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【10/17(月)】完成記念オンライン上映会(参加無料) 静かな汚染、ネオニコチノイド ―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?

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【10/17(月)】完成記念オンライン上映会(参加無料)
静かな汚染、ネオニコチノイド
―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/221017.html
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植物の根や葉から組織全体へと浸透移行して作物を害虫から長く守
とされる浸透性農薬《ネオニコチノイド》。
1990年代以降、主流の殺虫剤として、日本国内でもさまざまな作物の
栽培に用いられています。
しかし、その普及から約30年、当初想定されていなかった多くの問題
が指摘されています。
水に溶けやすい性質を持つネオニコチノイドは、ひとたび使用されると、
容易に河川や地下水に移行します。
そして、農業その他の用途で使用が広がった結果、日本でも「もは
検出されない河川を見つけることが難しい」
と言われるほどに水系汚染が進み、生態系の崩壊を加速させているのです。

さらに、近年の研究で懸念されているのが、その人体への安全性です。
昆虫の神経に対して強く結合する「選択毒性」を持つことから、「ヒト
には比較的安全」と言われてきましたが、ヒトを含む哺乳類の神経伝達や
成長途上の神経の発達にも影響を及ぼすことが解明され始めているのです。
静かに目に見えないかたちで生態系にも人体にも忍び寄る浸透性農薬。
その脅威から未来を守るために、私たちに何が問われているのか。

浸透性農薬ネオニコチノイドのはらむ問題について生態系への影響と人体
への安全性の両面から迫った、PARC制作の新作映像作品
『静かな汚染、ネオニコチノイド―浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?』
を上映。

上映後には、ネオニコチノイド問題に日本で早くから取り組まれ、本作にも
企画段階から関わられている星川淳さんに、地球環境をめぐるさまざまな
危機の中でこの問題をどのようにとらえるべきか、また、私たちがいま
どのような選択と向き合っているのかをお話しいただきます。

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■日時:2022年10月17日(月)19:00~20:40

■開催形態:ZOOMによるオンライン方式
※参加者同士の顔の見えない「ウェビナー・モード」で開催します
ご参加いただくにあたって、マイク・カメラは必要ありません。

■参加費:無料

■プログラム

・開会あいさつ
・『静かな汚染、ネオニコチノイド』上映(40分)
・上映後トーク「ネオニコ問題の底を探る」(30分)
星川 淳(abt代表理事)/聞き手:八木亜紀子(PARC理事/DEAR職員)
・質疑応答(15分)
・閉会あいさつ

■スピーカー

星川 淳(作家・翻訳家、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト 代表理事)
1982年より屋久島に在住し“半農半著”生活のかたわら、国内外のさまざまな
市民運動・環境保護運動に携わる。
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン事務局長を経て、2010年末より現職。

八木亜紀子(PARC理事、NPO法人開発教育協会〈DEAR〉職員)
国際協力NGOや中間支援組織を経て、2007年よりDEAR職員。
広報や教材作成、ワークショップのファシリテーターなどを務めている。
2017年度よりPARC理事。

■申込方法:
下記ウェブフォームよりお申込みください。
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/221017.html

●申込締切:2022年10月17日(月)17時
※締切後にお申込みいただいた場合、参加リンクの送付が開始時刻
間に合わない場合がございます。余裕をもってお申込みください。

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●上映作品概要:
『静かな汚染、ネオニコチノイド
――浸透性農薬は〈いのち〉に何をもたらすのか?』
監修:苅部治紀/平久美子
監督・撮影・編集:山口勝則
企画・協力:アクト・ビヨンド・トラスト
制作:アジア太平洋資料センター(PARC)
2022年/40分
DVD 予約受付中!(2022年10月上旬発送予定)
本体2,000円+税(図書館価格:本体15,000円+税)

●作品詳細・購入
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/neonic.html

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■共催
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト(abt)
特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)

■お問合せ:
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL:03-5209-3455
E-mail:office@parc-jp.org

