になるまでの写真並べ

世界地図をみながら、カカオ生産地とチョコレート消費国のベスト5を2色シールではる

地図にシール貼り

その違いを考え発表

発表

カカオ農場での児童労働のこと、幸運にも抜け出した少年の手記を読み、パワーポイントで他の児童労働の現場の写真をみる

児童労働と家の手伝いの違い

貧困をイメージして派生図作成

派生図作成

貧困を抜け出す方法をそれぞれ考えてみる

一つの方法としてフェアトレードの説明

紙芝居やパワーポイントにて

南米の先住民に伝わる話「私にできること」の紹介

ゆっくり堂

「No More Cry」歌の紹介

伊勢市の中学校の生徒さんたちが家庭科で習った児童労働のことをなんとか自分たちで出来る事は無いかと考え、歌をつくりました。

「No More Cry」という題、歌詞をつくり、曲はプロがつけて、後輩たちが手話付きで歌います。

もうこの曲は、ワークショップごとに最後にDVDをながしているので100回以上は聞いていますが、何回聞いてもいいです。純粋な子どもたちの願いが伝わってきます。

You Tube  はプロの作曲家と生徒さん達が歌っています。

ワークショップでは、小俣中学のせいとさんたちが手話付きで歌っているDVDを流しています。

No More Cry! 〜児童労働をなくす歌〜 – YouTube

No More Cry!(児童労働をなくす運動)

作詞:伊勢市立小俣中学校3年5組 作曲:古代眞琴 編曲:下谷淳蔵

地球のどこかで聞こえる 無数の「HELP!」の叫び声
その声の発信源は小さく、しかし、太い命の芽
毎日、毎日、その芽が 摘まれて消えていくのです
来る日も、来る日も、朝から晩まで 傷だらけになり働く

その手を土と血で汚す日々
命令されて武器をもち、弾をうつ
家族のために安い賃金(かね)で働き
汗水垂らして 働き続ける
児童労働を 無くすその為に
僕らにしか出来ない 大切な未来を
創るその為に咲かせろ
「一輪の花を!!」
No More Cry No More Cry 「笑顔という一輪の花を!!」

地球のどこかで聞こえる 無数の「HELP!」の叫び声
その声をこの世からなくすために 僕らに何ができるのだろう
毎日、毎日、何気なく 時間がすぎていく日々を・・・
来る日も、来る日も、朝から晩まで 傷だらけになり働く

その手を土と血で汚す日々
自分の力で立ち上がり、生きる道を
つかもうとしている彼らが心から
笑える未来へ進んでいこう
彼らに幸せを  不幸の無い未来を
彼らに愛を   人々の愛を
彼らの涙で咲かせろ
「一輪の花を!!」
No More Cry No More Cry 「笑顔という一輪の花を!!
No More Cry No More Cry 「笑顔という一輪の花を!!」

