2022年7月9日野入日記 ゆっころんの心にフォルクローレの風が吹く

7月9日(土)朝10時、民家カフェ「風の庭」にお客様!

JUST! 10時にお客様は珍しい!

そしてその方は、ウィルあいちで私を知っている人いだと夫が言う。

見覚えのない? でも実際は知っている人でした~。

その方のおかげで7月9日は、フォルクローレの嵐が1日吹きました。

いつもは10時くらいまでには寝るのに12時過ぎまでも「Luz Del  Ande」のCDをYouTubeで聞いていた。ウィルあいちの店で聞いていた好きなCDの1枚。

ボリビアの伝統に根ざしながらも現在の感覚に合う新しい音楽を目指す“新たなる伝統の創造~ネオ・トラディショナリスモ”の提唱者として、常にボリビアの音楽会に影響を与え続けている木下尊惇。その彼がリーダーを務めるのがこの“ルス・デル・アンデ”です。彼以外のメンバーもフェルナンド・ヒメネス、マルセロ・ペーニャ、ドナト・エスピノーサ、アントニオ・ペレス、ウイルソン・モリーナといった現在のラパスの音楽シーンを代表する言わずとしれた実力者揃い。
このアルバムは‘88年の“LUZ DEL ANDE”、‘92年の“PESKHA PATAC MARA….”、そして‘95年の“YUME-YO~”の3枚のアルバムから選曲されたベスト・アルバムです。

お客様の浅田さんは、1997年に第三世界ショップ基金が招へいしたボリビアのフォルクローレのグループ「カント・スール(南の風)」の名古屋での講演をウィルあいちの

800人入るホールでコンサートを開催した時の日本のフォルクローレのメンバーとして参加した人!

彼は、7月9日(土)「金曜カフェ@津具」にて開催される「木下尊惇トーク&フォルクローレコンサート ボリビアに魅せられて」に参加するために鈴鹿からみえて「風の庭」にも寄ってくださいました。25年ぶりぐらいの再会です。

木下さん・土井・浅田さん

私たち夫婦も急遽、午後店を休み津具まで出かけました。野入からは30分くらい。

 

 

お話もよかった

素敵な古民家のお店で、「れいわ新選組」のポスターが貼ってありました。選挙の時はみなそれぞれ思いを表現すると盛りあがりますね。私も今年は初めて選挙運動の端っこを担いました。福島瑞穂さんの選挙はがきを48枚出したり、1997年のCOP3の会議の時は高校生でボラんティアに参加したことから環境を勉強し始めたという「長谷川ういこさん https://uikohasegawa.com/ のお話会に参加したり。「私のできること」を一歩踏み出しました。

木下尊惇さんのことは、知っていましたがコンサートは初めての参加。

彼が、小学校からフォルクローレが好きになり、ボリビアまで行った経過、向こうでの話、自分はそれなりにフォルクローレで認められてきたと自認していたけれど、現場のフォルクローレを聞いて、大ショック!! わなわなと体がふるえ涙がとまらなかったといいます。そこにはボリビアに暮らす人々の生活や歴史があったのでしょう。

チャランゴ奏者の有名なエルネスト・カブールの招きで高校卒業後ボリビアにわたり、カブール・トリオのギタリストを経て、86年から「ルス・デル・アンデ(アンデスの花)」のリーダーになる。

私の好きだった上記CDの演奏のリーダーだったことは初めてしりました。

またエルネスト・カブールが映画「橋のない川」の音楽を制作ということは知っていたしCDも聞いていましたが、ここでもなぜか木下さんのことは知らなかったのです。

 

私の好きな住井すゑさん著「橋のない川」の映画をなぜボリビアのチャランゴ演奏者エルネスト・カブールが制作担当したのか不思議でしたが、そこには木下さんの存在があったのかもしれない。

開演前に、お会いして少しお話もしましたがそのことも聞けばよかったと後で思った。カブールさんも木下さんも何か橋のない川に通じるもの、ボリビアの虐げられた人々に通じるものを感じたのいかもしれない。