2022年11月6日(日)「食の安全を守る人々」上映会&「なごやの給食の未来を語ろまい♪」山田正彦講演会

2022年11月6日(日)「食の安全を守る人々」上映会&山田正彦講演会

『なごやの給食の未来を語ろまい♪~』

こどもたちの食と環境を守り、わたしたちの未来を切り開くために、日本の農業を変えていくために、オーガニック給食から始めようと全国のお母さんたちが動き始めています。

2022年からみどりの食料システム戦略が打ち出され、2050年までに有機農業面積を50倍にする目標があり、この度、元農林水産大臣を招いてお話を伺います。名古屋市長との対談も企画し名古屋市の給食の現状と未来も語って頂きます。

 「食の安全を守る人々」上映会 & 山田正彦氏講演会・名古屋市長対談 

『食の安全を守る人々』の映画を企画した山田正彦さん(元農水大臣)が来名して講演、名古屋市長との対談も予定しています。10月26日開催の「全国オーガニック給食フォーラム〜有機で元気!〜」の様子もお話頂きます。

10/26イベントの申込→https://organicschoollunchforum-1026.peatix.com/

\\アーカイブ配信あります!!//
当日参加いただけない方も、フォーラム終了後アーカイブ配信がありますので
ぜひお申し込みください!

【日時】2022年11月6日(日)

映画上映:10時15分~12時

講演会&対談:13時半~16時

 

【会場】名古屋市教育館(東区)

3階 1、2、3研修室(一体利用)

【映画】「食の安全を守る人々」(103分)上映

先進国では日本だけ大幅に規制緩和されている農薬、隣国の韓国で開始したオーガニックの給食。日本の食と日本人の健康は、今どうなっているの? マスコミではほとんど報道されない、食の裏側に迫るドキュメンタリー映画。

監督:原村政樹 プロデューサー:山田正彦 企画・制作:一般社団法人 心土不二

【講演】 山田正彦氏

弁護士・元農林水産大臣・一般社団法人心土不二代表

【対談】 河村たかし名古屋市長

 

【会費】映画と講演1500円・講演のみ1000円・映画のみ500円

高校生以下無料

【定員】150名(定員になり次第、締切)お子さん連れOK

 

【申込】https://ssl.form-mailer.jp/fms/e6eea597758846

                                  申込受付中!

子どもさん同伴の方は、年齢も記載の上、送信してください。

【主催】名古屋の学校給食をオーガニックにする会

【後援申請予定】名古屋市・名古屋市教育委員会・名古屋市環境課

【協賛】なごや国際オーガニック映画祭実行委員会

【お問合せ】huzu@huzu.jpまたは 土井(携帯:090-8566-2638)

 

 

2022年10月29日(第5土曜日)第19回 だらっと憲法カフェ in「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」

第19回 だらっと憲法カフェ  in「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」

★19回だらっと憲法カフェ1029チラシ

    『ジェンダー平等はなぜ頓挫?』

~統一教会と与党政権が理想とする家庭と教育~

【内容】

1990年代には、国は選択的夫婦別姓を法制化する準備ができていた。

学校では男子も家庭科の授業を受けることになった。男女混合の生徒名簿を作成した。歴史教育では、太平洋戦争で、日本軍が多数の女性を慰安婦とした事実を教えた。

ころが30年後の今、家庭科の共習だけはまだ続いている様子だが、男女混合名簿は足踏み、日本軍の慰安所政策は教えない。選択的夫婦別姓の結婚制度は実現しない。中学校の性教育は大きく後退した。

統一教会の信者さんたちが草の根の活動を熱心にした。自治体の公募に応募して男女共同参画推進委員になり、「家庭」や「性教育」のあり方を「ジェンダー平等」思想を排除するために自民党の地方議員と一緒になって、「青少年保護育成条例」や「家庭教育支援条例」の制定に熱心に取り組んだ。「個人」よりも家父長的な「家族秩序」を重視する思想を条例に反映した。

私たちは、子どもたちに、何を教えたいの?妻は夫に従う。弟は兄に従う。子供は親に従う。その道徳を教えたいのか?統一教会は「家庭」重視を謳いながら多くの家庭を破壊してきた。その切り結ぶ大切なことを、話し合いたい。憲法24条、13条について学び合おう。