:::::::::::::::振り返りシート紹介:::::::::::
*中3男子
自分が今どれだけ幸せな状況いるのか改めて実感した。世界にはいまだに
貧困で苦しんでいる人もいるので、フェアトレード商品などを買って今
自分にできることをやっていきたい。
そしてよりよい社会をつくっていきたい。
*女子
チョコレートに使用されているカカオ豆を通して、貧困に苦しんでいる途上国と
先進国の差や、世界の現状について知る事ができてよかったです。
お母さんとよく、フェアトレードのチョコレートを探すことがあるので、これからもっと普通のスーパーんどにフェアトレード商品が増えてくれたら良いなと思いました。
貧困の人々は、十分な教育を受けられない為、与えられた仕事しか就くことができない結果、給料の悪い生活しかできずその子どもまで同じような生き方に
なってしまうので、豊かな日本のような国々が支援したりフェアトレードを意識
していくことが大切だと思いました。
*5年生10歳 男子
白いチョコよりちゃいろのチョコのほうがうまかった。
10人中8人が貧困になっているなんてびっくりしました。
10人中2人が日本のようなだったのもびっくりしました。
*6年生12歳男子
貧困なのは昔から貧しい家で生まれたからでサイクルをしている
発展途上国ほど、先進国に支配されている
世界の中で五人中四人も貧困になっていて1人しか日本みたいに生活できる人はいない
*5年生10歳男子
フェアトレードの物を買い、自分のためにもフェアトレードの物を作っている人のためにも支援したい。
ミルクチョコレートの方が美味しかった。フェアトレードの物があったら商品を見てみたい。
*大人 女性
児童労働や強制労働の裏側に、私達の便利な生活があると、みんな うすうす気付いていても、いつもは、忘れていたり、知らないフリをしたりして生活してしまっている。時々、この様な機会で、真実を見て思い出す事が大切だと思う。
*6年生12歳女子
フェアトレードの物とかを買っていきたい。フェアトレードの大切さを知った。自分にできることは積極的にやっていきたい。チョコレートがおいしかった。
*大人 女性
子ども達に知って欲しかったのでよい機会になりました。ありがとうございます。家での手伝いと、途上国で働かされてる子どものすることは違うことを子どもが理解してくれたかなしてくれるといいなと思いました。
身近で大好きなチョコレートの話だったので子ども達がチョコを選ぶ時に思い出してくれるといいです。ありがとうございました。
*大人 男性
日本はめぐまれている。
人権は貧困な国ほど無い。
チョコレートの作り方
ヨーロッパがチョコレートを多く食べている
*中学2年生13歳男子
フェアトレードについてあまり知らなかったが生産者の人もその仕事にあった賃金あがもらえていることが大切だと分かった。
この話を聞いて、やっぱり自分の知らないことがあまだまだたくさんあるとまた実感した。
僕は~がほしいといったら手にはいるような所で生まれたが、なんでも手にはいらないところで生まれた人もいるんだと思い、ありがたく思った。
*6歳 女子
チョコレートがすごくあまかった。
*女子
あたりまえの生活が普通におくれることが大切な事だと改めて考えました。
日本の人口と同等数の児童労働人口がいるという事実を知って、自分になにができるかという目標ができました。ちいさなことからもはじめたいと思います。
*大人 女性
白いチョコのなぞが少しわかった(カカオバターだけでできてること他はよくわからない)
児童労働させられている子どもの人数がすごく多い(人数忘れた)のがショック
おいしいチョコを安くかってたべたいけど、児童労働の材料で作られたチョコじゃない物があるなら、そちらをえらびたい 知らずにたべてる人がほとんど
*女
私がよく使うパソコンも児童労働で手に入れた物だと思ったら怖いと思った。
私が貧しい環境に生まれたらたぶんすぐ死んでしまうだろうから、私と同じくらいの子どもが働いているのはきっとすごく苦労しているんだろうと思った。
*1年生7歳 女子
白いチョコがすごくあまかった。

2020年12月2日グリーンピースより 改正種苗法が成立 印鑰智哉さんのブログを読もう!

グリーンピースジャパン

土井さま

今日、種苗法の改定が可決されました。食や農業に関心の高い土井さんは、このニュースが気になっているのではないかと思います。

種苗法改定で何が変わる?

この種苗法の改定で、何が変わるのでしょうか?農家さんや私たちにはどんな影響があるのでしょう?専門家である日本の種子を守る会アドバイザーの印鑰智哉さんに、いちから教えていただきました

  • 種苗法ってそもそもなに?
  • 今回の改定で何が変わるの?
  • 農家や消費者にはどんな影響があるの?
  • 改定が可決された今、私たちにできることは?

ぜひこのブログを読んで、周りの方にもシェアしていただけませんか?

ブログを読んでシェアする >

関根彩子

P.S. 土地ごとの土や気候に合った種子を農家さんが自家採取して育むことで、地域の文化が継承されます。土地にあった植物を育てることは、農薬などを必要以上に使うことなく、地球環境のリズムに合わせて暮らすことにもつながります。ローカルフードを選んで、地産地消の農業を支え、食卓から地球を守りましょう。地球にも私たちにも優しい生態系農業を広めるために、グリーンピースも活動を続けていきます