ペルーの小さな空港に降り立った時、フォルクローレのグループが演奏していた。それが私の好きな曲だったので(有名な曲ではないけれど)嬉しくてたまらなかった。

またマチピチュでもフォルクローレのグループが演奏していて、私は好きな曲のスペイン語題名がわからず、口づさんでリクエストしたら通じてこれもまた嬉しい思い出の一つ。

音楽は、その時の私を連想させる。なんだかわからないけれどその時の自分の中にいるような気がする。フォークソングなど口づさむと、それぞれの曲にその時の自分がそこの中にいる。とすれば、いっぱい歌や、本や、映画など出会いがあればあるほど、いくつかの懐かしい私に会える。

「フォルクローレ」とは…
アンデス山脈周辺の国(ボリビア・ペルー・エクアドル等)の音楽の総称。日本でも「コンドルが飛んで行く(El Condor Pasa)はよく知られています。その始まりはインカ帝国より古く、アンデス高地を中心に、隣接するアマゾン、その間の渓谷地帯で生まれ、今も歩み続ける音楽です。南アメリカに住んでいたインディヘナのサウンドに、後からやって来たスペイン人、アフリカ黒人のエッセンスが加わり、バリエーションに富んだリズムを持っています。曲調も「コンドルが飛んで行く」に代表される哀愁溢れるものから大自然をテーマとした力強いインストゥルメンタル、世界共通の愛をテーマにしたラブソングなど、表情豊かです。

 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか?

一つの意見として以下転送

https://imidas.jp/jijikaitai/c-40-150-22-06-g615
「日本もウクライナのように侵略される」というのは本当か 山崎雅弘(戦史・紛争史研究家)

2022/06/30

「防衛力はもっと強化すべき」という世論の危うさ

朝日新聞が20223月中旬から4月下旬に、全国の有権者3000人を対象に郵送で行った世論調査によれば、「ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本と日本周辺にある国との間で戦争が起こるかもしれない、という不安を、以前より感じるようになったか」との問いに、80%が「感じるようになった」と回答したそうです(2022619日の朝日新聞DIGITAL版記事より)。


 この問いに対する「とくに変わらない」との回答は、19でした。
 また、これに続く「日本の防衛力はもっと強化すべきだ」との問いには、64%が「賛成」または「どちらかと言えば賛成」との回答で、朝日新聞(記事には署名なし)はこの二つの結果について「有権者はウクライナの侵攻を受けて、防衛力の強化に理解を示しているようです」と書いています。


 けれども、私はこの世論調査の結果と、それに対する朝日新聞の認識の甘さ(ぬるさ)に、危ういものを感じます。


 かつてこの国では、実質的な国の指導部である軍部とそれに同調する政治家が「自国を取り巻く安全保障上の危機」を理由に、桁外れの軍備増強を行い、それが結果的に日本を「戦争の道」へと向かわせたことがありました。


 昭和12年度(1937年)の予算案では、総額303900円の半分近い141000万円(前年比31%増)が、軍事費に充てられることになっていました。この総額は、後に28億円に削減されましたが、削減の対象は民生分野ばかりで、陸海軍費は実質的に削減なしでした。


 こうした軍事費の大幅増額を正当化する上で、国民向けに広く流布されたのが、「非常時」や「準戦時」などの危機感を煽る言葉でした。


 当時の日本国民の多くは、軍部が要求する膨大な「陸海軍の予算」が本当に国を守ることに繋がるのか、軍部が国民に説明する「危機」や「非常時」が本当に現実を正しく反映した言葉なのかを、自分の頭で検証できる知識を持ちませんでした。

その結果、ただ軍部や政府の言うことを素直に信じ、「日本という国を守るためなら、自分たちの生活よりも軍備が優先されても仕方ない」と思い込み、我慢する道を選んでしまったのです。


 では、1937年から85年後に当たる、2022年の日本はどうでしょうか。一人一人の国民が、政府や「元自衛隊幹部」らの言うことが本当かどうかを自分の頭で判断できる、安全保障問題に関する「適切な知識」を持ち合わせているでしょうか?