問題提起 たかだ洋子(岐阜大学修士、論文はジェンダー論

【日時】2022年10月29日 (第5土曜日) 10:00−12:30

【場所】「八事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」 070−1619−6435 地下鉄八事駅2番出口から徒歩10分

【会費】 500円(お茶持参)

【定員】 10名まで(要申し込み)どなたでも参加OK

【主催】 だらっと憲法カフェ

【申込】 土井ゆきこまで  huzu@huzu.jp  090-8566-2638

2022年10月23日(日)14~16時 タイトル「パレスチナのオリーブと環境」~なごや環境大学 後期講座~

パレスチナに関わって30年、暮らしや仕事を通して

共に未来をつくってきている皆川万葉さんのお話会です。

     仕事が毎日の元気の素!

というパレスチナの人たちとつなぐパレスチナ・オリーブ

パレスチナの人々の日常の暮らしと私たちがつながるオリーブ・オイルのお話を聞いてみませんか?

1本のオリーブオイルをたどったら アラブ系・ユダヤ系の「融和」にhttps://www.asahi.com/articles/ASP983TFRP8SPISC00S.html

朝日新聞に掲載された記事 ↑

☆☆☆☆☆☆なごや環境大学 後期講座☆☆☆☆☆☆☆

★2022年10月23日(日)14~16時

タイトル:「パレスチナのオリーブと環境」

講師    :皆川 万葉 (パレスチナ・オリーブ代表)

内容  :オリーブオイルにまつわるパレスチナの女性を暮らしと環境で見つめます。今後のフェアトレードの10 年を語り合いましょう。

皆川万葉さんのワークショップはフェアトレードに興味のある方がお勧めです。これまでパレスチナ支援に関わり、オリーブオイルの日本での販売をフェアトレードで行ってきました。東日本大震災の被害を受けながら、今年仙台市内で再び新しい活動をはじめました。

会費  :1000円

会場  :正文館書店5階ホール(東区東片端町49)

定員  :30名

申込  :電話:052-981-9512 またはEメール:sugimoto@aift.jp (担当:杉本正次)   まで。参加を希望される方の氏名及び連絡先電話をお知らせください。
締切  :予約優先で締切りは各開催日の1週間前までです。
主催  :NPO法人 地域国際活動研究センター(CDIC

★同年11月27日(日)14~16時 タイトル「多文化共生のゲームPOLITIKO 体験!」

講師 白川 陽一 (Keramago Works 代表)マレーシア生まれのカードゲーム、「POLITIKO(ポリティコ)」を体験し、政治、文化、生活環境など多文化共生について理解し、学ぼう。

会場:オゾンアベニュー会館2 階(北区大曽根3 丁目13-17)定員20名

★同年12月18日(日)14~16時

タイトル「10 年後の環境と自分を「想像・創造」する」

講師 蟹江 哲太郎 (南山大学大学院生 人間文化研究科)参加者の想い、価値観、希望を見つめ、共有・対話
を行う中で、今の自分をより向上させる社会環境を描きましょう。

会場:オゾンアベニュー会館2 階(北区大曽根3 丁目13-17)定員20名

● 会場 ※講座により会場が異なりますのでご注意ください。正文館書店5階(住所東区東片端町49)は名古屋市地下鉄 桜通線 高岳(たかおか)下車 1番出口より北へ徒歩5分です。

オゾンアベニュー会館2階(住所名古屋市北区東大曽根町3丁目13-17)は名古屋市地下鉄 名城線「大曽根(おおぞね)」下車 地下鉄改札口からユタカドラッグ地下店舗横のE6階段かエレベーターで上がり左側すぐです。1階はおおぞね鮨店です。
●参加費は皆川講座1,000円、白川講座と蟹江講座各500円です。(大学生以上)
●申込方法 申込先は電話:052-981-9512 またはEメール:sugimoto@aift.jp (担当:杉本正次)まで。参加を希望される方の氏名及び連絡先電話をお知らせください。どうぞ、よろしくお願いします。予約優先で締切りは各開催日の1週間前までです。
主催 NPO法人 地域国際活動研究センター(CDIC)