2020年12月1日 今年の振り返りと お知らせ2つ

2020年も12月、師走になりました。
山々の色とりどりの葉もいまは散り
落ち葉がしきつめられ山の地は循環がはじまっています。
 
皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
コロナの年になるとは思いも寄らなかった
昨年の今、
 
地球環境の深刻さも、
谷口貴久さんの講演を見て
思いもよらぬくらい
ビックリ&ショックの今年の1月
 
私は
DVD上映会開催や、DVDコピーを手渡してきました。
 
谷口たかひささん、31~2歳の若者の動きに注目!
「みんなが知れば地球が変わる」
12月20日ナゴヤで講演会あり、ZOOM参加もあり
さて
今年1月26日から次世代へつないだフェアトレード・ショップ風”s正文館店は
「顔のみえる店 FAIR TRADE風”s」として出発、そしてこの度
店主 六鹿(むしか)晶子が来年2月に出産ということで
2021年の1月から営業日が水・土・日の13~17時となり(3月のみ店は休み)
土井も 2月の土曜日は正文館2Fの店にでている予定です。
以下お知らせ
タネの事、遺伝子組み変えのこと、とても大事な命につながることです。
よりよい社会を次世代へつないでいくために知ることから始めましょう。
是非 参加そして広報をよろしく!
①12月6日に、イータネは誰のもの』の上映会と、山田さんのトーク、
りんねしゃの飯尾さんブル名古屋(旧 女性会館)で、山田正彦さん
監督の映画『と山田さんの対談イベントがあります。
 時間は13時半~16時です。http://huzu.jp/blog/4808/
②2021年2月23日(祝火)
なごや国際オーガニック映画祭実行委員会開催で
「遺伝子組換えルーレット」上映会と講演

11/27(金)19時から気候マーチ=アジア諸国で同じ日に気候危機を訴える集会とマーチ

以下転送します。

11/27(金)19時から気候マーチがあります。

中部電力前の金曜行動のあとにでもお立ち寄りください。
これは、アジア諸国で同じ日に気候危機を訴える集会とマーチが行われます
名古屋でも、学生や外国国籍の人たちがマーチを主催しました。
脱原発も、気候危機も、待ったなしです!
お時間ある方はご参加ください。
【名古屋・栄 スタンディングアクション】
この気候マーチはアジアで同時開催されるク
S__33226792.jpg
ライメートラリーの一環として開催します。
11月27日(金)19:00から栄14・15番出口にて、私たちはアジア地域行動デーの一環として『スタンディングアクション』を開催します。気候危機のためのオープンスピーチや、化石燃料産業からのダイベストメントの重要性の発信を行います。アジア諸国は気候危機に対して最も脆弱な国であると同時に、化石燃料産業の最大の資金源の一つでもあります。私たちは、政府と公共開発銀行に対し、汚い産業からの投資をやめ、私たちの未来に投資するよう求めます。
【日時】
11月27日 金曜日
19:00~19:15 栄14・15番出口前集合
19:15~19:45 スタンディング・アクション
19:45~20:15 オアシス21まで歩く
20:15~20:30 集合写真と解散
21:00~ 懇親会
【持ち物】
プラカード(なくてもOK)
使い捨てではないマスク
マイボトル
【服装】
ニット帽
派手な色の服一枚
【お願い】
コロナ対策のため、マスク着用・三密にならないよう意識して参加ください。

12月6日「タネは誰のもの」上映と対談「僕らの未来にタネをまく」のお知らせ

イーブル名古屋(旧名古屋市女性会館)

以下のようにお知らせがきました。
詳しくはこちら  ↓
12月6日に、イーブル名古屋(旧 女性会館)で、山田正彦さん
監督の映画『タネは誰のもの』の上映会と、山田さんのトーク、
りんねしゃの飯尾さんと山田さんの対談イベントがあります。
時間は13時半~16時です。
トークや対談も聴ける機会ですし、在来種の種もお土産に
配る予定です。
 命の種をまもりましょう!
 「タネは誰のもの」映画は12月5日から、今池のシネマテークでも上映されます!!
1月16日からは「プラスチックの海」
https://unitedpeople.jp/plasticocean/
いずれも今池シネマテークで一週間の予定!
先日、衆議院で種苗法改正法案が可決され、参議院でも間もなく
審議されます。一人でも多くの方に命の元であるタネの問題に
関心を持っていただきたいです。」以上お知らせを頂きました。
インドの環境活動家ヴァンダナ・シヴァ
DVD「いのちの種を抱きしめて」より
「種の自由なしに、人間の自由はない」と語っています。2014年4月22日第1刷発行ナメケモノ倶楽部
種の自由を守るために、シード・フリーダム運動を立ち上げました。
種の自由とは、脊右物が世代を超えて、生き続けるということです。
それは農民が種を保存し、蒔く自由でもあります。
私たちが何を食べているかを知り、GMOを拒む自由です。
既にアメリカでは95%のトウモロコシと大豆が遺伝子組換えです。
トウモロコシ、アブラナ、大豆、コットンがGMOの四大作物。
そして企業は今、米をGMOにしようとしています。
シード・フリーダム運動とは、私たちが5つの巨大企業の奴隷にならないための抵抗です。
今やその5つの会社は、世界で売買されている種子の75%を所有している。
100%を所有の夢が叶った時、すべての作物は遺伝子組換えとなるでしょう。
選択肢はないのです。
地域特有の食の多様性は消え、農民は種を奪われます。これは独裁です。

