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ゆっころんのブログ

2026年3月9日 第58回スロー・シネマ&トークカフェ 「風の庭」にて

今回は、山下惣一さんの勉強会

「農の原理は循環であって、成長じゃない。百姓ってのは借金さえしなければ、成長しなくても生きていけるんです。」

明日を切り開くヒントは未来にではなく、人々が歩いてきた跡、つまり人類の歴史の中にある。
農の世界を牽引してきた山下惣一氏の聞き書き。

【第38回農業ジャーナリスト賞受賞】
2022年7月に亡くなった農民作家の山下惣一さんの人生と作品の軌跡を振り返った聞き書き。山下文学、山下農業論・百姓学・哲学のすべてが詰まった力作で選考委員会初の満票での受賞となった。

(プロフィール)令和4年7月に亡くなった山下惣一さん。米やみかんなどを栽培しながら「農民作家」として執筆活動を続け、小説からノンフィクションまで40冊を超える作品を世に送り出した。

山下さんは昭和11年佐賀県の農家に生まれる。中学卒業後、農業に従事。30代で執筆活動を始め、昭和45年、「海鳴り」で農民文学賞を受賞。昭和56年には、減反に揺れる農村を描いた「減反神社」が直木賞候補になった。オレンジの輸入自由化などの影響で長年育てたみかんの木を切らざるを得なくなり、そうした経験を小説などの題材にする。規模拡大や効率化を進める農業政策に疑問を呈し、地産地消こそ進むべき道だと説いた。

書籍「振り返れば未来」から

「食料問題は農家の問題ではなく、かかって消費者の問題である」これはこの50年、

バカの一つ覚えのように繰り返してきた私の投げかけの一つ。

「今に見ておれ、やがて農業する人はいなくなり、日本人は農なき国の食なき民になるぞ」

そう思い、青年の頃からずっと言い続けたんですね、オオカミ少年のように。

青年はアッという間にオジサンになり、今やオオカミ老人となってしまったのですが、

農業を取り巻く現状を見ていると「オオカミは現れた」んじゃないですかね。

今こそ、両手ですくい取りたい山下惣一さんのメッセージでした。

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