★2022年10月23日(日)14~16時 タイトル「パレスチナのオリーブと環境」

講師 皆川 万葉 (パレスチナ・オリーブ代表)

オリーブオイルにまつわるパレスチナの女性を暮らしと環境で見つめます。今後のフェアトレードの10 年を語り合いましょう。

会場 正文館書店5階ホール(東区東片端町49)

定員30名

9月25日足るを知る「タルシルCafe」第3回 メイド・イン・バングラデシュとフェアトレード 

9月25日タルシルcafe企画チラシ

今年の4月に上映された「メイド・イン・バングラデシュ」は、縫製工場での労働環境と賃金の改善に挑む一人の女性の姿を描いた映画。その内容からまずは今の現状を知り、フェアトレードの服制作とどのような違いがあるのか、バングラデシュへ2回行ったゆっころんの話を聞きます。

身につけるものは、環境に配慮されているのか、作る人の職場や暮らしはどうなのか、安くていいものを手にいれることが「ラッキー」なことなのか、一緒に考えてみませんか?

日時:9月25日(日)10時10分~12時

場所:風”s またはその近辺

参加費:500円

定員:8名(先着)

顔のみえる店~FAIR TRADE風”s(ふ~ず)

〒461-0015 名古屋市東区東片端町49 正文館書店本店2F奥 TEL&FAX : 052-932-7373

MAIL: huzu.fairtrade2@gmail.com →メールQR

申込みは、9月25日タルシルcafe企画チラシからメール または、SNSのDMから 「名前、希望人数」を書いて 送ってください。

今年の猛暑も未来と比べると「最も涼しい夏」になるかも? グリーンピース・ジャパンより

世界の猛暑被害

今年の猛暑も未来と比べると「最も涼しい夏」になりかねません。
以下転送

金海初芽(グリーンピース・ジャパン) <greenpeace.japan@act.greenpeace.org>

今年、日本だけでなく、世界中で災害級の猛暑が続いています。

 

ヨーロッパ各地で大規模な山林火災が相次ぎ、暑さのために千人以上が亡くなっています。

イギリスでは空港や鉄道の設備が暑さで故障し、一部の運行が中止されています。

 

北極圏では平均よりも30度以上、南極圏では40度以上高い異常な気温が観測されました。

これほどの高温がもし続くことがあったら、北極や南極の生態系はどうなるでしょうか。

 

オーストラリアでは6万ヘクタールもの森が焼けてしまいました。

アルゼンチンでは80万ヘクタールが焼ける大火災が発生しました

干ばつのため、アフリカでは1000万人以上の子どもが健康を脅かされています

 

詳しくはブログで  ←世界の様子がわかります。

なごや国際オーガニック映画祭「友の会」9月9日(金)上映会のお知らせ

スロー・シネマ・カフェ提唱の辻信一さんインタビューのDVD最新の上映会

「友の会」はオーガニックに興味のある方、オーガニックな生き方を求めている方ならどなたでも参加できます。

を開催します。

【内容】レイジーマン物語ータイの森で出会った”なまけ者” with 辻信一 (アジアの叡智) 71分

タイ北部カレン族の民話のヒーロー「レイジーマン」が現代によみがえった。 中南米の動物ナマケモノに出会ってから25年。ぼくはタイ北部の森で、 今度は、自らを”
なまけ者”と呼ぶ人間たちと不思議な縁で結ばれ、スローライフの極意を伝授された。 ーー辻信一

少数民族を襲う戦争、麻薬、貧困…、自然破壊の危機の中から立ち上がり、カリスマ的な指導者となった男、ジョニとその一家の物語。
その知恵と愛が、危機に立つ人類の未来を照らす。美しい映像と音楽がインタビューを一層引き立てる。