軍事的にきわめて難しい「日本上陸作戦」

2022224日に、ロシア軍がウクライナへの侵略戦争を開始すると、日本国内では「ある種の人々」が水を得た魚のような勢いで、防衛費つまり軍事費の増額と、装備兵器の増強を盛んにアピールするようになりました。


 彼らは、ウクライナで起きているような「侵略」が、今すぐにでも日本に対してなされうるかのような「イメージ」を盛んに流布し、国民の不安を煽り、その不安を解消するには「防衛力の増強」しかないのだ、と信じ込ませようとしているようです。


 けれども、近現代の戦争史や紛争史を長く研究してきた者として、今の日本社会でなされている短絡的な「危機意識の扇動」には強い違和感を覚えます。彼らの語る論を仔細に観察すると、ウクライナと日本が置かれている歴史的・政治的・地理的・軍事的状況の大きな違いをきちんと説明せず、「日本がウクライナのようになってもいいのか」という脅しに重点を置いていることに気づくからです。


 たとえば、ロシアのプーチン大統領がウクライナへの実質的侵略を正当化する大義名分として挙げるのは、ウクライナ国内のロシア系住民の保護(ネオナチによる迫害を除去する「非ナチ化」)や、ロシアとウクライナの歴史的一体性(帝政ロシア時代やソ連時代に同じ大国を構成していた)などですが、中国や北朝鮮と日本の間には、そのような「侵略を正当化できる大義名分」は存在しません。


 また、ロシアとウクライナは地続きで、比較的簡単に国境を越えて軍事侵攻を行えますが、中国や北朝鮮と日本の間には広い海が存在しており、侵略の難易度は飛躍的に高まります。


 この「地続きではない」という事実は、国防を考える上できわめて重要で、大規模な兵力を無事に渡海させ、相手国に上陸して敵軍と戦う「着上陸侵攻作戦」の難しさは、元寇の失敗からも明らかです。あのヒトラーですら、フランスから目と鼻の先にあるイギリス本土への上陸侵攻をあきらめる判断を下しました。


 中国軍は、国共内戦末期に大陸の付近で行った小規模な上陸作戦(1949年の金門島上陸など)を除けば、広い海峡や海を越えて大規模な兵力を他国に上陸させた経験がなく上陸させた大部隊の補給を長期にわたって維持できる海上輸送力の保有も確認されていません。


 今回のウクライナでの戦いでは、北部からキーウ(キエフ)に侵攻したロシア軍地上部隊は、兵站(食糧や弾薬、燃料など、作戦継続に不可欠な補給物資)輸送路を脅かされて進撃を停止し、結局キーウに到達できずに撤退を余儀なくされました。もし中国軍が台湾や日本に上陸侵攻すれば、兵站維持の難易度は、この数倍から数十倍になるはずです。


 日本には、訳知り顔で「安全保障問題」を語る人が大勢いますが、その中には「戦争」と「戦闘」の違いを理解できていない人も少なくないように思います。


「戦闘」とは、戦闘機やミサイル、軍艦、戦車などによる、局所の「戦い」であり、前線兵力の数や兵器の性能などの優劣が勝敗を分けます。これに対し、「戦争」は開始する上での大義名分(政治的正当性)や兵站計画とその実行準備、長期化した場合の経済的負担や政治指導者に対する国内世論の変動など、さまざまな要素が関わる「戦略的問題」です。


 こうした観点から見ると、ロシア軍がウクライナへの侵略を開始した20222月以降の東アジア情勢で、北朝鮮や中国の日本に対する「軍事的脅威」が、それ以前より「大きく」高まったと考える材料は特に見当たりません。

中国や北朝鮮の目的は「日本侵攻」ではない

そうは言っても、実際に北朝鮮は各種のミサイル発射実験を日本近海で頻繁に行っているし、核兵器の開発も続けている。中国は南シナ海への「海洋進出」を行って勢力圏を拡大し、3隻目の空母を含め陸海空の最新兵器を導入して軍備の増強を進めている。これらの動きを見れば、日本に対する「脅威」が高まったという認識は、間違いとは言えないのではないか?