「くまもとのタネと食を守る会」より

12日の印鑰智哉さんの意見陳述が終わりました。
農水省の「登録品種は1割しかないので、農家には影響を与えない」という説明を覆し、本来は農水が調べるべき具体的数字を、非常な時間をかけて印鑰智哉さんが調べて、「登録品種は品種数で64%、生産量で33%」と指摘していたのはすばらしいかった。
農林水産省は、調べてもいない数字を根拠として何故法案を通したいのか、本当の意図が知りたいですよね。

今後の国会の動きです。
来週17日9時半から衆院農水委員会がセットされ(午前中2時間の野党の質問のみで与党は質問なし)、質疑終了後に委員会採決→19日もしくは20日の衆院本会議で採決し参院に回す日程が濃厚です。
日本の種子(たね)を守る会は17日も全国食健連や農民連と連携し、国会前座り込み(10時から)と傍聴(要事前申込み、当日9:15議面集合)の呼びかけが行われます。

シリア難民取材を続けておいでの小松さん講演会のご案内

鶴田 紀子【Eco-Branch】さんよりお知らせ・申込は鶴田さんhttp://www.eco-branch.jp/まで

AN  ABC  FORUM    研修会  ご案内
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1  WHEN      11月13日  (金)
2  WHERE    キャスルプラザ      名古屋駅そば
3  FEE        お一人  5000円  朝食+講演(食事なし3000円)
4  時間          午前8時 より  10時まで
5  講師  小松  由佳 先生
こまつ    ゆか
フォトグラファ―。
1982年秋田県生まれ。
秋田県立秋田北高校に入学、登山部へ入部。
東海大学文学部史学科へ、山岳部に入部し初めての女性主将。

山に魅せられ、2006年  23歳で、
世界第二の高峰K2(  8611m  /  パキスタン  )に日本人女性として初めて登頂。
これに寄り、植村直己冒険賞受賞・秋田県民栄誉賞。

次第に風土に生きる人間の暮らしに惹かれ、
草原や沙漠を旅しながらフォトグラファ―を志す。
2012年からシリア内戦・難民をテ―マに撮影。
シリア難民の自立支援活動も手がける。

そこで出会った遊牧民と結婚してシリアに住もうとイスラム教徒に改宗します。
その後シリアは内戦になります。遊牧民のご主人の家族は反政府派だったので、
弾圧を逃れて国外・日本へ退避しました。

著書に『オリ―ブの丘へ続くシリアの小道で~ふるさとを失った難民たちの日々~』河出書房新社
『人間の土地へ』小松由佳  著  /  集英社インタ―ナショナル

facebookに投稿されていた感想
・・・・・
今年読んだ一番の本だった。なんという激しい生き方をする女性だろう。
小松由佳【人間の土地へ】
購入→https://www.amazon.co.jp/dp/4797673893
彼女に初めて逢ったのは2013年1月。写真はその時の小松さん。以後、一緒にメディアに出るなど交友関係にある。
同郷の秋田出身の同じ年。23歳で日本人女性として初めて世界2位の高い峰K2(8,611m)に登頂、秋田県民栄誉賞、植村直己冒険賞、という華々しい経歴を築くも、突如、直ぐに山の世界から完全に身を引く。
K2を登頂後に秋田市文化会館で開かれた講演を聴講したが、淡々と静かに話す姿に、達観した感性を見た。僕はそのころ冒険の駆け出しで自分とのあまりの違いに圧倒された。
山から離れフォトグラファーの道へ。シリアの民を撮影し始めるがシリアは内線へ。平和を愛する懇意のシリア人たちが大きな渦に飲み込まれ、追われ難民になり、志願して兵になる若者もいる。
シリアに初めて訪れたときに出逢った青年と恋に落ちるが、彼は内戦により難民になる。彼を迎え入れる形で日本で婚約。遊牧民であった彼は日本社会の適応に苦労する。履歴書の経験職務に”日干しレンガ積み”、”ラクダの放牧”と書く位なのだから。
二人のお子さんにも恵まれた。未だ内戦にあるシリアへの取材も続けている。
どこまでも激しい生き方をする女性だ。穏やかに静かに話す彼女のどこにその熱情が隠れているのだろう。
僕は読みながら、彼女の生き方にハラハラし、シリアの現状に心が痛み、シリアと日本の人生の価値観の違いを考えていた。
僕は人間的成長と夢の実現をただ目指してきた。代わりに家族や友人とのゆとりの時間を犠牲にしてきた。どの人生がヒトとして正しいのだろう。
大事なことは、それぞれに違いがあり、それを知り理解することなのかもしれない。
特に中盤から物語に吸い込まれていく。内容としては読むのが時に辛くなる時もある。
ただ、なぜか読み終わった後、爽やかな乾いた沙漠の風が吹き抜けるような清涼感を感じた。
世界の見かたを変える本だ。
売り上げはシリアの取材費にも繋がる。
是非に一人でも多くの人に読んでほしい。