【日時】 2022年9月9日(金) 18時半~20時15分くらいまで

【場所】あいちNPO交流プラザ 小会議室

ウィルあいち2F奥

名古屋市東区上竪杉町1

https://www.aichi-npo.jp/1_annai/1_NPO_plaza/4_access/sinplazakoutuannai.html

【会費】 500円(上映料金一人ナマケモノ倶楽部へ送金)

【定員】 10名まで(要申し込み)3名以上で開催

【申込】 huzu@huzu.jp

090-8566-2638 土井まで

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
なごや国際オーガニック映画祭 実行委員会
HP http://niffoa.jpn.org/
Facebook http://www.facebook.com/nicfoa.jp
Twitter https://twitter.com/nicfoa
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7月30日は、国連が定めた「人身取引反対世界デー」ノット・フォー・セール・ジャパン ニュース vol. 136J より

ノット・フォー・セール・ジャパン ニュース vol. 136J
Not For Sale Japan News
2022年7月30日(土)July 30, 2022
“I am not for sale.
You are not for sale.
No one should be for sale.”
-=-=-=- -=-=-=- -=-=-=- -=-=-=- -=-=-=- -=-=-=- -=-=-=- -=-=-=-
NFSJ News 読者の皆さまへ Dear NFSJ News Readers
(For English, please read the separate email vol. 136E )

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今年も7月30日の人身取引反対世界デーにちなんで、NFSJでは今日から数日おきに、シリーズでNFSJの活動をお伝えしていきます。ぜひウェブサイトをご覧くださいね。

http://notforsalejapan.org/looking-back-at-nfsj-cafes

今日7月30日は、国連が定めた「人身取引反対世界デー」。この機会に、今後1カ月間さまざまなテーマから、NFSJスタッフが印象に残っている回を振り返ってリポートをお届けします。

 

第18回だらっ憲法とカフェ 7月30日(第5土曜日)in 「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」

★220730第18回だらっと憲法カフェチラシ

第18回 だらっと憲法カフェ  in「 八事のカフェ ⭐ 紅茶の時間 ⭐ 」
    『難民問題を わがわがこととして考えられますか?』

【内容】 3つの映像を提供します。それをみて話し合いましょう。

6月20日は、世界難民の日でした。国連事務総長は、第二次世界大戦以降、ヨーロッパで最大規模の避難民が最短期間で発生したと発表。避難を余儀なくされた人の数は、現在1億人に達しています。(日本の人口は1億2000万人)

日本人も原発が爆発するとか、米中戦争が勃発するとかになれば、国内避難ではすまないこともありうる。

時代は今、世界全体が不安定な時代へと突入しています。

気候変動のために。紛争や戦争のために。

1970年代の小松左京の『日本沈没』が図書館で貸し出し増えている。とてもリアルな時代になったのだ。火山・地震・津波、洪水、旱魃。さらにミサイル防衛が引き起こす反撃に遭えば、原発が爆発するとか。私たちも国内避難ではすまないこともありうる。

脱出する側、受け入れる側。自分自身がどちらの側になるのか決まってはいない人類はこれをどう乗り切るのか。人の心に潜む差別する心が問題をさらに複雑にしている。問題提起の映像をいくつか見ながら話し合っていきたい。難民に関する人々の無関心が、危険です。

【日時】2022年7月30日 (第5土曜日) 10:00−12:30

【場所】「八事のカフェ ⭐紅茶の時間⭐」 070−1619−6435 地下鉄八事駅2番出口から徒歩10分

【会費】 500円(お茶持参)

【定員】 10名まで(要申し込み)

【主催】 だらっと憲法カフェ

【申込】 土井ゆきこまで  huzu@huzu.jp  090-8566-2638

 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか?

