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ゆっころんのブログ

富山妙子~戦争の記憶を刻み、社会や芸術を問い続けた画家

京都精華大学ギャラリーリニューアル記念展「越境ー収蔵作品とゲストアーティストがひらく視座」 2022.06.17 – 2022.07.23

会場 京都精華大学ギャラリーTerra-S

2022年7月19日雨の京都へ

週間金金曜日 7/1 1383号 の記事を読み

表紙の絵=富山妙子最後の大作≪始まりの風景≫

戦争の記憶を刻み、社会や芸術を問い続けた画家

富山妙子と「越境」展を見に出かけた。

~昨年99歳で7亡くなった富山妙子は、戦争と植民地支配の記憶を刻みながら、美とは何か、芸術とはどうあるべきか、画家の使命とは、という根源的な問いを生涯発し、格闘しし続けた。…………… (1383号記事より)

今回初めて、富山妙子さんの絵画と出会った。今回は4枚の出展。

・皇民化教育・忠の絵文字(「20世紀へのレクイエム・ハルピン駅」から)

・祝 出征 (「20世紀へのレクイエム・ハルピン駅」から)

・”昔はよかった”(「20世紀へのレクイエム・ハルピン駅」から)

・『桜花幻影Ⅱ』 故松井やよりさんの遺志を継いで設立された、アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam 東京・早稲田)に寄託された作品。生前の朋友の一人だったそうです。私も松井やよりさん大好きでした

『富山さんは、旧満州(中国。・東北部)の大連・ハルピンで少女時代を過ごした。「帝国の植民者の娘」として。朝鮮人の人たちに自分は加害者であったとの認識が、富山の戦後の出発点であり、今後も加害者であり続けるのかという問いかけが、画家人生の原点ともなった』という。

韓国の軍事独裁政権に抗う民主化闘争に強い共感を抱いていた富山は71年秋、「写生」を装った韓国旅行でソウル刑務所に収監されていた背負い時半の徐勝(ソ スン)と面会する。拷問に耐えかねて自殺を図り、顔面に大火傷をしていた徐の姿に衝撃を受けたとの記事もあり、

私が少し前に読んだ『子どもの涙』徐兄弟事件で知られる元韓国政治犯徐勝・俊植兄弟の末弟がふりかえる、本を唯一の友にした幼きころから青春時代にかけての「読書遍歴」著者の徐 京植は二人の兄を持つ末の弟。そんなことでもつながっていき、彼女の著書 https://tomiyamataeko.org/publication も読んでみたい。

若きころは会いたい人に会うために出かけた京都、JAZZ喫茶「しあんくれ~る」や「ビッグ・ビート」は当然閉店で今はないけれど、百万遍の「進々堂」は3年くらい前に境町画廊 https://sakaimachi-garow.com/blog/へ菊本照子さんのお話会で行った時に寄ったので健在。 15年前三男の下宿探しに雪の降る3月に出かけ、彼が無事6年間過ごし終えた京都がまた次への出会いを招いた。

週間金曜日のお陰かなあ~、以前半年契約でとっていたけれど、ピースボートに3か月乗船のため一旦断っていてそのままだったが、昨年稲武の人に勧められ、また女性の選挙権について気になる記事があり定期購読再開。

新聞・TVはここ数年ないけれど、「週間金曜日」は、大事な情報源です。

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