こんなふうに思われる方も少なくないと想像します。メディアの報道、特にNHKニュースの報道をそのまま素直に受け止めれば、北朝鮮や中国の「軍備増強」に、日本が圧迫されているかのような「イメージ」が視界に出現します。


 しかし、ここで一度立ち止まって「北朝鮮や中国は、何のために軍備増強を行っているのか」を考えてみてはどうでしょうか。
 たとえば、北朝鮮が国民生活を犠牲にして進める、ミサイルや核兵器の開発目的は何なのか。


 日本に侵略して領土を拡張するためではありません。侵略の大義名分も、部隊を日本に上陸侵攻させる能力も、北朝鮮は持っていません。


 その対象は事実上、かつて朝鮮戦争(1950年に勃発、1953年に停戦)で自国を存続の危機に追い込んだアメリカただ一国であり、アメリカが自国の国家体制(指導者である金一族を中心とする国家体制と秩序)を軍事力で打倒することを阻止する目的で、米本土を攻撃できる大陸間弾道弾(ICBMを含むミサイルや核兵器の保有を進めているのです。


 つまり、日本列島の在日米軍基地を別にすれば、北朝鮮の指導部にとって、日本は「眼中にない」のです。米軍と切り離した形で日本を攻撃する理由は見当たりません。


 中国の場合も同様で、軍備増強の第一目的は「日本を攻撃するため」ではなく、「アメリカと戦争になった場合に有利な状況を創り出すため」です。中国は、インドとの国境紛争や無人島の奪取を別にすれば、領土拡張目的の対外侵略を、一定数以上の人が住む領域に対して行ったことがありません。


 国共内戦末期に軍事力で支配下に置いた、チベットとウイグル(新疆)については、同化政策を「文化的な侵略」と見なしたり、それに従わない住民の迫害や虐殺を「人道的な侵略」と見なすことが可能ですが、国際関係の文脈では、チベットもウイグルも当時は独立国としての地位(他国の外交的承認)を持っていなかったので、国連を含む国際機関は今でも、両地域の問題を「中国軍による他国への侵略」でなく「中国国内の人権侵害や虐殺」という形式で批判しています。


 かつて清国の領域内だったチベットやウイグルと違い、日本は過去に一度も、清国を含む中国の領域に併合された歴史がありません。従って、中国軍が日本人の住む日本列島に軍事侵攻を行う大義名分がありません。


 近い将来に、日本が中国と戦争する可能性は存在します。一つは、無人島である尖閣諸島をめぐる領土紛争。そしてもう一つは、何らかの理由で勃発した米中戦争に日本が巻き込まれるという展開。しかし、ウクライナでのロシア軍の苦戦と戦争の長期化は、習近平政権に、紛争や戦争を自国が起こした場合の「戦略的なマイナス面」を再認識させているであろうと考えられます。

軍事費の増大に抵抗できなかった1937年の帝国議会

193737日付の大阪朝日新聞朝刊2面のコラム「天声人語」は、冒頭で述べた予算審議における当時の衆議院の対応について、次のように批判しました。

「二十八億円の厖大予算は、ついに申し訳の付帯決議で、衆議院を通過することになってしまった。最初は三十億円だったのが二十八億円に減ったのは、いうまでもなく結城『興銀蔵相』が地方交付金の削除によって地方農村を見殺しにした結果にほかならない。


 軍事予算に至っては少額の『見合わせ』以外一銭一厘の削除も加えずそのまま鵜呑みにしてしまったのだ。


 ここで事柄を是非ハッキリさせておかねばならぬのは、衆議院が心からこの尨大軍事予算を至当と認めて鵜呑みにしたわけではなく、反対する勇気を欠くために渋々ながら協賛したという一事についてである。これは少しも憶測ではない。(中略)
 議会とはそもそも何をする機関か、心にもない屈服と、腑甲斐ない悲鳴に終始する場所といわれても返す言葉はあるまい」