一つの意見として以下転送

https://imidas.jp/jijikaitai/c-40-150-22-06-g615
「日本もウクライナのように侵略される」というのは本当か 山崎雅弘(戦史・紛争史研究家)

2022/06/30

「防衛力はもっと強化すべき」という世論の危うさ

朝日新聞が20223月中旬から4月下旬に、全国の有権者3000人を対象に郵送で行った世論調査によれば、「ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本と日本周辺にある国との間で戦争が起こるかもしれない、という不安を、以前より感じるようになったか」との問いに、80%が「感じるようになった」と回答したそうです(2022619日の朝日新聞DIGITAL版記事より)。


 この問いに対する「とくに変わらない」との回答は、19でした。
 また、これに続く「日本の防衛力はもっと強化すべきだ」との問いには、64%が「賛成」または「どちらかと言えば賛成」との回答で、朝日新聞(記事には署名なし)はこの二つの結果について「有権者はウクライナの侵攻を受けて、防衛力の強化に理解を示しているようです」と書いています。


 けれども、私はこの世論調査の結果と、それに対する朝日新聞の認識の甘さ(ぬるさ)に、危ういものを感じます。


 かつてこの国では、実質的な国の指導部である軍部とそれに同調する政治家が「自国を取り巻く安全保障上の危機」を理由に、桁外れの軍備増強を行い、それが結果的に日本を「戦争の道」へと向かわせたことがありました。


 昭和12年度(1937年)の予算案では、総額303900円の半分近い141000万円(前年比31%増)が、軍事費に充てられることになっていました。この総額は、後に28億円に削減されましたが、削減の対象は民生分野ばかりで、陸海軍費は実質的に削減なしでした。


 こうした軍事費の大幅増額を正当化する上で、国民向けに広く流布されたのが、「非常時」や「準戦時」などの危機感を煽る言葉でした。


 当時の日本国民の多くは、軍部が要求する膨大な「陸海軍の予算」が本当に国を守ることに繋がるのか、軍部が国民に説明する「危機」や「非常時」が本当に現実を正しく反映した言葉なのかを、自分の頭で検証できる知識を持ちませんでした。

その結果、ただ軍部や政府の言うことを素直に信じ、「日本という国を守るためなら、自分たちの生活よりも軍備が優先されても仕方ない」と思い込み、我慢する道を選んでしまったのです。


 では、1937年から85年後に当たる、2022年の日本はどうでしょうか。一人一人の国民が、政府や「元自衛隊幹部」らの言うことが本当かどうかを自分の頭で判断できる、安全保障問題に関する「適切な知識」を持ち合わせているでしょうか?

軍事的にきわめて難しい「日本上陸作戦」

2022224日に、ロシア軍がウクライナへの侵略戦争を開始すると、日本国内では「ある種の人々」が水を得た魚のような勢いで、防衛費つまり軍事費の増額と、装備兵器の増強を盛んにアピールするようになりました。


 彼らは、ウクライナで起きているような「侵略」が、今すぐにでも日本に対してなされうるかのような「イメージ」を盛んに流布し、国民の不安を煽り、その不安を解消するには「防衛力の増強」しかないのだ、と信じ込ませようとしているようです。


 けれども、近現代の戦争史や紛争史を長く研究してきた者として、今の日本社会でなされている短絡的な「危機意識の扇動」には強い違和感を覚えます。彼らの語る論を仔細に観察すると、ウクライナと日本が置かれている歴史的・政治的・地理的・軍事的状況の大きな違いをきちんと説明せず、「日本がウクライナのようになってもいいのか」という脅しに重点を置いていることに気づくからです。


 たとえば、ロシアのプーチン大統領がウクライナへの実質的侵略を正当化する大義名分として挙げるのは、ウクライナ国内のロシア系住民の保護(ネオナチによる迫害を除去する「非ナチ化」)や、ロシアとウクライナの歴史的一体性(帝政ロシア時代やソ連時代に同じ大国を構成していた)などですが、中国や北朝鮮と日本の間には、そのような「侵略を正当化できる大義名分」は存在しません。


 また、ロシアとウクライナは地続きで、比較的簡単に国境を越えて軍事侵攻を行えますが、中国や北朝鮮と日本の間には広い海が存在しており、侵略の難易度は飛躍的に高まります。


