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イギリスでは、今年は女性の参政権100週年

6月30日(土)10~12時 フェアトレード・ショップオゾンさん2Fにて

”小さなお話会”が講師をたかだ洋子さんをお願いして開催しました。

先回は3月31日「オーバービーさんを偲ぶ会」と題して、九条をこころから愛したオーバービーさん(2017年享年91歳)を偲んで、彼の生きてきた人生を振り返り、今私たちは何をこころするか問いました。なふたうん新聞102号で紹介

■6月30日今回のテーマは「女性議員が増えると何かいいことあるの?」

6月18日中日新聞の県内版に女性参政権運動発祥の地イギリスのマンチェスターを訪れた記事がありました。女性社会政治同盟が設立された場所です。講師の洋子さんも参加しています。

・イギリスでは、今年は女性の参政権100週年という節目に、庶民院女性議員200名の大台達成の勢いで迎えた。

立法でクォータ制を導入した国、政党の自主的クォータの国があり、イギリスは後者で労働党が勝つと女性議員が増えるというかたちで、マンチェスターの市議会は男女がすでに半々。

知らなかった言葉が順次でてきました。

*サフラジスト ミリセント・フォーセットたちの地味な運動は、国会への陳情が中心であったが、政治家達は口約束ばかりで、現実の進展はなし。

*サフラジェット エメリン・パンクハーストは「女性社会政治同盟」を1903年に発足させた。映画「未来を花束にして」で紹介される戦闘的な戦術で女性参政権への世間の注目を集めた運動。電線の切断や、郵便ポスト、家屋の爆破などを行い、刑務所へ送られると、劣悪な状況との闘争に注目を集めるためハンガーストライキ(断食によるストライキ)を行ったなど。

「Deeds  not   Words  言葉ではなく行動を」というスローガンで体当たり戦術のような運動。

ジェンダー・クオータ 積極的差別是正措置(PA)、形式上の平等だけでは改善が進まない事態に対処するために、強制的に女性の割当数を決める。国連の女性差別撤廃条約では、女性を割り当てしてもその措置は差別ではないと条文にある。

パリテ(男女同数制)の実践はフランス

パリテ・デモクラシーの原理 男女同数の候補者を擁立することは「女性優遇」ではなく「民主主義の要請」であり「機会の平等である」

日本国憲法で女性の地位も戦前とは随分違うけれど、そのありがたみを充分に感じていない自分と、洋子さんのいう以下のいかに日本の女性議員が少ないかという現実も世界と照らしあわせてみていなかった自分を思う。

「 見慣れた風景に疑問を感じることは、なかなか難しい。

議員は男性のイメージが長年の間に刷り込まれているから人々はあまり疑問に思わない。しかし一度気がつくと、あまりのいびつさに、驚く。

女性も数名ほどいるが、男以上に男並みになった女性だけがその世界で生き残っていると思われます。

日本の法律は女性たちの生活を守るものになっていますか。

社会の半数の経験を反映させないで運営されている社会が健全に発展できますか。

日本社会の病根があるとすれば、ここに解決の糸口があるかもしれない。」のメッセージに目とこころを開く機会を得ました。

身近にこのように話を聞くことができる勉強会があることに感謝。今後も熟女高田ようこ・杉本てるこ・土井ゆきこの三人で”小さなお話会”を東区大曾根のフェアトレード・ショップオゾン2Fでお茶をのみながら開いて行く予定です。

次回は9月29日

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