また、同年630日付の大阪朝日新聞朝刊1面の見出しは、「画期の予算編成方針決まる」「『金』と『物』の両建て」というもので、前日の閣議で承認決定された昭和13年度(1938年)の予算編成方針について、次のように報じました。

「国防充実の必至と物価騰貴の真っ只中に、未曾有の尨大化を予想される明年度予算」「全体として物資力の供給増大には自ずから限度があり、半面国防費を中心とする歳出の膨張は相当程度に上る情勢におかれている点から見て結局国防そのほか政府関係の緊急なる物資の需要に応ずるためには民間の消費はある程度の抑制を余儀なくされる」

日本が中国との全面戦争へと突入したのは、この記事が世に出てから、わずか1週間後のことでした(77の盧溝橋事件)。それ以降、大日本帝国は1945年の破滅的な敗北まで、大きな方針転換を行えないまま、内外で多くの死傷者を出す戦争に邁進しました。
 つまり、桁外れの軍事費増大は、国に平和をもたらさず、その逆となったのです。
 グロテスクなほど軍事費に偏重した予算の成立から85年が経過し2022年の日本人は、そして朝日新聞は、当時の経験から何かを学び取ったと言えるでしょうか?


 当時の大日本帝国では、一人一人の国民は「主権者」ではなく、国防の議論において「守られる対象」でもありませんでした。国防の議論で「守られる対象」は、国の支配層(天皇を中心とする国家体制と秩序=国体)でした。軍人もそれ以外の国民も、支配層を守るために自分の命や暮らしを捧げることを自らの義務と考えるよう教育勅語などを通じて仕向けられ、生活上の不便や苦労が増え続けても従い続けました。
 われわれは、またあの時と同じ場所へ連れて行かれようとしているのではありませんか?


 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか、今はそれを冷静に考えるべき時だと思います。

「路上のX」桐野夏生著

今日「路上のX」読み終えたので、下記のNFSJの企画にはまにあいませんでしたが、この企画と、週間金曜日にも桐野夏生さんの特集があったばかりなので、早速稲武の図書館にお願いして「日没」と一緒に2冊とりよせたのは数日前。つらい話なのですが一気に読みました。

「JKビジネス」とは単にお金欲しさの女の子たちのことだと単純に思っていました。戦争中の慰安婦問題、セックスツアーにも起因する男性の考える女性像。脈々と流れているようです。フラワーデモ(2019年4月に始まった、花を身につけて性暴力に抗議する社会運動)も各地で開催されています。

★7月10日は選挙!  女性議員半分に!!

【NFSJ News vol. 135】7/2オンライン読書会『路上のX』~小説の中のリアルな“現代の人身売買”~開催のお知らせ

人身売買とも無縁ではない「JKビジネス」を背景としたこの作品を、この機会に一緒に読んでみませんか?(読んだ方も読んでいない方も参加できます。)以下、ご案内の詳細です。

SDGsよこはまCITY夏(2022) 参加企画
ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)主催ワークショッ
オンライン読書会『路上のX』
~小説の中のリアルな“現代の人身売買”~

《現代の日本にも人身売買がある!》
私たちは、日本社会に今も人身売買があるという知識はあっても、その実態を“肌感覚”で知る機会はあまりありません。

「路上のX」はこの小説によって、路上に出るしかない少女たちが搾取される人身売買の構造を、リアルに描き出しました。この物語には、読む人をおののかせる“肌感覚”があり、そのリアルさに触れることで、私たちはより深く考えさせられます
何が少女たちを追い詰め、何が大人たちを歪ませるのか……? 読んだ人も、これから読む人も、感じたことをシェアしあい、現実の突破口を探っていく機会になれば、と願っています。

ノット・フォー・セール・ジャパン
Not For Sale Japan
(メールアドレスEmail)  japan@notforsalecampaign.org
(ウェブサイトWebsite)  http://notforsalejapan.org/

〒180-0022
東京都武蔵野市境1-3-4-105 武蔵野境郵便局留め
c/o Musashino-Sakai Postal Office
1-3-4-105, Sakai, Musashino
Tokyo, 180-0022, Japan