 この「地続きではない」という事実は、国防を考える上できわめて重要で、大規模な兵力を無事に渡海させ、相手国に上陸して敵軍と戦う「着上陸侵攻作戦」の難しさは、元寇の失敗からも明らかです。あのヒトラーですら、フランスから目と鼻の先にあるイギリス本土への上陸侵攻をあきらめる判断を下しました。


 中国軍は、国共内戦末期に大陸の付近で行った小規模な上陸作戦(1949年の金門島上陸など)を除けば、広い海峡や海を越えて大規模な兵力を他国に上陸させた経験がなく上陸させた大部隊の補給を長期にわたって維持できる海上輸送力の保有も確認されていません。


 今回のウクライナでの戦いでは、北部からキーウ(キエフ)に侵攻したロシア軍地上部隊は、兵站(食糧や弾薬、燃料など、作戦継続に不可欠な補給物資)輸送路を脅かされて進撃を停止し、結局キーウに到達できずに撤退を余儀なくされました。もし中国軍が台湾や日本に上陸侵攻すれば、兵站維持の難易度は、この数倍から数十倍になるはずです。


 日本には、訳知り顔で「安全保障問題」を語る人が大勢いますが、その中には「戦争」と「戦闘」の違いを理解できていない人も少なくないように思います。


「戦闘」とは、戦闘機やミサイル、軍艦、戦車などによる、局所の「戦い」であり、前線兵力の数や兵器の性能などの優劣が勝敗を分けます。これに対し、「戦争」は開始する上での大義名分(政治的正当性)や兵站計画とその実行準備、長期化した場合の経済的負担や政治指導者に対する国内世論の変動など、さまざまな要素が関わる「戦略的問題」です。


 こうした観点から見ると、ロシア軍がウクライナへの侵略を開始した20222月以降の東アジア情勢で、北朝鮮や中国の日本に対する「軍事的脅威」が、それ以前より「大きく」高まったと考える材料は特に見当たりません。

中国や北朝鮮の目的は「日本侵攻」ではない

そうは言っても、実際に北朝鮮は各種のミサイル発射実験を日本近海で頻繁に行っているし、核兵器の開発も続けている。中国は南シナ海への「海洋進出」を行って勢力圏を拡大し、3隻目の空母を含め陸海空の最新兵器を導入して軍備の増強を進めている。これらの動きを見れば、日本に対する「脅威」が高まったという認識は、間違いとは言えないのではないか?


こんなふうに思われる方も少なくないと想像します。メディアの報道、特にNHKニュースの報道をそのまま素直に受け止めれば、北朝鮮や中国の「軍備増強」に、日本が圧迫されているかのような「イメージ」が視界に出現します。


 しかし、ここで一度立ち止まって「北朝鮮や中国は、何のために軍備増強を行っているのか」を考えてみてはどうでしょうか。
 たとえば、北朝鮮が国民生活を犠牲にして進める、ミサイルや核兵器の開発目的は何なのか。


 日本に侵略して領土を拡張するためではありません。侵略の大義名分も、部隊を日本に上陸侵攻させる能力も、北朝鮮は持っていません。


 その対象は事実上、かつて朝鮮戦争(1950年に勃発、1953年に停戦)で自国を存続の危機に追い込んだアメリカただ一国であり、アメリカが自国の国家体制(指導者である金一族を中心とする国家体制と秩序)を軍事力で打倒することを阻止する目的で、米本土を攻撃できる大陸間弾道弾(ICBMを含むミサイルや核兵器の保有を進めているのです。


 つまり、日本列島の在日米軍基地を別にすれば、北朝鮮の指導部にとって、日本は「眼中にない」のです。米軍と切り離した形で日本を攻撃する理由は見当たりません。


 中国の場合も同様で、軍備増強の第一目的は「日本を攻撃するため」ではなく、「アメリカと戦争になった場合に有利な状況を創り出すため」です。中国は、インドとの国境紛争や無人島の奪取を別にすれば、領土拡張目的の対外侵略を、一定数以上の人が住む領域に対して行ったことがありません。


