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野入日記・カフェ&民泊「風の庭」日記

野入日記2021年9月3日

5時起床。くもり。

台所で、泡たつ、干しぶどうに水をいれた瓶、膨らむパン種、

庭にでれば種から育てた色づくミニトマト、おっと見落としそうなオクラ、種まきから育てる冬野菜の双葉、、、こんな朝を過ごす。

昨晩仕込んだ天然酵母のパン種が膨らんでいた。嬉しい! 昨年はうまくいかなかった干しぶどうからつくる天然酵母。今年は、熱湯消毒とかネットで掲載されているように計らないで、ただ、干しぶどう(オイルコーティングしていない有機栽培)を山の湧き水を瓶にいれただけで、数日後には泡がたちその液でパンを焼いた。

お盆ころから続いているのでこの天然酵母パン作りは半月たった。パン種を半分のこし、新しい酵母の液を追加しながら焼いている。やっぱり美味しい。外はちょっと固め、中身は密な感じでふわふわパンではない。

廊下で庭をみながらの朝食後、雨が降ってきた。室内温度は23度。雨にけむる山々もいい。でも畑仕事ができないので時々は止んで欲しい。

庭のもみじは一部紅葉して落ち葉になり、秋のはじまりのような様子。

お盆のころの長雨以来、山からの湧き水の勢いも上等で小さな池に絶え間なくそそがれていて3~4匹まだオタマジャクシがいる。せいぜい2センチほどのカエルになって森へ帰って行く。モリアオガエルは体調5~8センチには成るらしい。でも夜行性であまりお目にはかかれない。来年も池の上に張り出した枝に卵を産んで欲しいな~。オスの鳴き声は「カララ・カララ」と鳴いた後、「コロコロ」「クックック」と続くという。

蓮の蕾を7つつけた。最後の一つは蕾のままの様子だったので、手でひろげてみたら幾重にも重なった花びらが広がり、あたかも咲いたよう。花びらを一枚一枚開かせる自然の力、営みを想像。どうして最後の蕾は開花しなかったのか? 気温が低いからかな~? 今年は開花時期と、熱がでて体調不良の孫守で留守していて残念だったけど秋には冬越しをしっかりして来年も楽しみたい。

午後

3時半ごろから久しぶりに竈に火をつけた。パンを焼くために。昔の大きな鉄釜が入っていた竈をヤカン一つのせられるように工夫した。パンを焼く時は、直接火が届かないようにトタン・耐熱版を置いた上に、野外用のピザを焼く道具を購入。だから食パン焼くにもパウンドケーキの型くらいしか入らない。プロパンは燃料費がたかくつくので竹の枝や、庭の切り出した木などが燃料となり助かっている。

ここのところ三男の所で買い換えのために不要になった電気オーブンが届いたので、ついなまけて3回ほど電気オーブンで焼いていたけれど、今日は納豆つくるための大豆煮と、水俣のヒジキは30分煮なければならないので、同時にヤカンにお湯をわかすという一度に4種類をセットした。ポット3本分お湯ができるけれどそのうち1本は余熱利用。

休憩時に本を読む。稲武図書館からかりた本2冊。

「おりん口伝」松田解子著小説(1966年)は、明治期に大仙市の荒川鉱山で、鉱員をまとめる一家に嫁いだ没落地主の娘「りん」の半生を描いた。三菱・住友など財閥のもと、鉱山で働く人々の姿がある。足尾銅山の事件も同時代。公害にくるしむ農民の姿もある。鉱山では死と隣り合わせの過酷な労働、労働災害も不注意としてなかなか公災 とみとめられない。日ロ戦争の時代でもあった。小説は68年、女性作家の優れた作品に贈られる田村俊子賞、69年には第1回多喜二・百合子賞をそれぞれ受賞。このごろ昔の女性達の生き方をその時代をのぞきながら読んでいます。

作者松田解子酸の言葉

これは“おりん”一人のことではないのだ。
『・・・もうそのとき50代に入っていたことと、それまでの人生でどれほどの労働者が資本と戦争と時代に痛めつけれたか、殺されたか、まして自分の生い育った鉱山ではどうだったか、鉱山衆全体はどうだったかを考えると寝付かれなくなるような思いだった。・・・・秋田県の、その鉱山近辺の農民の生き様を調べ、明治維新のわれわれどん底の民衆にとっての意義など・・・・・知らされるにつけ、・・・・「これは“おりん”一人のことではないのだ。だからますますお前はこれを書く必要があるのだ。・・・完成まで私は朝も昼も夜も彼ら主人公たちを思ってきた。・・・・かれらの怒り、かれらの号泣、かれらの肋骨のありよう、目やに、ぼろ、あかぎれ、くいっぷり、呑みっぷり、歌いっぷり、などが・・・・」

1960年の安保闘争も忘れない。そして最後に「この作品を最後まではげましてくれた最大のものは、1960年の大きな生の安保闘争であったことも忘れない」と。

 

以前は「われ 弱ければ」矢嶋楫子伝 著三浦綾子 この映画を製作しようという女性がいます。https://www.gendaipro.jp/kajiko_lp/ そのことでこの矢嶋さんを知り読んでみたいと思った。

:「野草の力をいただいて」若杉ばあちゃん食養のおしえ 著若杉友子

『人間は、すごく陽性な生き物で、真っ赤な血液をもち、36.5度の体温をもつ高温動物。そしてまた涙、汗、おしっこ・・・。からだから出るあらゆるものに塩気があるから、。高塩動物でもある。

陽性の体温をもっている人間が、陽性の赤い血と肉をもつ動物の肉を食べると、血液が酸化現象を起こし、高カロリーの高エネルギー過多になって、炎症をおこすようになる。……食べることで招いた災いは、食べることで治していかなければ。

まずは食を日本の和食へ変えるところから。災いの元となる炎症を起こさないようにするには、喰いあらためるしかないね。こころのくい改めと口の喰い改めでしょう』と彼女はコラムで語っています。

夕方

雨が止んでいたので4時半頃 庭の畑にワケギを植える。

また5時半頃、下の畑にゆき、雑草をぬき畝をつくり、デジマというジャガイモの種芋を植える。6時45分頃帰る。夜になると灯る庭に置いてある明かりが揺れていた。

畑は、庭の南と北、下の畑(里芋・サツマイモ・ジャガイモ・粟)、歩いて数分の川のそばの畑(里芋・ヤーコン・落花生・コンニャク芋と今日植えたじゃが芋)、庭の畑はいろいろ~~~。これから白菜のポットからの植え替え・大根・人参を種まき予定。

朝食・昼食は私の担当で、夕飯は夫の担当なので夕方畑にでる。そしてシャワーをして「頂きます」となる。今日は、茶豆入り玄米ご飯と、実だくさんの味噌汁と、カボチャ煮に昨年つけた梅干し。少食がいいと聞くので量は少なめです。夕食後は、仕事をする気になかなかななれず早め9~10時くらいには寝ます。

今日のトピックス

中田敦彦のYou Tube大学で,斎藤幸平さんの「人新生の資本論」4月にやっていたことが今日知り、早速①②みた。さすが、わかりやくす、楽しく学べた。でもなぜか本人の姿が見えずイラストの中田さんが動きながら説明。残念。具合が悪かったのか、内容が濃いので生のように顔出しはなしに,,,,,?

それにしても、いつものYou Tube大学で一気に話しまくるのはすごいと思う。本を理解し、内容を正確に伝え、なおかつ分かりやすく、楽しく!やるのです。

見直しました!

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