以下は、NHKクローズアップ現代でも特集され、その紹介から

『路上のX』は女子高生の性を買う、いわゆる“JK ビジネス”に引きずり込まれる少女たちの物語です。

世間からは「非行少女」とされ、見向きもされない彼女たち。それぞれが、どんな苦しみや葛藤を抱えながら生きているのか、克明に描かれています。

桐野さんは、実際に少女たちがどういう状況に置かれているのか、仁藤さんのもとを訪れ、支援活動の実態を取材。そのときに、印象に残っている言葉があると言います。

 

一般社団法人Colabo 代表 仁藤夢乃さん:

「性搾取の実態や、売春者や売買をあっせんする業者の手口の巧妙さに『すごいものがある』と思われたようです。桐野さんがおっしゃっていたことで印象的だったのは、『現実は小説より残酷ね』って言葉です。私たちが直面している現実の深刻さや、その“痛み”を感じてくださったのかなと思います」

国連事務総長、世界難民の日に声明発表&難民の自宅を訪問(6/20)

サステイナブル・カカオ・ニュース 7月第1号より

◆国連事務総長、世界難民の日に声明発表&難民の自宅を訪問(6/20)

毎年6月20日は、世界難民の日です。国連総事務長のアントニオ・グテーレスはこの日にちなみ、声明を発表しました。現在進行中であるロシアによるウクライナ侵攻を引き合いに出し、第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最大規模の避難民が最短期間で発生したと発表。避難を余儀なくされた人の数は、現在1億人に達しています。同氏は難民危機を “我々の時代の恐ろしい告発 “と呼びました。

また、グテーレス事務総長は、ニューヨーク・ブルックリンに住むイラク人難民、Suzan Al Shammari氏の家を訪問。Shammari氏は現在NGOでケースワーカーとして働いており、グテーレス氏にほかの難民を支援していきたいと話しました。

詳細は下記のリンクをご覧ください。

  • REPUBLICWORLD.COM(インドのウェブメディア)

https://www.republicworld.com/world-news/rest-of-the-world-news/un-chief-visits-iraq-afghan-refugees-on-world-refugee-day-everyone-has-right-to-safety-articleshow.html

6月26日「食の安全を守る人々」上映会&講演会 稲武にて開催

稲武地区イベント報告// おいでん山村センターのFBより

2022年6月26日(日)稲武交流館にて”子どもたちの未来を大切に思う大人たちへ”と題し、映画『食の安全を守る人々』上映会と、新城市の福津農園代表の松澤政満氏の講演会が開催されました。

 

映画では国内外の食に関する活動をしている人たちのレポートを通じ、普段当たり前のように口にする食べ物の背景を知ることができました。また、お隣の国韓国ではオーガニック給食を取り入れていることや、国内でも千葉県いすみ市などの実践例などを見ることができました。

 

松澤さんはご講演で、「虫・微生物・草などと、共存・共生・循環をし、持続可能な農業を実践している。食の安全は原則だ。」と話され、「農園の中でも自然の調節力を実感する。コロナウィルスは地球の調節力のひとつかもしれない。コロナ禍を機に、自然との共生など暮らし方を考えるべき時なのでは」との投げかけました。

 

コロナ禍で家庭菜園など農的なくらしをされる人が増えている中で、松澤さんの「百姓は自分の農園の唯一のデザイナー。農を楽しんでデザインしていって欲しい」という言葉が、土と向き合う気持ちを新たにした人も多かったのではないでしょうか。

 

最後に、三重県の私立愛農学園農業高等学校より参加された先生と生徒が、農を中心に据えた学校生活についてお話くださいました。「居場所を探して入学してくる生徒もいるが、全寮制で動物の命をいただき、栽培した農作物を食べること、分かち合うことを学び、農業人になりたいと志して卒業していく」「卒業生と在校生との繋がりが、持続可能な農業を広げていっている」「有機栽培を教える人材育成が重要」という言葉に、子育て世代の参加者は関心を寄せている様子でした。

 