 国共内戦末期に軍事力で支配下に置いた、チベットとウイグル(新疆)については、同化政策を「文化的な侵略」と見なしたり、それに従わない住民の迫害や虐殺を「人道的な侵略」と見なすことが可能ですが、国際関係の文脈では、チベットもウイグルも当時は独立国としての地位(他国の外交的承認)を持っていなかったので、国連を含む国際機関は今でも、両地域の問題を「中国軍による他国への侵略」でなく「中国国内の人権侵害や虐殺」という形式で批判しています。


 かつて清国の領域内だったチベットやウイグルと違い、日本は過去に一度も、清国を含む中国の領域に併合された歴史がありません。従って、中国軍が日本人の住む日本列島に軍事侵攻を行う大義名分がありません。


 近い将来に、日本が中国と戦争する可能性は存在します。一つは、無人島である尖閣諸島をめぐる領土紛争。そしてもう一つは、何らかの理由で勃発した米中戦争に日本が巻き込まれるという展開。しかし、ウクライナでのロシア軍の苦戦と戦争の長期化は、習近平政権に、紛争や戦争を自国が起こした場合の「戦略的なマイナス面」を再認識させているであろうと考えられます。

軍事費の増大に抵抗できなかった1937年の帝国議会

193737日付の大阪朝日新聞朝刊2面のコラム「天声人語」は、冒頭で述べた予算審議における当時の衆議院の対応について、次のように批判しました。

「二十八億円の厖大予算は、ついに申し訳の付帯決議で、衆議院を通過することになってしまった。最初は三十億円だったのが二十八億円に減ったのは、いうまでもなく結城『興銀蔵相』が地方交付金の削除によって地方農村を見殺しにした結果にほかならない。


 軍事予算に至っては少額の『見合わせ』以外一銭一厘の削除も加えずそのまま鵜呑みにしてしまったのだ。


 ここで事柄を是非ハッキリさせておかねばならぬのは、衆議院が心からこの尨大軍事予算を至当と認めて鵜呑みにしたわけではなく、反対する勇気を欠くために渋々ながら協賛したという一事についてである。これは少しも憶測ではない。(中略)
 議会とはそもそも何をする機関か、心にもない屈服と、腑甲斐ない悲鳴に終始する場所といわれても返す言葉はあるまい」

また、同年630日付の大阪朝日新聞朝刊1面の見出しは、「画期の予算編成方針決まる」「『金』と『物』の両建て」というもので、前日の閣議で承認決定された昭和13年度(1938年)の予算編成方針について、次のように報じました。

「国防充実の必至と物価騰貴の真っ只中に、未曾有の尨大化を予想される明年度予算」「全体として物資力の供給増大には自ずから限度があり、半面国防費を中心とする歳出の膨張は相当程度に上る情勢におかれている点から見て結局国防そのほか政府関係の緊急なる物資の需要に応ずるためには民間の消費はある程度の抑制を余儀なくされる」

日本が中国との全面戦争へと突入したのは、この記事が世に出てから、わずか1週間後のことでした(77の盧溝橋事件)。それ以降、大日本帝国は1945年の破滅的な敗北まで、大きな方針転換を行えないまま、内外で多くの死傷者を出す戦争に邁進しました。
 つまり、桁外れの軍事費増大は、国に平和をもたらさず、その逆となったのです。
 グロテスクなほど軍事費に偏重した予算の成立から85年が経過し2022年の日本人は、そして朝日新聞は、当時の経験から何かを学び取ったと言えるでしょうか?


 当時の大日本帝国では、一人一人の国民は「主権者」ではなく、国防の議論において「守られる対象」でもありませんでした。国防の議論で「守られる対象」は、国の支配層(天皇を中心とする国家体制と秩序=国体)でした。軍人もそれ以外の国民も、支配層を守るために自分の命や暮らしを捧げることを自らの義務と考えるよう教育勅語などを通じて仕向けられ、生活上の不便や苦労が増え続けても従い続けました。
 われわれは、またあの時と同じ場所へ連れて行かれようとしているのではありませんか?


 日本人が真に警戒すべき脅威は、国の外と内のどちらにあるのか、今はそれを冷静に考えるべき時だと思います。