9月は13・14・15日と千種区の若水中学校で授業を3日しました。13日は公開講座で教育委員会の人も三人、マスコミの取材もはいり中日・朝日新聞にも掲載されNHKでも放送されたようです。
今日9月25日名古屋外国語大学の講座を終えて、野入へ来ました。講師の依頼を受けてことしで5~6年目です。
現代国際学特殊講座
「国際ビジネスマンがみた国際社会ーグローバル社会をいきぬくた めに」
というお題でビジネスマンが登場するなかで
私は「フェアトレードは自分の生き方を問う」と題して話をするので場違いかな~と思いつつ、でもこれから国際社会にむけて仕事をしようとする人に、世界の現状をフェアトレードから伝えることは重要だと思っています。
私は、国際ビジネスマンでもなく、グローバル社会を生き抜くより避けるほうの話なんですが….でも、やっぱり学生さんたちには必要な情報だと思います。
今回は、1時間の講義内容を少し組み変え、2007年に私の行ったメキシコのトセパン組合のことを時間をとって話しました。
具体的なフェアトレードの実例が伝わったと思います。2010年に愛知県国際交流協会と共催で一年をかけて講座やワークショップを企画した「森を育てるフェアトレード」のなかでトセパンのレオナルドさんを招聘したその時の講座内容から、トセパンの精神性の高い活動を紹介することができました。
小学校・中学校・高校でのワークショップと共通の児童労働についても、幸運にも奴隷から解放された子どもの手記を読みました。やっぱり知らないことは知らないので年齢の差なく心をゆさぶられたようです。
最後になぜこの仕事をはじめたのかの話もして1時間、そして質疑応答20分で90分の授業でした。
余裕をもって望めたので、早く話すこともなく、自分としてはゆったりペースで(疲れる話し方ではなく)話すことができてよかったと思うものの、部屋の中の雰囲気はよくつかめなかった。一般聴講者(中高年で20名くらい)も見えるのでちょっと学生さんたちだけとは違うやりにくさも少し感じました。
一般聴講生の男性から、夫の理解はあるのかという質問がありました。旅行について夫は「ノー」と私に言ったことはなく、協力的。私も「行ってくるからね~」って感じなんですが…。
「今日も一緒に学校へきて終わるのを待ってます。今から一緒に稲武にゆきます」と答えました。そう!考えてみれば生産者9ヶ国(2回行った国もあり実際は13回)そしてピースボートと、男性からみたら「よく許したな~」という感想だったかもしれない。実のところ、ラオス行きの時に、行くか行かないか迷っていた時、夫は「行ったらいい」と後押しすらしてくれるのです。今ある私の行動歴は彼の「ノー」といわない人であるおかげで、恵まれているんだとあらためて感謝する日となりました。
講義を終えて
学校から頂いた題とは全く違う「命を大切にする仕事を~」 とよびかける内容なので、あれでよかったのかな~~~?と思い思い稲武・野入へ。
すぐにPDFで送られてきた35名ほどの感想。女性はおおむね4段階評価の一番上の「とても良かったの評価」、人数は少ない男性の感想は、丁寧に書かない字が多く読みづらく、一番上の評価もありましたが「ま~良かった」「普通」の評価。
女性達の読みやすい字で書いた感想を読み、講座はあの組み 立て方でよかったとほっとしています。
小学高学年でも大学生でも、知らないことは知らないので児童労働に関しては同じような伝え方でもOKだと思いました。やっぱり伝える必要があると。
但し
フェアトレードの説明は、大学ではきちんとしました。そして私が実際にフェアトレードの現場へ行った経験の話をすることで私にしかできない授業になったと思う。
前の晩は、緊張してかなかなか寝つけず、も~緊張することはいやだな~と思ったけれど(歳を重ねるとストレスに弱くなるのだと思います)
感想を読んで、やっぱり伝えなければ!この講座を知ると知らないとではこの先人生
違ってくると思います。
言葉をうけとったかどうかわからないけれど、宇宙旗をさして私達は「生かされている命」であるということも伝えたつもりだったけれど、かなり多くの情報が1時間の内にはいったので、最後のほうは、うにゃむにゃだったかも?
ともかく、やり終えた満足感と学生さんたちの手応えのある感想にほっとするゆっころんです。12月は瑞穂区の中学校で3日連続授業を担当する予定。