主宰は「風の庭くらぶ」。この日は大人68名、お子さんも20名あまりの参加があり、会場には大人用のスクリーンとお子さん連れの方向けのスクリーンが用意され、フラットな会場で大人数でも字幕までよく見えるようにと、座布団席、低い座席、椅子席、椅子+座布団席など至る所にボランティアスタッフによる設営の工夫がなされた会場で、幅広い年齢層の観客が集いました。おいでん・さんそんセンターも広報や機材貸出などでお手伝いさせていただきました。

 

食の今を学び、実践者に学び、これから希望を育てて行く学校の話に学ぶ。身近な食から自分達や地域の暮らしを考える充実した会に、参加者アンケートでも「またこういった会を開催してほしい」という声が多く聞かれました。

 

課題を感じた人たちが、少しずつ力を持ち寄って、沢山の人と課題を共有できる場づくりをする。稲武地区の自治力を感じる時間でした。

 

 

新城市福津農園を訪ねて 2022年6月19日 企画:なごや国際オーガニック映画祭実行委員会

なごや国際オーガニック映画祭実行委員会企画

新城市 福津農園を訪ねて

日時:6月19日日曜日

場所:新城市中宇利福津38

福津農園の見学、松澤さんのお話、懇親会

福津地区は「福の滴る津(みなと)という意味の土地

草を刈り取ることで肥沃になった山郷(山里) には 微生物 みみず もぐら など多様な生物が調和して生きています。 緑の葉っぱは機密なソーラーパネルとして心地よさを提供してくれています。不耕起 減農薬 農業を通じて地区で支え合う活動から、有機食材のこと、ゆたかで持続可能なオーガニックなお話しを伺いました。

新城市福津農園にてウコンの花

田植えあとの田んぼにオタマジャクシがいっぱい。9種類のカエルも生息
モリアオガエルの卵も何カ所もあり
フェアトレード・ピープルツリーのオーガニックTシャツ、お揃いを松澤参議夫婦にお祝いプレゼント(中日新聞より中日農業賞を受けられたお祝いになごや国際オーガニック映画祭実行委員会より)
農園見学の前に、松澤さんのお話
6月14日の朝日新聞
「新型コロナさらなる変異の先は」と題した記事の
コピーを頂きました。
それには

ワクチンがウィルスの進化を促すとも考えられる。とあり

「理論的には、ワクチンで免疫を獲得したヒトが増えれば

免疫を逃れるウィルスの変化が早くなる」免疫から逃れて

進化するウィルスは病原性が強くなる傾向がある。という

 

 

松澤さん曰く

コロナウィルスを、排除するのではなく、自然調和的に共生をめざす。

 

毎日有機農産物を食べ、多くの時間を太陽光の下で体を動かし

多くの健康で幸せな人や動物植物と共に生きる百姓は健康でコロナウィルスに感染しても発症し難い。

 

病原ウィルスも少しづつ自然調和的に共存する環境では、人体も必要に応じて抗体をつくり免疫システムを調える。ウィルスが自然に進化しても人体の免疫システムで対応できる。

それは、実際に法廷伝染病のニューカッスル病に対するワクチン不要の養鶏体験があり、彼自身も学生時代や勤め先でもウィルスの研究をしてみえたから言えること。

お年寄りや持病のある人のにはワクチンも必要だが、

人工異物を体内に入れて体調を狂わせたり、自然の免疫システムを混乱させたくない。

 

寄主を死に絶えさせては自分達(病原ウィルス)も生存できないし

寄主が病原ウィルスを保持したまま代をつなぐのが理想。 とお話あり。

 

 

また

以前読んだ本間真二郎さんの本で、子どもに打たせるワクチンも

ほんの数種類でいい。

常にワクチンで早めに早めに対処してくのと違って

自然に得た免疫力は徐々にUPしていくとも書いてありました。

2022年6月19日(日)迄 タイ北部 少数民族ヤオ族 世界で1枚だけの刺しゅう布展 in 南知多

タイ刺繡布の展示会ちらし

手仕事の素晴らしさは、写真ではとても伝えられない。

構図、色の組み合わせ、どこがひと模様なのかわからないくらいに入り組んでいる。現地に行って知ったことだけれど、なんと裏から刺繍するということ!

