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12月2日ATJ(オルター。トレード・ジャパン)HPより バナナのプランテーションで起きていること

あなたが買っているバナナかもしれない??

以下ATJのHPより

バナナ・プランテーションでの農薬空中散布を止めて!

       ~ドキュメンタリー・フィルム「毒の雨」(日本語版)~

2016年12月2日

フィリピン、ミンダナオ島にあるバナナ・プランテーションの一つで行われている農薬空中散布の問題を描いた衝撃的なフィルムです(約11分半、日本語字幕付き)。

舞台は南コタバト州ティボリ町。ティボリ町には、町名の由来となったティボリ族、オボ族、ビラーン族といった先住民族が人口の約70%を占め、標高の高い地域に住んでいます。彼らの多くはトウモロコシや米、野菜、根菜類などを生産する農民でした。

2003年、現地資本のAMS社がプランテーション開発を計画すると、農地を25年間リースし、プランテーション労働者として働く道を選びました。このプランテーションは2009年、日系企業であるスミフルに経営権が移り、甘みがのった「高地栽培バナナ」として日本国内でも販売されています。

ティボリ町で空中散布が始まったのは2011年、町の中心部に近いエドワード村で始まりました。徐々に拡大する空中散布に対して、健康被害や暮らしへの悪影響を心配する住民の声が高まりました。このフィルムはダバオ市にある環境NGO、Interface Development Interventions Inc.(IDIS)が制作し、2015年6月9日、プランテーションにおける空中散布禁止法令制定を求めて、フィリピン政府下院環境委員会公聴会で上映されたものです。

このフィルムで描かれている内容は、カトリック教会が、2014年9月、ティボリ町の3村で実施した医療調査ミッションの結果に基づいています。

調査では農薬の空中散布がもたらす健康被害や影響について、住民からさまざまな声が寄せられました。

  • 子どもを含む多くの住民が空中散布で飛散した農薬を浴びた経験がある。農薬により、腎臓、肝臓、呼吸器系の病気や頭痛、皮膚や目の病気などの症状が出ている。
  • 一つの村では2014年、3カ月の間に3名の死者が出ており、住民は農薬の影響を疑っている。
  • 水牛、牛、豚や鶏といった家畜、犬などが空中散布期間中に死亡した。
  • 住民は、汚染をおそれて自家栽培用野菜や果物を食べないようになった。
  • 子どもは農薬の飛散をおそれて屋外や校庭で自由に遊べなくなった。
  • 屋外に干した洗濯物も農薬の匂いがする。

住民は決して会社にこの土地を出て行けと言っている訳ではありません。雇用の機会を提供してくれている会社には感謝しているとさえ述べています。住民の願いはただひとつ、健康被害をもたらしている農薬の空中散布を会社に止めてもらいたい、ということです。空中散布の様子と住民の切実なアピールをぜひご覧ください。

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