コートジボワール・ガーナのカカオ産業における児童労働削減の進捗に関する調査報告書

JICA/「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」よりの報告

10月19日、アメリカ労働省がシカゴ大学のリサーチセンター(NORC)に委託して実施したコートジボワール・ガーナのカカオ産業における児童労働削減の進捗に関する調査報告書が公表されました 。

同報告書によると、2018/19年のコートジボワールとガーナのカカオ生産地域における児童労働者数は約156万人で、農業世帯の子ども(5-17歳)の45%がカカオ生産にまつわる児童労働に従事しているとされています。

コートジボワール政府とガーナ政府は、2001年以降、アメリカ政府、国際機関、世界のチョコレート企業やNGOを含むパートナーと協力して、特にカカオ生産地域における児童労働撤廃に努力してきましたが、さらなる取り組みの強化が求められています。

【報告書リンク先】

https://www.norc.org/PDFs/Cocoa%20Report/NORC%202020%20Cocoa%20Report_English.pdf

アメリカ労働省から、以下のとおり、NORCが開催する調査結果共有ウェビナーのご案内をいただきましたところ、深夜の時間帯ではありますが、ご関心のある方は、事前登録のうえ、ぜひご参加ください!

以上、よろしくお願いいたします。

JICA/「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」

みんなのちから&グリーンピースのちから→福島第一原発事故の放射能汚染水を太平洋に放出のこと

グリーンピースジャパン

土井さん、速報です。

福島第一原発事故の放射能汚染水を太平洋に放出することを、27日に政府が決定するとされていましたが、今月中の決断を断念しました!

報道では、その理由として、国民から寄せられた4,000を超える意見のうち、安全性への懸念が約2700件、合意プロセスへの懸念が約1400件にものぼっていたことが挙げられています。*1
より時間をかけ、慎重に検討するように政府を動かしたのは、パブコメを送ったり、署名したり、SNSでも議論を続けた土井さんの声の力です。

グリーンピースは今日、放射能汚染水に関して、新しい報告書を発表しました。*2

日本政府と東京電力は、タンクに貯蔵されている123万トンもの放射能汚染水は「処理済み」で、トリチウム以外の62の放射性核種を除去している、という説明をしてきました。しかし、除去しているはずの62の放射性核種が取り切れなかったことを、東電は隠していました。そして、その62の放射性核種に含まれていない放射性炭素(炭素14)が、高濃度に残っていることも、東電は最近まで隠し続けていたのです。

炭素14は、他の放射性核種と同様に放射線を放ちDNAを傷つけます。

炭素14の半減期は5370年。今から5,000年前といえば、三内丸山遺跡のような巨大集落が生まれ始めた縄文時代の中期です人間にとって世界が一変するほどの年月をかけてもなくならないものを海に投棄しようとしています。

すでに気候変動やプラスチック汚染で大きな負担を負っている海に、どこまで甘えようというのでしょうか。

福島県の漁業者の団体も、全国の漁業者の団体も、「絶対反対」の意思を伝え続けています。太平洋への放出決定が、「延期」ではなく「撤回」になるように、私たちも、地元福島県の方々とともに、反対の声を上げ続けることができます。

土井さんの周りの方々にも、このSNSの投稿をシェアして、まだ止めることができるということを、広めていただけませんか?

facebookでシェアする >

twitterでシェアする >

放射能汚染水が、海に放出できるレベルではないこと、そして十分に処理する技術が開発されるまで陸地で保管する余地が十分にあることは、明らかです。一人でも多くの人の声を届けるために、ぜひ土井さんも、周りの方に声をかけてください。そのアクションが、海と私たちの未来を守ります。

鈴木かずえ

P.S. こうした報告書をまとめ、政府や東京電力に働きかけを続けられるのは、政府や企業からお金を受け取らずに一人ひとりのご寄付によって活動しているからです。ぜひご寄付でも、こうした活動を支えてください。

*1 テレビビュー福島
*2 グリーンピース・ジャパン プレスリリース 2020年10月23日