是非、手にとってこの素晴らしい宇宙のような手仕事をする女性たち=タイの少数山岳民族・ヤオ族の手仕事を見てください。岩屋寺散策も旅行に来た気分。14日は雨でした。それがまたよかった。

日時  6月14日(火)~19日(日) 9:00~15:00
場所  尾張高野山 岩屋寺 讃仏殿
      知多郡南知多町山海間草109番地
主催  フェアトレード風の樹 下村さん(080-6971-0457)

下村知子さん

 

 

 

場所  尾張高野山 岩屋寺 讃仏殿
      知多郡南知多町山海間草109番地
    

6月は環境月間

【6月は環境月間】~フェアトレード・ジャパン 定期レポート~より

 6月5日は世界環境デーで、それに合わせて6月は環境月間です。フェアトレードは環境問題の解決にも大きく携わっています。

例えば、3つある国際フェアトレード認証の基準のうちのひとつに「環境」の基準があります(その他「経済」、「人権」があります)。プレミアムが気候変動対策に使われたり、認証生産者のうち半数以上は環境のためにオーガニック認証も取得するなど、フェアトレードは気候変動対策へも取り組んでいます。

映画3本紹介「FLEE」「アトランティス」」「リフレクション」

「FLEE」https://transformer.co.jp/m/flee/   伏見ミリオン座 6月17日(金)より上映      紹介してます→http://huzu.jp/goods/6786/

英題である“FLEE”とは危険や災害、追跡者などから(安全な場所へ)逃げるという意味である。 主人公のアミンをはじめ周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作

「アトランティス」https://eiga.com/movie/91879/ 名演小劇場 6月25日(土)より上映

ウクライナ映画界の俊英バレンチヌ・バシャノビチが、近未来のウクライナを舞台に、PTSDに悩む元兵士とボランティア団体の女性の交流を描いたディストピア映画。2025年、終戦直後の荒廃したウクライナ。元兵士のセルヒーは戦争で深いトラウマを抱え、空虚な毎日を送っていた。そんなある日、戦死者の遺体を掘り起こして身元確認するボランティア活動に参加した彼は、そこで知り合った女性カーチャとの交流を通し、自らの過去と向き合うようになっていく。2019年・第76回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門作品賞、2019年・第32回東京国際映画祭コンペティション部門審査員特別賞受賞。

2019年製作/108分/ウクライナ
原題:Atlantis

「リフレクション」https://eiga.com/movie/91879/ 名演小劇場 7月1日(金)より上映

現在も続くウクライナ侵略戦争を真正面から描いた、ヴァレンチン・ヴァシャノヴィチ監督、2作品『アトランティス』『リフレクション』同時・緊急劇場公開決定!敵の捕虜となった外科医の運命を、純真な少女の視点を交え、驚くべきショットの連続で凝視した『リフレクション』の深遠さ

ロシアのクリミア半島侵攻、ドンバス紛争が始まった2014年が背景の『リフレクション』は、思いがけない壮絶な運命をたどる外科医セルヒーが主人公だ。兵士たちの命を救いたい一心で従軍医師となった彼は、東部戦線で人民共和国軍の捕虜となり、拷問などの悪夢のような非人道的行為を経験。やがて捕虜交換によって首都キーウに帰還したセルヒーが、失われた日常を取り戻そうと苦闘する姿を、12歳の娘ポリーナ(演じるのは監督自身の娘ニカ・ミスリツカ)との触れ合いを軸に見すえていく。

本作は対照的な2部構成になっている。主人公にトラウマをもたらす人民共和国軍の捕虜収容所での惨劇を描く前半は、おぞましい拷問や移動火葬車による遺体の焼却シーンを、感情を一切差し挟まない 固定カメラで映像化。非戦闘地域のキーウに舞台が移る後半は一転、父娘が織りなす交流劇が象徴的な表現や隠喩を織り交ぜて展開していく。